Debris circus

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頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

【もの書きブログテーマ】視点・人称

 limeさんの新・お題バトンシリーズ、サキのブロ友の中にもこのバトンについて記事にしている方もいらっしゃるのですが、サキはそこへはコメントを書き込んでいません。というのはこのブログで記事にしてみようと思ったからです。

(雑記)私設☆物書きブログテーマ・・・視点・人称

視点・人称。「シスカ」を書き始めたときは何も意識もせず書き始めたものですから、気がついてすらなかったんですが、「シスカ」は三人称なんですよね?しかもシーンごとに視点がころころ変わるんです。そのことにすらだいぶ書き進めてから気がついて、読みにくいかなぁ・・・と、視点の変化の間隔をなるべく長く取ってみようとしたりしています。そして少なくとも同じシーンでは視点が変わらないように気をつけたつもりです。実際はどうだったか、ちゃんとできているかどうかは細かく検証していないので分かりませんけど。「小説お作法」に厳しい方が突っ込まれる部分、きっとサキの作品にはたくさんあると思います。
 とにかく小説というものを書き始めた4年前は、小説のお作法なんて全く頭の中に無かったということです。実験作品のつもりで書いたものを先日記事の中でチラリとお目にかけることがありましたが、あんなものを先に見せて『どう?』などと不安げに訊いていたのです。先もまた素人ですから、困っただろうと今更ながら思います。「止めておけ」とは言えなかったんだろうと想像しています。
(実際は、お?案外面白いぞ。と思いましたし、ブログなら発表しても誰も困らないだろう、と考えました。お金を取るわけじゃないんですから。それにその時、新しいものにチャレンジすることがサキにとって必要だと思いました。by先)
 この三人称と次々と切り替わる視点、これがサキのデフォルトだろうと思います。サキにとって一番書きやすいから最初の作品である「シスカ」が三人称で書かれているのでしょう。

 次に一人称ですが、これは「Meteor(メテオ)」「Eridanus(エリダヌス)」「V645 Centauri (プロキシマ)」「*アスタリスク」など、結構使っているんですね。
「Eridanus(エリダヌス)」は主人公のE・MAILと言う形を取った物語ですので、ずっと“僕”ですし、“兄さん”と呼びかけます。
「*アスタリスク」はずっと“オレ”を使った一人称で物語が進みます。この2つの作品はちょっとした思いつきを実践してみる実験作品でもありました。ま、サキにとっては全てがチャレンジであり実験なんですけど、特にこの2つは作品化するのが難しかったですね。ずっと悩んでいたような気がします。一人称って自分の心境しか描けないんですよ。そして主人公を客観的に見ることができないのにも困りました。自分がどんな姿なのか、表すことはとても難しいです。
「*アスタリスク」はちょっとした工夫をしているので、できるんですけどね。

 そして二人称。これってどんな文章なんでしょう?

 あなたは重たいドアを開けて部屋に入った。部屋は闇に沈んでいる。あなたは部屋の照明のスイッチを探し、それをドアの右側の壁に見つける。あなたが意を決して全てのスイッチを入れると・・・

 ええ?これは無理でしょ?とても上手く展開できそうもありません。
 皆さんは面白い二人称小説、どこかで見かけたことがありますか?

 サキは読まれる方が読みやすい方法で書くことができたら良いなぁ、とは思っています。
 でもね、できるかどうかは分からないのです。
 サキの頭の中を表現できなかったら、いくら読みやすくても意味がないですから・・・。(酷い奴だ!dy先)
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テーマ : つぶやき    ジャンル : 小説・文学
 
 

Comments

おはようございます 
サキさんも、このブログテーマを使ってくださったのですね^^ありがとうございます。バトンのように、気軽につかってくださったらうれしいです。

サキさんの文章は、とても落ち着いてて、洗練されてて、私よりもずっと長く書いていらっしゃるんだろうなと感じていました。
そんなサキさんも、最初は無意識で書きはじめられたんですね。
やっぱり、無意識で書いた時の書き方が、自分の一番書きやすい手法なんでしょうね。
私も、一人称が男の場合は、なかなかその人の気持ちに慣れずに戸惑います。
だから、使う時は短編が多いですね。

サキさんの文章は、視点の切り替えもとても自然で鮮やかで、いつも安心して読ませてくださいます。やはり読者が安心して読める、というのが一番ですよね^^作者への信頼度、というのも、このごろ凄く重要だなと思っています。

あ、二人称のものがたりですか?
一度だけ、冒頭の数ページと、ラストの数ページが二人称の本を読んだことがあります。『ジェントルマン』だったかな?(うろおぼえ)
あれも、効果的に使うと、不思議な世界に連れて行ってくれる感じがして、いいかもしれません。でも、私には難しすぎます><

サキさんも、なにか面白そうなテーマを見つけたら、作ってみてくださいね^^
(書きたいことをテーマ登録しちゃいましょう~^^)
こんばんわ~ 
シスカ。うーん、一気読みしたのかな? 
男性のほうが記憶に残っています。人称・視点がどうだったのかは読み直さないとなんとも言えないですけど、シスカ中心の時と男性中心の時では文の雰囲気が変わっているように思えたのが印象深かったです。
会話文もリズミカルですしね。
正直、専門的な世界に入ってしまうと、私みたいな人間には何度も読み返さないと理解し難いときもあるのですが、よく読めばわかりますからね。安心できますw

む。私の場合、上記の二人称文章は脱出系ノベルゲームシナリオ。みたいなものを感じますかねー。二人称は、普通の小説ではあまり見かけませんが…幽霊モノであったり、夢のなかのシーンだったりすると使われるんですかね。私は下手を打ちそうなのでなかなかしないかもしれません(笑


以上です。
 
二人称小説では、都築道夫先生に「やぶにらみの時計」という長編があります。

ほかはちょっと思いつきません。

とはいえ、一時期は「あなた」が主人公の小説が飛ぶように売れてました。

「ゲームブック」といいまして……。

三十年前、「火吹き山の魔法使い」とかハマったなあ。再刊もされてるけど高くてなあ……(^_^;)
うん 
私も二人称と言えば、ゲームだよなぁと思いました。私には縁のないものですけれど……「あなたは」なんて小説を読んでも、あんまり入り込めない気がしますけれど、これも作家の腕の見せ所、なのでしょうか。
少なくとも、多くの小説が一人称か三人称ですよね。

サキさんのお話を読んで、読みにくいなぁと思ったことはないので、多分人称を気にしないまま書いておられても問題なく読める、流れのあるお話を書いておられるからだと思います。やっぱりこれはセンスなんですよね。私などは、本当にわけもわからず書いていた時は酷かったので、センスのある人は羨ましいなぁと思います。サキさんの文章は何よりもリズムがいいです。
シーンごとに視点が変わる、シーン内では視点を変えない、というのは正解ですね。沢山の視点を入れることもできるし、上手く情報を端折ることもできるし。このパターンはよく見かけますし、多くの場合読みやすいと思います。サキさんのお話の流れにはすごく合っている書き方だったのではないでしょうか。
何より、入り込みやすい、読みやすい、伝わりやすいってのが大事ですよね。サキさんの脳内世界を伝えるための手段なんですもの。
limeさん 
> いつも安心して読ませてくださいます。

そう言っていただけると嬉しいです。
何度も読み返して、すらりと突っかからずに読んで行ける。そういう文章を目指していますから。(目指しているだけで、できているかどうかはまた別問題です)
だいたいの設定を決め、物語を書き始める特は、普通、その物語の書き出しから出てくるのですが、それが3人称で出てくるか1人称で出てくるかでその物語の視点が決まります。これはなぜでしょうね?サキにもよく分かりません。「シスカは・・・」(シスカ)3人称ですよね。
「僕をそんな目で見つめないでほしい。」(Meteor(メテオ))1人称ですね。こういう感じです。
2人称は・・・出てきませんね、これは。

そして面白そうなテーマですか?考えておきますね。(気の利いたテーマは難しいですよ)

コメントありがとうございました。
藍樹さん 
こんばんは。
「シスカ」一気読みしていただいたんですね。ありがとうございました。
視点が変わると文の雰囲気が変わってましたか、ありがとうございます。
そういうことも意識して書いていたかもしれません。上手くいってないと思っていたので、とても嬉しいです。

やっぱり2人称は普通の小説で使われることは少ないのですね。
サキには心当たりの小説が無いのです。
サキの読書量はブログ小説を書いている方々の中では、ずっと少ない方ではあるとは思うのですが。

コメントありがとうございました。
ポール・ブリッツさん 
おお!さすがはポールさん、読んでおられるのですね。しかも長編?凄いなぁ。
実は記事の中で直接ポールさんに問いかけてみようと思ったんですけれど、ちょっと挑戦的すぎるかなと思って削除したんです。でもお答えをいただけて嬉しかったです。
サキに読むことができるかな?まず立ち読みを前提に探してみます。

コメントありがとうございました。
彩洋さん 
ゲームですか、なんとなくどんな感じなのかは想像できますが、ポールさんのおっしゃる「ゲームブック」という物をサキは知らないので、「ゲームブック」の方はどんな感じなのか想像できないです。ちょっと興味がありますが根が張るみたいですね。
皆さんのご意見では2人称というのはかなり特殊な状態で、あまりたくさんの小説は無い、と言う結論でしょうか。
少し構成を考えて見ましたが、とても展開できそうにありませんもの。

先の文章を読みにくくは無いとおっしゃっていただいて喜んでいます。
彩洋さんに言っていただけるとまた格別です。
自分では何度も読み返し違和感を感じなくなるまで書き直し、暫くの(数日間は開けた方が良いです)間隔を置いてまた何度も読み返し書き直す。(それでこれかよ、というご意見は置いておいて)こうやって書いたものですから、リズムがあるなんて言っていただけたら、やっぱり嬉しいのです。
そうです。サキの脳内世界、伝わらないより伝わる方が良いに決まっていますもの。

コメントありがとうございました。
そうですね 
私も、皆さんと同じで、サキさんの小説が読みにくいと感じたことはなかったですね。
『シスカ』は長編ですから、一人称だと描き切れないボリュームですよね。あれだけの出来事を、ぜんぶシスカひとり(でもないか)に任せるわけにはいかないでしょうし。視点の管理はきちんとなさっていましたので、違和感もなかったです。
二人称……これは、難しい。短編とか掌編くらいなら、なんとかなるかもですが。いまはゲームでも、一人称か三人称のような気がします。


あるんですよ 
おはようございます。

二人称小説、あるんですよ。
それも私がかなり好きなメキシコの作家フエンテスのものです。
「アウラ」と言います。この人の書くものは、現実と幻想が混じり合ったような、どこか怖い感じのするものが多く、この「アウラ」もちょっと主人公の精神状態がおかしいのか、現実にミステリアスなことが起こっているのかわかりにくい作りになっています。それを上手に生かして盛り上げているのが、ずっと二人称を主語にした文体なんです。

という話はさておき、サキさんのEメール+一人称の使い方は絶妙でしたよね。ただの一人称だったら、どうクウが思っているかがもっとよくわかるでしょうけれど、Eメール(手紙)という制限があるので、疑念や感情も隠れてしまって、いろいろなことがわからないようになっていました。これはすごいなとおもいましたよ。

先さんのツッコミも面白い(笑)
TOM-Fさん 
ありがとうございます。
そう言っていただけるととても嬉しいです。
サキの筆力では、この形以外では書くことができなかったと思います。
そのせいで、色々なキャラクターに入り込めて、とても面白かったです。特にヨウコにははまってしまいました。彼女は予定以上に登場し、活躍しています。

やっぱり二人称は難しそうですね。非常に特殊な形態の小説になると思います。

コメントありがとうございました。
夕さん 
あ、本当にあるんですね。
でも夕さんの解説を読んで、サキは躊躇してしまいそうです。
非常に特殊な状況が描かれているようですし、それを効果的に表現するために2人称が使われているようです。
読むのにだいぶ覚悟が要るようですし、ガッチリ主人公に入り込んで・・・という読み方をするには負担が大きそう。そんなイメージを持ちました。いかがですか?

そうそう、夕さんに指摘されてE・MAILという物語の制限を思い出しました。
そうです。1人称なのに本人の心境が分からないんです。本人がMAILに書かなければ誰にも本心は分からないんです。
ご指摘いただいて、この物語の特殊性にあらためて気づかせてもらいました。

先の突っ込みですか?校正しながら勝手に書き込んでいたようです。自由にやってますね。
コメントありがとうございました。
 
そういや、誰だったか海外作家のミステリに、一人称複数、「We」が語り手の作品があったそうであります。

なんでも事件が起こるたびに、現場へ「俺たち」がぞろぞろ移動する、という……。(笑)

売ってしまった「このミス」に書いてあったけど、ほんとかなあ(^^;)


ゲームブックについては、このウィキの記事を読んでもらえれば。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF

一時期ほんとにベストセラーになったんだけど、パソコンの低価格化と機能強化、それとTRPGの普及の前に敗れ、今はほんとに懐古主義者の好事家向けの代物になってしまってなあ……。
ポール・ブリッツさん 
ええ!「We」ですか?考えられないですね。よくそんなことが出来ると感心します。
「俺たち」がぞろぞろ・・・ってどうなんだろう?ほんとに本当かなぁと思います。

そしてさっそくゲームブックについて学習しました。
なるほど、PCの低価格化と機能強化に負けそうですよね。PCの方が遙かに面白いものが作れそうですもの。
でも、ページをめくっていくアナログの感覚も捨てたものではないと思います。
物語として書いても、それなりに面白い作品が書けそうな気はしますが、選択肢全てを作り出すのは、こちらの方が大変そうな気がしますね。
作者として主人公の人生を何度も繰り返して経験するのは、面白いと同時に苦痛でもあると思います。

コメントありがとうございました。

 
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こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
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