Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

センチのバトン

1、自己紹介

 自己紹介?今ここでですか?名前と性別から?年齢も・・・ですか。
 え~っと、普段はセンチって呼ばれてます。女の子です。でも本当の名前は うつくしいさと(美里)と書いて「みさと」と読みます。
 なぜセンチかって?「美里」はミリと読めるからなんだけど・・・え?ミリはセンチじゃないって?そりゃそうですよね。実はこのあだ名、母がつけたんです。だから、ミリじゃ小さすぎて可哀想だから10倍にしたんだそうです。だからセンチ。どうして10倍かって?意味不明?あだ名なんてそんなもんなんじゃないですか。
 年齢は16歳、何でもない町に住む普通の高校2年生で、電車で2駅先の学校へ通いながら退屈な高校生活を送ってました。ついこのあいだまではね・・・。


2、好きなタイプ

 彼氏は一応いるんだけど、こんなんでいいのかなって最近ちょっと悩んでます。あ、奴のことじゃなくって、わたしのこと。わたしが奴に相応しいのかな?って思うことがあるんです。
 奴は背が高くって綺麗系だし、運動神経もそこそこだし、ちゃんとわたしのことも考えてくれているし、優しいし、でもわたしはこんなだし・・・人間、釣り合いってものがあるでしょ?
 奴は同級生だけどわたしよりずっと大人なんです。だから凄く差を感じちゃうんですね。
 それにこの間から奴はわたしとのデートよりも討論集会を優先するようになったんです。国際情勢なんかを討議する集会で、部活の一環だから大切だって事はわかるんだけど、あっちがああしたからこっちはこうする、こっちがこうだからあっちはああすべきだなんて、まるでプロの政治家のようにいがみ合っていても何も始まらないと思うんですよね。でもこういう討議って、鋼みたいな神経がないともたないじゃないですか。そんなタイプの人は尊敬できるけど、好きなタイプとはちょっと違うな・・・そんなふうに感じてます。


3、自分の好きなところ

 う~ん・・・自分で言うのもなんだけどけっこう可愛いところかな。奴もそう言ってくれるからきっとそうなんだろうって信じてます。
 それと思いやりのあるところかな。
 だから、“なんとかファースト”ってガンガン押してくるのは好きになれません。自分の事を主張する事は必要だし、遠慮することは無いと思うんですけど。品位ってものも必要だと思います。


4、直したいところ

 好きな所と絡んでくるんだけど、優柔不断な所かな。
 他人への思いやりは、時として自分の主張と対立してしまうんですよ。
 だからバランスを考えないと、わたしの場合は自分の主張を引っ込めてばかりになっちゃう。
 そういう時、わたしって優柔不断だなって思います。難しいな。
 最近、あれっ?て思うことが多いんです。軍のインターンが始まっていたり・・・いつのまに軍になったんだろう。国防について語る会なんてのが出来ていて、そのキャンペーンがすごく威圧的だったり、学校での生活集会への参加や生活提言の暗誦が実質的に強制になっていたり、無届けの集会が開きにくくなっていたり、フラフラと流されてばかりじゃいけないなと感じてます。


5、何フェチ?

「フェチ」って、よくわかりません。わたしはそういうの、無いと思うんだけど、奴は軍事フェチなのかな?なんだか勇ましいことを時々言ってるから。
 え、使い方が違う?軍事オタクってのが正しいの?
 じゃぁフェチってなんだろう?


6、マイブーム

 ここんとこ、コーヒーに凝ってます。これが今のわたしのマイブーム。自分で焙煎したりしてね。
 でもコーヒー豆の産地、コーヒーベルトって言うんですか?そこで紛争が頻発して、収穫量が減っちゃってるのが頭痛の種なんです。今コーヒー豆、高いんですよ。


7、好きな事

 空想に耽ることかな。
 この世界だけは自分の思うとおり、予定調和で展開できますからね。
 殻の中にいる限り世界は平穏なんです。


8、嫌いな事

 最近体育の選択科目になった“銃剣道”かな。あれどう見ても小銃でしょ?あんなものかまえてみんなで一斉に「やー」なんて突き出すの、見ていてゾッとします。竹刀と同じだ、と言われてもねえ。
 それと、人付き合いかな。
 人間ってよくわからないです。でも付き合わないでは生きていけないですからね。
 それなのに、どうしてこんなにいがみ合うんだろう。たぶんお互いの心の中が見えないからなんだろうなぁ。だから、お互いを思いやって・・・なんて絵空事なのかもしれないですね。
 世の中の争い事が絶えない事、これも嫌いな事ですね。
 貧富の差が大きいのも問題だと思うけれど、わたしにどうしようもないもの。最近は宗教すら問題のように思えてきます。


9、読者に一言

 読者にですか?もし今居る世界が物語の中の世界なら、別の物語の登場人物になりたいです。できるなら、平穏なラノベの世界がいいですね。胸キュンストーリーで、もちろんわたしがヒロインの。ツンデレもいいかも・・・。
 あ、これを読んでいるあなた。あなたがいる世界は、わたしが感じている“不安”を感じることの無い世界ですか?まだ。


10、次を指名する。

 このインタビュー、自分のいる世界では完全に秘匿されるって聞きました。
ですから、本音を喋っちゃっても大丈夫みたいですよ。興味を持たれた方、どなたでもどうぞ。
 まぁ今のところこれくらいなら漏れても全然問題ないけど、周りの目が変わるし、法改正の度にうるさくなってますからね。


2017.04.07
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テーマ : 自作小説    ジャンル : 小説・文学
 
 

Comments

おお~ 
バトンのお持ち帰り、ありがとうございます。
これ、書きだすとけっこう乗ってきて、面白いでしょ。

そして、あの衝撃作の子ですね!
ふむふむ、設定秘話というか、このバトン回答そのものが、作品の補完になっているわけですね。
センチの年齢相応の悩みだけでなく、作品世界とリアルワールド双方での世界情勢への不安感が、あらためて浮き彫りになっていて興味深かったです。
ラストの問いかけ、笑って済ませられないなぁ。最近、なにかと物騒ですからね。嫌だ、嫌だ……。
TOM-Fさん 
バトンありがとうございました。
楽しませていただきました。

あ、衝撃作って言ってくださってありがとうございます。
TOM-Fさんが名前からバトンにはいってらっしゃいましたので、美里そしてセンチのことが思い浮かびました。
このところ情勢不安定なのもあって、彼女の物語を補完しておきたくなったんです。
サキ自身がフラフラと流されてばかりじゃいけないなと感じたんです。
ラストの問いかけはセンチだけでなく、もちろんサキの問いかけでもあります。
感じていただいて、嬉しかったです。

コメントありがとうございました。
こんばんは〜 
こんばんは。

センチできましたか。
銃剣道にセンチが反応するのは、なんだかわかるなあ。なんだかますます「なんだかなあ」な感じですよね。

個人的には、センチの彼氏のように、討論したり真剣に考える事は、センチが考えている不安な未来に対抗する唯一の突破口のはずなんですが、それを胡散臭く感じてしまう「ある国の人びとに浸透している考え方」そのものが、その国の一番深い闇なんだろうなあと思います。

なんだかバトンなのに、作品同様に深く考えさせられてしまいました。
 
あ、バトンだ~、と気軽に読み始めたんだけど、これはなかなか深いものを背負ってますよねセンチ。
センチの朝は、平和な時に読むのと、国の情勢に不安を感じている時では受け取る重みが違いますよね。まさに衝撃作。
センチの恋は、ラノベのラブストーリーのようにはいかないかもね><

センチの世界も、私たちのリアル世界も、平和でありますようにって願います。

久々のバトン、楽しかったです。
私もお借りしようかな^^(めっちゃおバカモードになりそうだけど(笑))
夕さん 
TOM-Fさんのバトンを読ませていただいているうちに、センチで書いてみようって思いました。
最近また悶々とすることが多くなっていたので、もう一度センチを登場させておこうと思ったんです。
銃剣道?・・・なんで?どうして?なんです。

センチは元来軟弱高校生なんです。
なかなか熱血漢にはなれません。
少しは変わろうとしているようですけど。
彼との仲がどうなっていくのか設定はありませんが、センチがどう変わっていくか、にかかっているのでしょうか?

コメントありがとうございました。
limeさん 
バトンは面白いですよね。
でも今回は少し実験をして、シリーズの一編としても使えるように書いてみました。

センチは軟弱高校生ですから、ラノベの世界の主人公が憧れなんですね。
でも、そんなに上手くいかないというのはちゃんとわかっていて(当たり前か)変わっていかなけりゃ、と思っているようです。
彼との距離も開いていっていますし・・・。
もちろんセンチもサキも世界が平和であるように祈っています。

コメントありがとうございました。
あ、limeさんも是非やってみてください。誰が登場するんでしょう?
これはいいですね! 
うん、確かに、小説本編とこのバトンが組み合わさってひとつの物語になっていますね。なるほど、バトンの使い方のお手本みたい。そうそう、本編の補足もしているし、さらに補強もしているし。
日常のちょっとした部分で静かに動いている何か……このバトンでさらに不気味さが増したというのか、センチ自身も「おかしいな」と思いながらそこに染まって嵌まっていきそうな、そんな怖さがありありと出ているようです。
今「なんで?」と思っていることであっても、そのうち当たり前だと思うようになってしまうことが怖いですよね。
彩洋さん 
彩洋さん、ありがとうございます。
バトンを書いているうちに思いついて、こんな実験作品に仕上げてみました。
ここのところまたまた不穏な空気が拡がっていますので、思いを形にしておきたかったですし、そのためにセンチのお話しを補強しようと思ったのです。なんだか嫌ですよね。
行け行け・・・と勇ましい展開が好まれるときは、これまでろくな事が無かったんですもの・・・。
なんとか上手く納まることを祈っています。

彩洋さん、超お忙しそうなご様子ですね。
コメントも遠慮しちゃいますよ。
無理をなさらないでくださいネ。

 
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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
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