Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

最果てへの旅

 アルマクは薄い色のサングラスをかけている。もちろんそれはおしゃれなどではなく、彼女の赤い虹彩を目立たなくするためだ。そして金色の長い髪はツインテールにまとめられている。いつものように長い髪を降ろしたその姿はプロフィールとして公開されていて、正体に気付かれる恐れがあるからだ。流線型のヘッドホーンも外している。これは悩ましい所だが、付けている方が目立つと判断したんだろう。目立たなくするためには、視覚の違いも許容するつもりのようだ。出来れば今日は無用な混乱は避けたい、アルマクはそう思っているようだ。

アルマクはタトゥーンで行われているアスタリスクという賭けレースのメジャーパイロットだ。宇宙空間で行われ、星屑の間を駆け抜けるこのレースはスリル満点で、ここ地球でも大変人気がある。それゆえ、メジャーパイロットの中でもエース級ともなれば、意外に大勢の人に面が割れている

 オレ達は今、旅客機のシートに並んで座っている。小型のリージョナルジェットは地球東域にある弓状列島、その北東の果てにあるチオリの町に向かって高度を下げている。
「この浮遊感はコフィンとは全然違うな。エア(大気)に支えられている感覚が面白い」アルマクは腰でバランスを取る仕草をした。

コフィンとはアスタリスクレースに使われる競争艇の事だ。本来は棺桶という意味を持っている

「エア・プレーン(飛行機)だからな」オレは自分にとって当たり前のことを答えた。
「今は“降下”って言うの?」だがアルマクにとってはそうではないようだ。
「ああ、高度を下げている。もうすぐ着陸だ」オレはチラリと時計を見た。
「ずっと森だな」アルマクは窓の下を見ながら言った。
「何もない所だからな」
「どんな所か早く見たい」アルマクはオレの方を向いた。
「ほんとに何も無い所だよ」
「でもミラクが生まれて育った所だろ?」
「そうだけど」
「きっと素敵な所だ」アルマクはジャケットの内ポケットをポンと叩いた。そこには折りたたまれたヘッドホーンが入っている。これを付けてオレと同じ風景を見たいということなのだろう。
 これまでずっとオレはこの町に愛着なんか持っていないと思っていた。特に2人の兄がこの町を出て行ったあとは、オレだけが取り残されたような気持ちになって、一刻も早く町を飛び出そうと焦っていた。でもどうしてだろう、アルマクにこの町の事を良く言われると嬉しいのだ。
「ありがとう」オレはアルマクに笑顔を向けた。

アルマクの赤い虹彩を持った目は、実は物を見ることはできない。だがアルマクには特殊な能力が備わっていて、見えている以上に感じることができる。だから、視覚が無くても何の問題もない。それどころか目で見るよりももっと多くのことを感じることが出来る。ただ目で見る感覚とは異なるため、普段はヘッドホーン型の補正装置を付けて普通の人間と感覚を合わせている。この特殊な能力がレースで星屑の間をすり抜ける際に威力を発揮することになる

 ほぼ満席の30人程の乗客と、その乗客を迎えに来た人々で狭いチオリ空港のロビーは賑わっていた。アルマクは小柄だが、その金色に輝く長い髪は人目を引く。だがレーサーとしてのトレードマークだから短くしてしまう選択肢は無い。今は二つにまとめているがそれでも振り返る人は多い。オレ達は足早にロビーを横切ると、レンタカーのカウンターに寄り、予約しておいた小さな車を借りた。
 助手席に腰を落ち着けたアルマクはサングラスを外し、ヘッドホーンを付け「どれくらいかかるんだ?」と訊いた。
「1時間くらい。峠を1つ越える」オレはカードをスロットに挿入しながら答えた。
「トウゲ?」
「山を登って降りるんだ。半島を1つ横切ることになる」
「ふ~ん」アルマクにはもう一つ理解できないようだが、宇宙育ちだからやむを得ない。オレは解説を諦めて車をスタートさせた。町を抜け森の中を走り、半島を背骨のように貫く山脈に差し掛かると、いくつものコーナーを抜け高度を上げる。
「自動車はコーナーが楽しいな。重力と遠心力の鬩ぎ合いが面白い」助手席のアルマクはパイロットの顔になっている。そしてついに我慢できなくなった様子で言った。
「ミラク、オレにも運転させてほしい」
「だめだ。アルマクは免許を持ってないだろ」
「ちょっとだけ」アルマクはおれと付き合い始めてからお願いの仕方は上手になった。
「だ~め」
「ケチ」アルマクは口を尖らせた。

 やがて車はサミットのコーナーを抜ける。
 森が切れ風景が開けたとたん「ウワ~~!!!」アルマクが歓声を上げた。
 目の前には深い青色の入り江が広がっている。入り組んだ内海にはいくつもの島が浮かんでいて、島々や内海の周りはびっしりと原生林に覆われている。あたりは原始の風景そのままで、この道路以外は人の気配など全く感じられない。
 車はコーナーを抜けながらその内海に向かって徐々に高度を下げて行く。その間アルマクはずっと押し黙ったまま風景に見入っていた。
「気に入った?」そう訊いてみると、アルマクは頬笑みながら頷いた。
 やがて車は海岸の崖の上を海に沿って走り始める。内海は広くなったり狭くなったりしながら続いている。
 その時、オレは海面で白い煙のような物が上がるのを目にして路側帯に車を止めた。
「どうした?」アルマクは我に返って訊いた。
「鯨だ」オレは海面を指さす。
「クジラ?」アルマクにとってはまた未知の言葉だ。
「降りてみよう」オレはカードを抜いてドアを開けた。
 それは一頭のザトウクジラだった。餌を求めて回遊しているうち内海に迷い込んだのだろう。車の外に出るとそこは全くの静寂の世界だ。
「あそこだ.」すぐそこの海面に黒い背中が見える。
「なに?動いている。生き物?」
 静寂の中、シュ~ッと音がして白い煙のような物が立ち上る。
「なんだ?あれ」
「あれは動物だ。呼吸をしているんだ」
「魚じゃないのか?」
「哺乳類だ。親子で、母親の方は20メートルはありそうだ」
「母親とその子供なのか?」アルマクの声に優しさを感じたのは気のせいだろうか。
「たぶんね」鯨は大きく頭を沈め、尾を海面上に振り上げた。
「大きい!」アルマクが声を上げた。海面から影が消えた。
「潜ったかな?」
「不思議だ・・・とても本当の事には思えない・・・」アルマクは海面を見つめたままだ。
鯨は水中に消え、世界にまた静寂が戻った。
「気に入った?」もう一度そう訊いてみると、アルマクはオレの胸板に頭をトンッと突っ込んできた。そしてグリグリッとしてから顔を上げ、笑顔になってオレの顔を覗きこんだ。


Wikipediaより


「カスカが見えたよ。ほら」オレが前方に見える集落を指で指し示すと、アルマクはショルダーバッグから携帯端末を取り出した。
「なに?」訝しく思って尋ねると「ちょっと」と端末を覗き込んでいる。横から画面を覗き込むと端末に自分の姿を表示させている。自分の容姿を確認しているようだ。確認を終えると今度はヘッドホーンを外してショルダーバッグに仕舞った。そんなアルマクを見るのは初めてだった。オレは驚いていたが、なんでも無いような顔をして運転を続けた。
 10件ほどの家が集まる小さな集落を抜けて細い坂道を上がって行くと、やがて山裾に瓦屋根を乗せた木造の家が見えてくる。
「あそこだ」声をかけるとアルマクの顔が引き締まった。スタート10秒前のコールが聞こえた時の顔だ。
 庭先に車を止め、庭を横切って玄関の前に立つ。玄関の引き戸は開けっ放しになっている。
 相変わらずだな、オレは奥に向かって「ただいま」と声をかけた。
 ドタン!と大きな音がして廊下の奥から足音が近づいてくる。オレはまだ玄関の外に立っていたアルマクを家に中に引き入れた。
「ミラク?早かったね」お袋の声だ。すぐに廊下に顔が現れた。早足で玄関先に出てくると笑顔で「いらっしゃい。遠いところまでごめんね、疲れたでしょう?」とまずアルマクに声をかけた。
「始めまして、アルマクと申します」アルマクは東域風に深く頭を下げた。
「顔をよく見せてちょうだい」お袋が言うと、アルマクはゆっくりと頭を上げる。
「素敵なお嬢さんじゃないの!ミラク。お前にはもったいないわ」お袋の声はいっそう大きくなった。
「お~い、お前達だけ玄関先でずるいぞ!入ってもらいなさい」奥から声がする。親父の声だ。
「はあ~い!」お袋は奥に向かって返事をすると「さぁ、お待ちかねよ。入ってちょうだい」とアルマクを促した。
「お邪魔します」アルマクはそのまま足を踏み出そうとしたので、オレは慌てて声をかけた。「アルマク、靴」
「あ!」アルマクは慌てた様子でブーツを脱ぎ室内履きに履き替える。
「気にしなくていいわよアルマクさん。履き替える方が珍しいんだから。さぁいらっしゃい」お袋はアルマクを連れてさっさと廊下を進んでいく。置いてきぼりになりそうになったオレは慌てて後を追った。
 部屋の奥にはベッドが置かれ、そこに上半身を起こした親父が居た。「久しぶりだな」オレへの挨拶もそこそこに「やあ、いらっしゃい。こんな格好ですまんね」とアルマクの方を向いた。
「始めまして、アルマクと申します」アルマクは軽く頭を下げた。
「そこに掛けて顔を見せてくれ」親父はベッドの傍の椅子を指差す。オレ達はそこに並んで腰を掛けた。
「・・・・・・」親父は戸惑ったような顔になってアルマクを見つめている。
「どうした?」オレは親父の顔を覗きこんだ。
「あんた、ひょっとしてアンドロメダじゃないのか?」暫くの沈黙の後、親父はようやく言葉を発した。
「はいアルマク・アンドロメダです」
「こりゃ驚いた。息子の嫁がまさかアンドロメダだとは」
「反対してももう遅いぞ」オレは予防線を張った。
「なにも反対したりはせん。驚いただけだ。俺達はつくづく宇宙に縁のある家族だと思ってな」親父はオレの方を見た。
「そうね、アルマクさんはきっと聞いてないと思うけど」お袋もオレの顔をチラリと見た。オレは気まずそうに俯いた。
 やっぱりという顔でお袋は話を続ける。「この子の兄は2人いるんだけど、2人ともコスモノーツなの、どちらも恒星探査に携わっているからあと10年は帰ってこないわ。この子もそれに憧れたんだけど体力検査で落ちてしまってね。それでも宇宙に関係する仕事に就きたいってここを飛び出して、今のざまなのよ。みんな出て行ってしまったわ」お袋は少し寂しそうな表情を浮かべたが、すぐに親父の方を向いて続けた。「そしてこの人もコスモノーツだったのよ」
 今度はアルマクが驚いた顔をした。オレは家族について詳しく話したことはなかったのだ。
 アルマクは親父の顔をしげしげと見つめてから「すみません。お名前は何とおっしゃるのですか?」と尋ねた。
 親父は自分の名前を名乗ったが、それを聞いたアルマクは目を大きく見開いた。
「カピタン・・・ですか?」アルマクの声はかすれている。
「そう呼ばれていたこともあったな」親父は少し寂しそうだ。
「驚きました。ビックリです。ミラクの名字とは違っていたから・・・」
「こいつは兄貴たちと違って母方の性を名乗っているからな」
「そうだったんですか」アルマクはチラリとオレの顔を見た。後でまた文句を言われそうだ。
「それで親父、調子はどう?」オレは話題を変えた。
「長年の宇宙生活で痛めた体だ。良くはならんよ。聞こえてくるお前たちの噂話だけが楽しみだ」
「兄貴たちはともかく、オレの噂は聞こえないだろう?」
「そうでもないさ。この間のタンカー喪失の噂や。新造船の噂や、けっこう入って来るぞ。嫁さんを連れて来るというのには驚いたが、それなりに活躍しているようだな」
「それなりにね」
「そしてこれからはアンドロメダの活躍まで楽しみに見ることができるんだ。こんなに嬉しいことはない。でかしたぞミラク」
「あんた、またそんな言い方を・・・」お袋が諫める。
「すまん、あの天才パイロットが身内になると思うと舞い上がってしまった」
「かまいません。私から押しかけた様なものなので」
「それは驚きだな。こいつにそんな魅力がありましたか?」
「あんた!」お袋がまた親父を諫めたが、アルマクはかまわず答えた。「はい、強く惹かれました」
「そうか、それはありがとう。そしてよくこいつを選んでくれた。感謝するよ」
「ありがとうね」お袋が声を合わせた。
「ということなら今日はこれからお祝いだ。どうだ?かあさん」
「始めからそのつもりですよ。じゃぁ用意を始めましょう」お袋は立ち上がった。
「オレも手伝います。いえ私も・・・」アルマクは慌てて言い直した。
「そんなに畏まらなくていいのよ。いつも通りでいいから」
「じゃぁ、オレも手伝うよ。アルマクじゃさっぱり役に・・・」オレはアルマクに助け船を出そうとした。
「いいのよ。あなたはとうさんとここにいて。積もる話もあるでしょう?女は女同士話したいことがあるのよ」オレにはかまわず、お袋はアルマクをキッチンに引っ張っていった。
 振り返ると困ったような親父の顔があった。親父の顔などじっくりと見たことはなかったが、やはり刻まれた皺は増え、深さも増している。髪も随分白くなり薄くなった。
「調子は良くないのか?」オレは思い切って尋ねてみた。
 親父は困ったような顔を続けている。
「ベッドに居るなんて思ってなかった」
「まぁな、俺達の時代は劣悪な環境だったからな。放射線障害はどうしても出てくるようだ」親父は絞り出すように言った。
「オレ達が離れていても大丈夫なのか?オレもアルマクもここに戻ってくることはできないぞ」
「問題無い。年金と保証は充分とは言えないがちゃんともらっている。それにもうすぐ介護AIも導入する」
「介護AI?介護ロボットのようなものか?」
「おお、なかなか可愛いもんだぞ。最新型との相性をこの間見てもらった。甲斐甲斐しく世話をやいてくれる」親父の声は明るくなった。
「だったらいいんだけど」正直オレはホッとしていた。
「お前らの世話にはならんさ。もうしばらくの事だ、好きにやらせてもらう」親父は“好きに”の部分にアクセントを置いた。
「そうか・・・」少しの時間を沈黙が支配した。

 キッチンからお袋の大きな声だけが聞こえてくる。「まぁ!鯨を。それは幸運だったわねぇ・・・そう、不思議な力を感じるわね」

「だが、あのアンドロメダを嫁さんにするとは驚いたな。でかしたぞ!ミラク」親父が少しトーンを下げて言った。
「アンドロメダを知っていたのか?」オレもトーンを下げた。
「当たり前だろ。あれだけの腕を持った天才パイロットだ。俺たちの間で話題にならないはずは無い」
「ウワー!!!」その時アルマクの悲鳴が聞こえた。「あらまあ~」続けてお袋の声もだ。
 オレは親父の方を向いて言った。「やっぱり、パイロットとしては天才的なんだけど、他の事はからっきしなんだ」
「それぐらい我慢しろ。天才なんてそんなものだ」親父は唇の端を少し上げ、右手の親指上に突き出した。
 オレも同じ仕草を返してから、急いでキッチンに向かった。

2016.07.07
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テーマ : 自作小説    ジャンル : 小説・文学
 
 

Comments

七夕ですね~ 
執筆、お疲れ様でした。

い、陰謀だなんて。そんなこと、あるわけが……(自爆)
無茶振りだってのは、わかってましたよ。おしとやかなアルマクなんて、ちょっと想像できませんからね。でもまあ、記念リクエストというお祭りですからね。
で、どんなお話が出来上がるのか、とても楽しみでした。
わくわくしながら拝読しましたが、いやあ、面白かったです。

飛行機や車など、乗りものに興味深々なアルマク、このあたりはホント、彼女らしいなと思います。
鯨の目撃シーンは、新婚の二人を祝福しているかのようで、印象的でした。宇宙じゃあ、あんな生き物は見られませんからね。
ミラクの実家に行ってからのアルマクは、お転婆が鳴りを潜めましたね。決めるところは、ちゃんと「おしとやかに」決めるんだ、と思っていたら……最後までは、持たなかったみたいですけど(笑)

ミラクの父母や家族について、たくさんの情報が出てきましたね。
そっか、ミラクの家は、代々コスモノーツを出している家系でしたか。そういう意味でも、アルマクとはお似合いのカップルというわけですね。
ミラクの父が「カピタン」と呼ばれていたということは、船長とか商館長みたいなお仕事をしていた、ということでしょうか。
いずれにせよ、この二人、これで晴れて「公認」となったわけですね。良かった、良かった。

このお話しの舞台は日本かなと思いましたが、モデルになった場所が、どうもよくわからない。記述から察するに、仙台あたりかな? 島の浮かぶ内海は、松島湾とか?
う~ん、どうも「シスカ」とシェアしている世界みたいな感じがします。

このお話を七夕の日にアップするなんて、なかなかいいタイミングですね。
リクエストに応えていただき、そして面白いお話を読ませていただき、ありがとうございました。
あ、新婚さんだ 
こんばんは。

新婚旅行ですね。
アルマクとミラク、久しぶりだけれど、新婚でしたね。
とても丁寧に、でもわざとらしさがない感じで、これまでのおさらいが入っていて、親切な掌編だなあ。

そして、アルマクは地球のようなミラクの故郷の星は知らなくて、物珍しいのですね。山があって、峠があって、海があって、クジラがいる。
自分の故郷を愛する人が好きになってくれるって、嬉しいですよね。

そして、家族とお嫁さんが上手くいくのも、きっととても嬉しい。
頑張ってはみたけれど、さいごまで「おしとやか」とはいかないみたいですが、それまたアルマクらしくていいですね。

幸せな二人に会えて、うれしかったです。
TOM-Fさん 
あ、やっぱり陰謀だったんですね。でもおっしゃる通りお祭りなので、とても面白かったです。楽しみにしていただいて、そして面白かったと言っていただけてとても喜んでいます。
地球ではアルマクは重力に縛られた乗り物を充分に楽しんでいると思います。乗り物を乗りこなすことすなわち人生、彼女はこれまでそういう生活を送ってきましたからね。あらゆる乗り物を乗りこなすことに興味を抱きます。
アルマク、鯨には驚いたでしょうね。本当に祝福を受けていたのかも・・・。

はい、TOM-Fさんのリクエスト通り、ミラクの実家では猫を被っておしとやかにしていますよ。でもアルマクですからね。最後まで猫を被ったままは無理でした。というオチです。楽しんでいただけましたでしょうか。
ミラクの家族の秘密、とうとう開示しちゃいました。大変な家族だったんですね。お母さんだけは宇宙へは行かない方なんですけど、肝っ玉母さんです。アルマクにはちょうど良いでしょう。親父さんは、そう、カピタンと呼ばれていた伝説のコスモノーツという設定です。名前と顔はアルマクも知っていた超有名人です。今は引退していますけど。
そしてアルマク、一瞬で認定されたようですね。この両親ならそうなりますかね。これで公認の仲というわけです。

さて、舞台ですが、特にモデルが有るわけでは無いんです。北東の最果てとだけ設定されています。シスカの世界とシェアしているのは事実ですが、未来の世界ですから重なりはありません。

リクエストをいただいて、そしてコメントをいただいて、ありがとうございました。とても刺激的で楽しいお題でした。楽しませていただきました。
夕さん 
はい、新婚旅行の続きです。ミラクの仕事も終わっていよいよ本番です。
初めて読んでくださる方が少しでも読みやすいように解説を挟み込んでおきましたが、読みやすくなっていましたでしょうか。

アルマクは宇宙で生まれて育っていますから、地球の全てが初体験です。カルチャーショックでもうワクワクなのかも、と思っています。ミラクは地球は捨てたつもりでいたようなんですが、アルマクに故郷を再発見させられたというところでしょうか。嬉しかったんだろうと思います。
アルマクにとってあの両親は運が良かったと思います。強く惹かれたのにはこういう予感もあったのかもしれません。親父さんはまぁいいとして、あのお母さんならアルマクでも大丈夫だと思いませんか?
アルマク、頑張ったと思うのですが、やっぱり・・・。

コメントありがとうございました。
面白かった~(^^) 
でもコメが遅くなってすみません!
アップされてすぐに拝読したのですが、出張中でばたばただったので、楽しませていただくだけ楽しんで、コメがこんなに遅くなってしまいました。すみません(@_@)

さて、アルマクのおしとやか、見事にお題クリアでしたね。実際には無理なものは無理、ってオチだったみたいですけれど、一生懸命猫かぶっていたのに、思ったよりも相手の(家族みんなの)受け入れが良くて(そして思わぬつながりまで分かってより身近になって)猫かぶりは必要じゃなくなった、って感じなのですね。
前半の「車の運転させて」「だめ」ってやりとりも何ともほほえましくて、アルマクの乗り物系に対する興味津々なところもまた彼女らしくて、そして鯨! こんなでかい生き物!って驚きが素直に伝わってきて、そして初めての彼氏のおうち……最初から最後までアルマクの気持ちのわくわくが伝わってきて楽しい一編でした。どのシーンも、どの会話も良かったなぁ(^^)

梅雨の空を吹っ飛ばしてくれた、みたいな気がします(^^)
あ、もう開けましたね。しかし、暑くなってきました。
サキさんもお体お大事になさってくださいね!
彩洋さん 
お忙しい中、コメントをいただいてありがとうございます。
そして楽しんでいただいてありがとうございます。
面白かったですか~?そう言っていただけると勇気百倍です。書いて良かったです。
アルマクは一応おしとやか路線で迫るつもりだったようですが、見事に玉砕です。
やっぱり付け焼き刃は駄目でした。でもこの家族だったらねぇ。
会話や行動に織り込んだアルマクの性格を読み取っていただいて、こちらも感謝です。アルマクにとって乗り物を乗りこなすことすなわち人生でしたから、こんな反応になるんじゃないかな・・・と想像しました。たぶんワクワクしっぱなしだったと思います。そしてミラクの実家ではドキドキしっぱなし・・・。
難しいお題でしたがなんとか出来上がりました。
さて次はもう一つ難しい彩洋さんのお題です。間もなく発表できると思います。お楽しみに!

暑い季節です。体調には十二分にご留意くださいネ!


 
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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
ようこそ!


頂き物のイラスト

アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
ラグランジア
左からシスカ、サヤカ(コトリ)、サエ。ユズキさんにイラストを描いていただきました~。掌編「1006(ラグランジア)」の1シーンです。
天使のささやき_limeさん2
limeさんのイラストをイメージにSSを書いてみました。「ダイヤモンド・ダスト」
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