Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

物書きエスの気まぐれプロット(25・後編)北極星に祝福を・・・

Stella/s月刊Stella 2017 2・3月月合併号参加作品

北極星に祝福を・・・

 ルルは13歳だった。この町にたった一つある国民学校の7年生で、家業である雑貨屋と宿屋を手伝いながら通っている。俺はここに宿を取って今日までの3日間、昼間のうちは情報収集のために町のあちこちを歩き回り、夕方になると店の手伝いをしているルルの横に座って、ルルを手伝ってやったり、やって来る客の話し相手になったりしながら、ルルと話をする機会を持つようにしていた。
 ルルはあまりコミニケーションを取ることが上手ではないが、レジ打ちやフロントでの業務は正確で早い。真面目過ぎる性格のせいで愛想無く見えるが、思いやりのある優しい心の持ち主だった。母親は彼女が小さい時に何らかの事故で亡くなっているようだが、詳しい事情は聞きだせていない。
「なあルル」俺はレジの前に座って真っ直ぐに店内を見つめているルルに声をかけた。町をうろついてもいっこうに解決しない疑問に業を煮やした俺は、思い切って実力行使に訴えることにしたのだ。
 俺は何も無い極寒の辺境に観光にやって来た変わり者、そういうレッテルを張られ、町では結構有名人になっていたが、いくら気安げに接しても住民たちはそう簡単には心を開いてはくれなかった。店内に客の姿はなく、クラフは町の会合に出かけていて暫くは帰ってこない。
『ん?』という感じでルルの顔がこちらを向く。
「ずっと気になっていたんだが、ちょっと質問してもいいか?」
 ルルは小さく頷いた。
「俺の部屋もこの店もそうだけど、この町では暖房に蒸気を使っているよな?」
 ルルは少しだけ目を見開いてまた小さく頷いた。
「配管が傷んで蒸気が漏れたりして管理が大変だと思うんだが、なぜ蒸気暖房なんだろう?」
 ルルは何を考えているのか答えない。
「俺が来た日も軍用車かなんかに配管を当てられて、クラフが修理に走り回っていただろう?なぜこんな面倒なシステムなんだ?」
「分からない。昔からそうだから」ルルは生真面目に答えた。
「じゃぁ、蒸気はどこで作ってるんだろう?ずいぶん町を歩き回ったがそれらしい設備はないんだ。ルルは何か知らないか?」
 ルルは俺の方へ顔を向けたまま黙っている。沈黙の時間が流れ、返答は帰ってこない。
「そうか・・・」俺が諦めてルルの傍を離れようとしたとき、ルルがおもむろに立ち上がった。
 カウンターに座る俺の横を通り過ぎ、店の入り口に“閉店”の札をぶら下げてから鍵をかけ、そのまま通路を進んだ。そして壁の前で振り返る。どうやらまた『ついてこい』という事らしい。俺はゆっくりと立ち上がり、ルルに近づいた。
 壁には人1人がなんとか通れるくらいの小さなハッチが埋め込まれていた。それは壁に一体化されていて、一見してそこに通路が有る様に見えない造りになっている。
 ルルは小さなハンドルを回しハッチを開けた。ハッチはパッキンを備えた水密構造になっている。水圧に耐える必要が有るとは思えないがハッチは分厚く、ヒンジの部分がその重さに耐えかねて不快な金属音を立てた。
 奥は下に降りる階段になっていて、ルルは照明をつけて降りて行く。俺は後を追った。
 階段には2度の踊り場と折り返しがあった。相当に下ったように思えた時、地下空間が開けた。そこには空間いっぱいに、はみ出さんばかりの大きな黒い塊が置かれていた。それは円柱形の巨大な構造物で、何本もの配管がそこから突き出している。
「ここで蒸気が作られているのか?」俺はルルの方を向いた。
「そう」ルルは静かに頷いた。
 この黒い構造物はおそらく俺の探していたものだ。『こんな所にあったのか』灯台もと暗しとは正にこのことだ。俺はその構造物に近づくとそっと手を触れた。
「それは北極星型原子力潜水艦の原子炉ユニットだ」突然上から声が降ってきた。
 見上げると階段にはクラフの姿があった。「やはりそれを探していたんだな」クラフは俺とルルの姿を確認するとゆっくりと階段を下ってくる。
 俺はクラフが階段を下りきるのを待った。ルルも動きを止めた。
「サトルはこれをどうするつもりだ」
「出来れば記事にしたいと思っている」俺は覚悟を決めて正直に話した。
 クラフは階段を下りきると原子炉ユニットを見上げた。「サトルはコイツがなぜここに有るのか、ある程度知っているんだろう?」
「核兵器削減条約の結果だと考えている」
「ああ、それが主な理由だ。数を減らすためにたくさんの原子力潜水艦が退役になり、大型の艦に置き換えられた。核ミサイルも多弾頭の物に置き換えられ廃棄された。そして核廃棄物が大量に発生したんだ」
「処理には膨大な金がかかる」俺が付け加える。
「そしてこの国には金が無い」クラフが返す。
「だから?」
「とりあえず纏めて置いておくことにしたのさ・・・」
「こっそりと」今度は俺が返す。
「そう、こっそりとだ。サトルはナバートに何があるのか知っているんだろう?」クラフはニヤリと笑った。
「断片的な情報から推測しているだけだが・・・」
「あそこの北にはたくさんの核廃棄物や廃棄炉が眠っているのさ。その中で最も程度の良かったこのユニットがここに置かれたんだ。そしてこの町全体に蒸気と電気を供給している」
「危険性はないのか?」
「ユニットは完全に安全な物だ。でなければ潜水艦には使えない。ただし適切な管理とメンテナンスが必要だ」
「なぜ、この町に置かれたんだ?」
「ここの住民を黙らせるためだ」
「黙らせる?」
「ナバートの北に核廃棄物の保管地区を作ったとき、見返りとしてこの町に与えたのさ」
「原子炉をか」
「まだ夢のエネルギーと言われていた時代だ。安全性なんか気にする奴は居なかった。反対に大いに歓迎されたぐらいだ。最果てのこの町に、いきなりセントラルヒーティングと電気がやって来たんだからな。それにナバートに軍の基地が出来て大勢の人がやって来た。彼等にも生活があり日常がある。町はさらに潤うというわけさ」
「なるほど」
「この子の母親も核廃棄物処理の研究者としてナバートにやって来たんだ。幼いこの子を連れてな。この町、アイェナにとっては夢のような時代だった」
「だった?」
「そう、夢は続かなかった。まず、原子炉の廃棄処理中に放射線が漏れ出す事故があって、その時にこの子の母親が犠牲になった」
「この子の?」俺はルルの方を見た。ルルは慌てて目を逸らした。
「クラフはルルの父親じゃないのか?」俺はクラフの物言いが気になって訊いた。
「オレは・・・」クラフは一瞬言い淀んだが続けた。「本当の父親じゃない。オレはこの子の保護者だ。長年北極星型原潜の機関長だったオレは、北極星型原潜が退役した時、この原子炉ユニットを飼い慣らすためにこの町へ派遣されたんだ。オレとこの子の父親は同じ部隊で親友だったんだが、もうその時は亡くなっていた。だから、母親が亡くなったとき、オレが保護者を引き受けたんだ」
「それで?」俺は続きを促した。
「あの事故から全ては負の連鎖に陥った。全ての廃棄されたユニットは老朽化し、発熱や放射線漏れのトラブルが頻発した。今や放射線漏れで防護服無しでは近づけない区画が存在するのも事実だ。この原子炉ユニットも耐用期限をとっくに過ぎて、保守用の部品の調達もままならない。いつ暴走してもおかしくないのが正直なところだ」クラフは黒い構造物を見上げた。「早いうちに適切に処理する必要がある。そうしないとこの町はとんでもない危険物をど真ん中に抱え込むことになる」
「俺にどうしろと言うんだ?」
「これを記事にしろ。そしてお前の繋がっている最も影響力のあるメディアにそれを持ち込め。そしてこの町の抱え込む闇に光を当ててくれ」
「望むところだが、クラフ達はそれでいいのか?」
「オレやルルの関与を直接出されては困るが、今の生活を捨てる覚悟は出来ている。猶予はあまりない」
 俺はルルの方を見た。
 ルルの大きな黒い瞳がこっちをジッと見つめていた。

***

「北極星に呪いを・・・」夕食を取るために店のカウンターに腰を掛けると、ルルが声をかけてきた。
「え・・・?」俺は思いもよらぬ不穏な言葉に驚いてルルの顔を覗きこむ。
 ルルはさっきの言葉を発したまま固まっている。
「ちゃんと返してやってくれよ。呪いが解けないじゃないか」カウンターに背中を向け、夕食の準備をしていたクラフが振り返った。
「何のことだ?」俺は何の事だかわからず助けを求める。
「ははは、分からないのも無理はない。今日は何日だ?」
「12月24日だが?あ・・・」
「そう、今日は生誕説の前夜だ。だがこの町じゃ生誕説は地の宗教と混ざり合って奇妙なお祭りになっている。さっきルルはその挨拶をしたんだ」
「あれが挨拶なのか?本当に奇妙だな」
「そうだ。あの挨拶で呪いがかかってしまって、ルルは今動けないでいる。サトルはその呪いを解いてやらなくちゃならん」
「動けない?」確かにルルは動きを止めたままだ。「で、どうすればいい?」
「まずルルの額に右の手のひらを置く」
「こうか?」俺はカウンター越しにルルの額にそっと手を置いた。
「そして、北極星に祝福を!と言ってやるんだ」
「北極星に祝福を!」俺は努めて明るく呪文を唱えた。
「ふう」ルルが息を吐いて動き始めた。何事もなかったように俺の前に夕食を並べ始める。
「これでよかったのか?」俺はルルとクラフを交互に見た。
「上手い上手い」クラフは手を叩いて喜んだ。
 ルルはチラリと俺の顔を見たが、そのまま作業を続ける。
「召し上がれ」用意を終えたルルが言った。いつものように地酒のお湯割りも付けてくれている。
「いただきます」俺は夕食を始めた。
「ところで、記事は書けているのか?」クラフはカウンターの向かいに座り声を小さくした。
「書いてるさ。ナバートの保管地区に接近できたのは収穫だった。撮影も上手くいったしな。感謝している。情報の出所については最大限配慮する。そして俺は明日一番のフェリーで引き上げる」俺はクラフの耳元で告げた。
「そうか。いよいよだな」クラフが小声で答えた時、店の入り口が開いて10人ほどのの客が入ってきた。仕事を終えた連中が一杯やりに来たのだ。店内は一気ににぎやかになる。
「北極星に呪いを・・・」ルルは1人1人に声をかけて呪いを解いてもらっている。「北極星に祝福を・・・」呪いを解く言葉が繰り返され、店内は和やかな空気に包まれた。
 夕食を終え酒も入った俺はすっかりいい気分になって、他の客たちと談笑を続けていた。
「さて・・・」クラフがビワ型の弦楽器を抱えて、商品ラックの前に広げた折りたたみ椅子に腰かけた。
「おお!」歓声が上がり、客たちもそれぞれの椅子に腰かける。俺も何が起こるのか理解できないまま、カウンターの隅の椅子に納まった。
 ルルがカウンターを出てクラフの横に立つと、クラフが演奏を始めた。繊細な音を奏でる楽器だ。拍手が湧きあがる。
『ルルが歌うのか?』思わぬ展開に俺はあらためて坐りなおした。
 ルルは大きく息を吸い込むと伴奏に合わせて歌い始めた。
 なんと形容すればいいのだろう。まるで天使のような、などというたとえすら陳腐に思えてしまうほど、素晴らしい歌声だった。この地方の民謡なのだろうか、素朴でシンプルなメロディーにルルの歌声は良くマッチしている。その柔らかい声はその柔らかさを保ったまま力強くまた優しく美しく、聞いているものを包み込む。俺は知らないうちに溢れ出た涙を無意識に拭っていた。
 曲が終わり聴衆が拍手を送る。ルルが俺の方を向いた。
 歌の加減なのだろう、微かに頬笑んでいる。
 それは自然に生まれた美しい笑顔だった。
 俺はゆっくりと立ち上がるとルルに近づき、その小さな額に右手を置いた。
 笑顔のまま、ルルの漆黒の瞳が見上げてくる。
 俺は小さな声で呪文を唱えた「ルル、君にこそ祝福を・・・」
 クラフは2曲目の伴奏を始め、店はさらに盛り上がった。


2016.12.24
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テーマ : 自作小説    ジャンル : 小説・文学
 
 

Comments

 
一次冷却水でセントラルヒーティングをするのはあぶないからやめたほうがいいような……。

潜水艦だってたしか原子炉は駆動するためのスクリューを回すのに使われ、艦内のその他のことには一度発電機を動かしてバッテリーに蓄電し、その電力を使うという方法で、暖房機もその電気で動かして艦内を温めていたはずだし……。

この辺のことは、ニコ動で「ラジヲマン」の動画を見ると面白く学べますよ(^^)
ポール・ブリッツさん 
ご指摘ありがとうございます。
しかし、このセントラルヒーティング、いくら何でも一次冷却水は使っていないと思いますよ。
漏れまくってましたからね。
仮想世界ですので、実際の原潜とは仕組みが違うとかなんとか、なんとでも言い訳が出来ます。(キリッ!)
そうそう、一次冷却材や二次冷却材を水で冷却して蒸気を発生させるているとか・・・
あ、「ラジオマン」面白そう!(誤魔化すな!)
お 
こんばんは。

サトルが地下でクラフに見つかってしまったとき、ドキドキしました。
クラフが阻止する立場の人じゃなくてよかった。敵方だったらただじゃ許してもらえなかったかも。宿代も値切ったし。

この年末の挨拶は、たしかシスカたちの世界でも使われていたものですよね?
違いましたっけ?

自分で呪いをかけて、一人一人に解いてもらうって、珍しい風習ですね。
それをやるのはルルだけなのでしょうか。

親をなくし、不安の中で育ち、今またもっと不安な状況に向かいかけているルルが、それに屈せずに生きていこうとする力強さを感じます。その強さが、純粋で自然な美しさと相まってサトルを魅了するんでしょうね。

ルルに幸せな未来が待っていることを願って止みません。
夕さん 
ルルが原子炉を見せたということは、そうしてもクラフの意向に反することはなかったからなんですね。もし阻止する立場だったら見せてないと思います。ルルは生真面目ですからね。

この年末のお祭りはシスカの世界とよく似ていますが微妙に違っています。
シスカでは「年末祭」ですし、挨拶は「北風に願いを!」「南風に祝いを!」でしたから。
サキの頭の中では同じイベントなのですが、地方が違っているので混じり合った地の宗教が異なっているんですね。
そして「北極星に呪いを・・・」という挨拶をするのは子供だけで、大人が「北極星に祝いを・・・」と、解いてやらなくてはいけないのです。
このお話はエスの書いた作品という設定ですから表には出てきませんが、サキの裏設定では実はルルはアルナであったりするんですよ。

コメントありがとうございました。
サキは色々と遊んでしまいました。
 
更新、お疲れ様でした。

サトルは、綾乃やジョセフの同業者さんでしたか。
こんな僻地にまで踏み込んでくるあたり、筋金入りですよね。
地下室のシーンは、どうなっちゃうんだろうと、はらはらしましたよ。クラフが敵に回らなくてよかったです。そんなことになったら、ルルが悲しみそうだし。
ルルが酒場で歌うシーンといい、シスカに通じるものがありますね。なんか、ちょっと面白かったです。

それにしても、STARTで不要になった潜水艦用PWRを、電源とセントラルヒーティングの熱源に使うとは、なかなかのアイデアですね。かなり危ないけど(笑)
こういうことって、実は日本でもあったんですよね。原発を建設する代わりに、補助金交付するし雇用も確保する、とかね。あれも国策だったような……。

サトルの記事で、クラフやルルたちが負の遺産から解放されて、安全になるといいですね。代わりの暖房装置や発電装置は用意しないといけないだろうけど。
TOM-Fさん 
サトルはジャーナリストの端くれでした。短いお話だったので、あまり複雑な設定は出来なかったんです。
でもあらためて綾乃やジョセフの同業者と言われると、なんだかカッコいいイメージが・・・。
あ、地下室ではサトルは一瞬覚悟を決めていたかもですね。ここで敵対関係にしてしまうと、長編になってしまいそうですから、この辺で纏めておきました。
シスカに通じるように感じられるのは、ルルのキャラのベースとしてアルナを据えているからでしょう。お楽しみいただけて良かったです。

原子炉のアイデアは面白かったでしょうか?でも設定にちょっと無理が有って、ポールさんに突っ込まれましたけど、そのご意見はもっともですね。
国家が危険性をかなり無視していることと、仮想世界なので何とかなっているんでしょう。ということで・・・。
この原子炉が撤去されたら、この村のセントラルヒーティングは廃止になって、また寒い生活になるはずです。
明るい未来が待っているかどうかはわかりません。
わあ~ 
あぁ、本当に、どうしちゃったのか、すっかりコメントを送ったつもりになっておりました。しかもぼ~っとしていて確認もせずに。途中で寝落ちしてしまったのか、何かで再起動になって飛んじゃったのか……何はともあれ、遅くなって済みません。そして、もう何を書いたのか思い出せない(>_<)
気を取り直して。

こちらを拝読して、あ~、なんか、シスカの世界を懐かしく思い出したりもしていました。
違う設定なんだけれど、現実世界の問題を取り込んでいる背景設定とか、登場人物のちょっと謎めいた感じとか。そして、挨拶言葉も面白いなぁ。なんだか、こういう短い言葉の中に、その世界のエッセンスみたいなのがぎゅっと入っているのがすごい興味深いです。
それにルルの歌。ルルの雰囲気を上手く描写した上での最後の歌のシーン、すごく印象に残ります。サキさんが歌のシーンを書かれると、雰囲気が映像で出てくるので、いいなぁと思います。ちょっと古いヨーロッパの場末のバーの片隅、みたいな感じでイメージが広がる。断片の物語でその世界の雰囲気を出せるってのがサキさんのお話の強みですよね。
短編って、いかに印象的なシーンで締めるかってのが大事だなぁとしみじみ思いました。

サキさん、そして先さん、今年もいっぱいお世話になりました。
来年もまたサキさんの素敵な物語を、先さんのチェックつきで読ませていただくのが楽しみです。これからもよろしくお願いいたします(*^_^*)
 
こんにちわ。

「いまからクリスマスの記事にコメントかよ!」って突っ込まれそうですが、私は何度も読まないとなかなか消化できないたちで失礼します。

実はクラフはフェリーに乗っている段階でサトルがジャーナリストの類であることは推測していたのかなあって思いました。
負の遺産を抱えた状態を打開するためにはどうしても外部の力が必要で、自分達で情報を持ち出すには軍からの圧力によって危険だったのかもしれません。
ですからクラフはサトルが自ら原子炉の質問をするように上手に誘導し、彼の意図が確認でき次第、ルルに原子炉をみせるよう打ち合わせをしていたのかな。
そして地下でサトルが原子炉を発見するとクリフ登場、コレまでのいきさつを説明して協力を仰ぐシナリオ。
そう考えるとクラフはなかなかの策士ですね、さすがウォッカの国で生き抜く男です。
なにより、ルルの未来を切り開くためであれば親なら何でもしますよね。実際は親ではありませでしたが。
ルルの、彼女の閉鎖的ながらも外に溢れるやさしさは、いつか解放されるのでしょうか?
彼女が満面の笑みでクラフとサトルとともに歩む姿が来ることを願いながらコメントを書かせていただきました。

「北極星に呪いを」と「~に祝福を」は不思議な挨拶ですね。
一瞬、ぎょっとしましたが祝福で解放されるさまはほっこりします。


ついでに本年はいろいろと作品を読ませていただきありがとうございました。
来年も遊びに来させていただきます。

どうぞよいお年を。

彩洋さん 
お忙しそうなのに、再度のコメントありがとうございます。
寝落ちする前に寝床に入ってくださいネ。風をひきますよ。それに疲れが取れませんよ・・・ってなんとかに説法でしたね。すみません。

読んでおられてシスカの世界が浮かぶのは、ルルのキャラクターベースがシスカの母親のアルナだからなんですね。エスのお話しですから直接は繋がりませんが、サキの頭の中ではこのあとシスカの世界へと繋がっていきます。ですから歌も上手なんですよ。
印象的なシーンで上手に終わっているかは甚だ疑問ではありますが、そのように心がけてはいます。でも、むずかしいです。

彩洋さん、こちらこそお世話になりました。
来年も彩洋さんの書かれるこの語りを読ませていただく事を楽しみにしています。
そしてイベントでもコラボなんかが出来たらいいなぁと思っています。
変な物書きのサキですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。(あ、先の方もよろしくね)
泉 坂さん 
いえいえ、コメントはいつでも大歓迎です。
そうそう、サキもゆっくりと読み込まないと読解できてないことがありますね。
サキはトンチンカンなコメントに後で気がついて慌てたりする事がよくあります。

クラフか「軍の関係者か?」と聞いたのは、サトルの素性をジャーナリストかな、と考えていたからだと思います。観光客だというサトルの答えに対する反応は、サトルがジャーナリストだと確信を持ったからなのでしょうね。
そうですね。泉 坂さんの推測通り、ルルには原子炉を見せてやってもいいようなことは、伝えていたと思います。ルルは真面目なので、そうでなければ決して見せないでしょう。
クリフはルルの未来をなんとか切り開こうとするとは思いますが、それをするにはまず核廃棄物の問題をなんとかする必要があると考えたと思います。この問題が片付かなくてはここを離れることも出来ませんからね。クリフは責任感のある奴です。
そしてクリフはルルの将来がこの町アイェナにあるとは思っていないようです。

お祭りの挨拶、気に入っていただけましたか?
クリスマスがモチーフになっていますが、この地方の地の宗教と混ざって不思議な風習になっています。ま、日本のクリスマスイブが暴走しているのとよく似た理屈で、妄想を膨らませてみました。「北極星に呪いを」でギョッとしていただけて、「北極星にに祝福を」でホッコリするとおっしゃっていただけた事には、ニンマリとしています。
そしてやはりサキもルルに素晴らしい未来がやってくるよう祈っています。

泉 坂さん、サキの作品を読んでいただいてありがとうございました。
来年もちょくちょくお邪魔させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

よいお年を!

 
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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
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アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
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