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Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

サキの旅

 今夜はポルトガル旅行の報告を少し・・・。
 旅行の中盤で立ち寄ったナザレという町についてです。

 言い伝えによれば、4世紀にイスラエルのナザレから一人の聖職者が聖母マリア像を持ち込んだことにちなんで町の名がついたという事なのですが、ようするにイエスが幼少期からほとんどの時期を過ごした町、ナザレとは何の関係も無い町ですが、名乗っちゃうところが凄い。

 で、写真はこの町の売り、大西洋に面した長い砂浜です。

ナザレ01

 早朝、まだ日が登る前で暗いせいでしょうか?ピントが甘くなってしまっています。
 今回の旅行で一番悩まされたのはカメラの不調です。カメラマンの腕も良くないのでしょうが、オートフォーカスの癖にしばしばピントが甘くなってしまうのです。特に光量が不足している時に上手くいかない事がありました。
 でも不思議な雰囲気に撮れていましたので、ここにUPしておきます。

 低気圧の影響か、沖から大きな白波が押し寄せています。
 上空に光っている丸い物は月なんですが、この後日の出と共に沈んでいく予定です。
 誰もいない夜明け前の砂浜、波の音だけが大きく響いている様子を想像してみてください。
 サキは目の前が大西洋だという事だけでも興奮するのに、大きな白い波、遙かまで続く広い砂浜、遙かに見える灯台、断崖、その上に見える町、すべてのシチュエーションに大興奮でした。

ナザレ08

ナザレ02

 波打ち際まで行って波にも触れたのですが、もう少しでずぶ濡れになってしまうところだったですよ。危ない危ない。
 砂は珊瑚礁ような白では無く、その辺の岩石が砕けた物のようですので、黄土色というか茶色っぽい色合いです。南の国のリゾートとは雰囲気が違います。
 今の時期は泳げませんのでリゾート客は少ないですが、夏になると浜辺は賑やかになるそうです。
 浜辺はア・プライア地区と呼ばれていて、サキ達はここに泊まったのですが、リゾートとして売出し中ではあるものの、大きな魚市場が有ったり、早朝からそのへんでたむろしている漁師さんと思われるお爺さん達に「ボン・ディア」と声をかけられて笑顔を向けられたり、まだまだ漁師町の雰囲気が残っていました。怖そうな髭面なのに笑顔が可愛いんですよ。
 残念ながら魚市場はイースター休暇でお休みでしたが・・・。

 朝食のあと、さっき断崖の上に見えていたオ・シーティオ地区へとバスで登りました(本当は2つの町を結ぶクラシカルなケーブルカーで登りたかった)。
 ここが旧市街で、ナザレの町はここから人が住み始めたらしいです。
 海賊どもから町を守るためにはこんな断崖の上の方が都合がよかったようですね。
 日本だったら津波から逃れるためにも、こういう立地はマネをするべきかもしれません。
 この旧市街にある教会は12世紀に騎士の命を聖母が救ったという伝説上の奇跡(騎士が深い霧の中を進んでいると急に聖母が現れた。驚いて馬を止めると足元は断崖絶壁だった)を記念して建てられたそうですが、そりゃー建てもするわな~と思うぐらい断崖絶壁でした。

ナザレ04

ナザレ03

 サキは実は高所恐怖症ですから、(前にサグラダファミリアの螺旋階段を下るときに改めて実感しました)騎士が馬を止めたという伝説の場所から崖の下を覗いて、肝を冷やしたのでした。
 首筋から肩にかけて本当にキューンとします。

 イースターだからでしょうか?教会の入り口はいっぱいの花で飾り付けられていました。なかなか可愛らしい!

ナザレ05

 そしてまた可愛いお爺さんに出会っています。
 観光客用に豆菓子を売っているのですが。そこにいらっしゃったお爺さんです。

ナザレ06

 いい笑顔でしょ?
「あんな風に歳を取らなきゃな」と先が感心しきりでした。

 最後はナザレで食べた夕食です。

ナザレ07

 マイワシ(オオバ)の塩焼きですね。大きいです。
 日本人にとってなんということの無い素材(人によっては怒り出すかも、なんて余計な心配でしょうか?)なんですが、これがまた美味いんです。
 新鮮なのでしょう。身離れがよくて食べやすかったですし、鱗までがパリパリに焼けていて美味しかったですよ。
 まだまだ発展途上、素朴な町でしたが、サキの印象には強く残った町でした。

2018.05.28
 なお、写真の一部について少しだけ加工しています。ご了承ください。
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テーマ : つぶやき    ジャンル : 小説・文学
 
 

Comments

 
サキさんの旅行記、第一弾ですね。

海岸の写真、とても印象的ですね。
ちょっと荒涼とした感じがあって、ぽつんと写っている人物のおかげで旅情を感じます。
二枚目の流木もいいな~。

崖の上から俯瞰したナザレの町、そこそこの規模がありそうですね。白い壁とオレンジの屋根は、南欧って感じがします。

それにしても、崖の上の建物って、敷地の下まで抉れてません?
サキさんじゃなくても、足が竦む感じです。眺めは良さそうだし、海賊や津波の心配はないんでしょうけど、いろいろな意味でここには住みたくないかな~(笑)

豆菓子屋のお爺ちゃん、いい味だしてるなぁ。きっと豊かな(金銭じゃなく)人生だったんだろうな。
けど、夕食がイワシの塩焼き三尾に、じゃがいもって。ちょっと寂しいというか、栄養が心配……

第二弾、楽しみにしています。
TOM-Fさん 
一枚目なんかどこにもピントが合っていませんよね?
先に「カメラマンの腕が悪いんじゃない?」と怒っていたんですが、よく見てみるとなんだか不思議な感じに写っています。
妙に気に入ってUPさせてもらいました。
人物は消去して一旦加工したのですが、消してしまうとバランスが悪くなってしまうんですよ。
やむを得ず人物自体をぼかす処理をして残しました。

俯瞰したナザレの町、きっと南欧の雰囲気なのでしょうが、まだ早朝です。太陽が燦々とまでは降り注いでいませんので、若干涼しそうなイメージですネ。
崖の上の町、日本だったら建物を建てられないような位置に建ってますね。
確かにこの町の端っこの方には住む気になりません。皆さん住んでおられますけど・・・。
でも欧州ってこういう町が結構あるような気がしています。

お爺ちゃん。実は豆菓子を買ってあげたのでこんな笑顔だったりして・・・。
でも、素敵な顔でした。

あ、夕食はこれ一品だけじゃないんですよ。ご安心ください。
レストランのおっさん、5匹くらいは皿に乗せようとしたので、3匹で勘弁してもらいました。ジャガイモも半分くらいにしてもらったし・・・。
そんなに食べたら他の料理が食べられませんからネ。

コメントありがとうございました。
 
サキさん、おかえりなさい^^(今頃ですが)
本当に、ものすごく幻想的な写真ですね。最初見た時、絵画かと思いました。
あの女の子がすごくいい感じで雰囲気を作ってくれています。サキさんなのかな??と一瞬思ったり……。
砂浜のすぐ傍の、美しい街並み。素敵だなあ。
まだ素朴な感じが残っている分、情緒がありますよね。
豆菓子売りのおじいさんが、めちゃくちゃかわいい( ;∀;)
うん、あんなふうに陽気に歳を取りたいもんです><

まだ旅行記、続きがあるかな? 楽しみにしています。
ちょっと不調だったというカメラも、グッジョブです。
limeさん 
ただいまです~。
少しだけ春の雨にたたられましたが、楽しかったですよ。
ま、世の中晴れた日ばかりではないですからね。いろんな景色が楽しめて良かったということで納得しています。

あのピンぼけ写真を誉めていただいて嬉しいです。
一見絵のように見えるでしょ?でも写真なんですよ。ボロカメラ、グッジョブ!(これってやっぱり故障?)
あ、あの人物、かなり念入りに加工されていますから、ひょっとするとサキかもしれませんよ。
消してしまうつもりだったのですが、バランスが悪くなってしまうんですよ。

そして素敵な感じの町ですよね。
ポルトガル全般に言えることでしたが、ナザレという町は人も含めて素朴な感じで、サキはとても気に入りました。

旅日記については、また記事の間隔が開いたらUPすることもあるかも・・・。
今のところそんな感じですね。

コメントありがとうございました。
こんにちは 
コメントが遅くなってしまいました。いやいや、サキさんはまとめて旅行記を書かれないので、こうして小出しにされる記事が結構ツボです。写真も、ただありのままを伝えるというよりも、その感情を伝えるような感じで面白いですね。私の場合、写真は記録なので、あんまり芸術的にはならないので、ちょっとこの雰囲気に酔いしれました。
私もサキさんかも?と思ったのですが、となるとカメラマンは先さん? アップにすると、本当に絵画のようですね。
その街の印象って、こんな風に絵画のように脳の中に残るのかもと思いました。

そして、鰯ですね!
ポルトガルに行ったのはもう随分昔なのですが(だってリスボン万博の年)、その時も魚料理が美味しかったのを思い出しました。そうそう、日本人にはよく合いますよね。私が行ったときも、ナザレではありませんでしたが、こんな感じで広場で豆を売っている人たちがいい笑顔をしていました。あまり変わっていないんだろうな。
また時々小出しに写真など見せてくださいね!
彩洋さん 
小出しにすると言うよりも、まとめて書けないんですよ。
心に残った部分をバラバラにチョコチョコと・・・そう、サキの気まぐれプロットという感じですね。
写真が絵のように見えるのはただの怪我の功名で、結局はカメラマンの腕が悪いんです。
もちろん、カメラマンは先なんですが、本当に腕が悪いと思います。
今回も相当数がピンボケでした。何をやってるんだか・・・。
カメラの調子(性能)が悪いということもあるのかもしれませんが。
でもこの写真、ボケ味と色合いはとても気に入っています。
日の出直前(ポルトガルは必ず山から日が昇るので日の出は少しゆっくりです)、光量の不足する中、不思議な感じに撮れています。

はい、まんま、イワシの塩焼きですね。
レモンと赤ピーマンが少しだけ色を添えていますが、基本は日本のと同じ味です。
ポルトガルはスペインと比べても、まだまだ垢抜けしていないと思います。
この素朴な感じ、徐々に薄れていくのかもしれませんが、なるべく保っていてもらいたいものですね。
よそ者の勝手な思いなのかもしれませんが・・・。

コメントありがとうございました。

 
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