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Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

「創作 語ろう」

八少女夕さんのイベントに、便乗させていただくことにしました。

Parliamo.png

『創作 語ろう』は、八少女夕さんのブログ10周年イベントで、皆で「こんなに一緒によく続けたよねぇ」と盛り上がろう!「創作について、何か書きましょう」という企画です。
 夕さんは企画の冒頭で語るテーマを幾つか上げられているのですが、今回サキは7番目に上がっていた『創作をはじめたきっかけ もしくは 初期の思い出・・・最初の創作はどんな作品だったか。その作品は、今でも自分の中で一軍として活躍しているか』について語ろうと思います。このテーマについては過去に何度か語る機会がありましたので、重複している部分も多いと思いますが、10年という節目でもありますので改めて語ってみます。
 ではまず『最初の創作はどんな作品だったか』について。

 このブログ「DebrisCircus」も八少女夕さんのブログ同様、2021年10月1日で開設して10年になりました。10年はあっという間だったような気もしますが、ずっと昔の事のような気もしています。
 その10年前の春先のことです。サキは突然思い立って小説を書き始めました。
 ずっとサキの頭の中にだけいたヒロインを何とか形にしてみよう、仮想空間で生活させてみよう・・・そう思ったのです。そのヒロインはサキの頭の中でドンドン成長し、もうそのままにしておくのは限界だったのです。
 それまでずっとコミックにしようと考えていたのですが、どうしても絵が書けず、書き始めることが出来ずに眠っていたのです。文字にすればなんとかなるかもと思ったのですが、なにしろ物語を書くなんて初めてのことです。日記すら書いたことないですし。
 はたしてサキにまがりなりにも文章を書く力はあるんだろうか?そんな疑問を持ちながら突き動かされるように、とりあえず短い試作品“0 号試写”を書き上げました。
 これを思い切って後のブログパートナーである“先”に見せてみると(他に読者になってくれる人は見当たらなかったんです)、驚きながらも否定的な反応はありませんでした。
 じゃぁやってみようということで“先”と相談しながら改めて書き始めたのが、ずっとサキの頭の中で眠っていた、真っ白い髪とオッドアイを持つ女性「シスカ」を主人公とした小説、「シスカ」だったのです。
 数話が書き上がると欲が出てきて、読者が“先”だけではなんだかつまらないなぁ、と考えるようになり、それだったら・・・とブログを作ることを思いつき、「シスカ」を発表する為に作ったのがこのブログ「DebrisCircus」です。

「シスカ」はこのように始まります。

 シスカは国境の丘から目を戻し、ゆっくりと歩き始めた。西側の丘には濁った灰色の空をバックに大きな赤黒い太陽が沈んでいく。夕日が稜線にかかるとたちまち光は弱くなり、それにつれて気温がぐんぐん下がり始めた。シスカは途中から急ぎ足になって、そしてついには小走りになって丘を下って行く。
 完全に暗くなるまでに町に戻る必要があった。


 いきなり暗いですね。この文章は、サキの脳内でシスカが生まれた時のイメージそのものだったと記憶しています。このあと物語はショウという少年目線のパートへと続いていきますが、いま読み返してみると混乱の極みですね。当時のサキの不安定な精神状態が思い出されます。
 今が安定しているかというとそんなことはないんですけれど・・・。

210930サキの脳内で生まれたころのシスカ
サキの脳内で生まれたころのシスカ(まだ名前も無いころ)
恥ずかしいけど10年なので思い切ってUPします。

 物語はこのオープニングの雰囲気のまま展開し、多くの登場人物と幾つもの未解決の伏線を抱えたまま、サキもまったく予想していなかったエンディングになんとか辿り着いています。
 サキが最後まで書き上げた長編は今のところこの1作だけです。それ以降書いた長編はみんな書く書く詐欺になっていて、数ヶ月に1回少しずつ更新するのがやっとという状態で、完結の目処も立っていません。

 続いて『その作品は、今でも自分の中で一軍として活躍しているか』について。

「シスカ」はリクエストをいただいたりして、サブストーリーやスピンアウトも幾つか書いています。中でも以下の2作品はサキはどちらもお気に入りの作品ですし、いまでも書こうと思えばサブストーリーやスピンアウトは出てきそうです。

「ナオミの夢」・・・はシスカと養父母の出会い。
「アモルファシア」(シスカはここから始まった)・・・はシスカの実父母や義姉を描いたストーリーです。

 また、「254」「新世界から」は「シスカ」の世界観をそのまま使って書かれた作品で「新世界から」はまだ創作中ですから、「シスカ」の世界はいまでも一軍と言えますね。

 この作品はサキの創作のきっかけであり始まりです。たくさんの未熟な部分や自己満足で書いてしまった部分、プロットの混乱、齟齬など、数え上げたら切りがないくらい不充分な作品ですが、サキにとっては最も思い出深い作品で、主人公のシスカは最も思い入れのあるキャラクターなのです。
 でも、彼女があの暗い瞳の奥で、何をどのように考えているのか、何をどのように感じているのか、作者ですらわからない部分があります。彼女は創作の過程で作者の想定外の動きをして、物語を混乱に陥れるのです。

 今夜は「シスカ」について語らせていただきました。
 2011年10月1日のブログ開設から10年、このブログにお付き合いいただいたすべての方に感謝とお礼を申し上げます。
 そして、親しく交流していただいたブロ友の皆様、これからもよろしくお願いいたします。

2021.10.01

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【創作 語ろう】(2)名作よりも

 先日、八少女夕さんが「【創作 語ろう】名作よりも」のタイトルで記事を書いておられました。サキは読ませていただいてコメントを・・・と書き始めたのですが、なんだか長文になってしまって・・・。それでですね、いっそのことということで、こちらの記事にしてしまいました。ですからこの記事は夕さんへのコメントという形になっています。悪しからず・・・。

Parliamo.png

 まずこちらを読んでいただいた方が良いかも。
 八少女夕さんの「【創作 語ろう】名作よりも」

 ああ、そのイチャモン、なんとなくわかります。
 たぶん森なんとかという文豪の「なんとか姫」とかいう超有名作品のことですよね?
 最終的に人のせいにするかどうかは本人の人間性によるのでしょうが、そういうことが許される時代だったんでしょう。
 残念ながらサキは読んだことが無いので、これについては意見を言うことは控えますが、現代の人が読んで面白いと思うかどうかはちょっと疑問です。
 創作を趣味とするものとしては恥ずかしいのですが、サキはこの時代の名作と呼ばれる作品をほとんど読んでいません。読み始めてもすぐに降参してしまうんですよ。中には面白い作品もきっとあるとは思うのですが、読書量が少ないせいもあって、まだ発見できていません。

 さて『2001年宇宙の旅』についてですが、この作品はサキにとっては一種のバイブルになっています。
 あ、もちろんサキも夕さんのご意見には、はっきりと共感しますし、おっしゃる通りだとも思うんです。実際、サキもこの作品を全編通しで見返すことはほとんどありません。後半部分を頑張って見ても、何のことだか理解は出来ませんしね。
 でもね。サキは見返している一部分だけでも『2001年宇宙の旅』、素敵な作品だなぁと思っています。でもホラーとは思わなかったな・・・。

 まずはブログパートナーである山西先の思い出話からです。
 彼は1978年にテアトル東京でリバイバル上映されていたこの映画を見ているらしいのですが、ほとんど予備知識無しの初見だったそうです。
 映画はいきなりの無音の暗闇で始まって、ノイズ、そして猿の登場で混乱しているうちに、突然未来世界へ放り込まれると言う展開で、とても衝撃的だったそうです。現実世界とはかなり進んだ方向や速度が違っている未来ですが、制作当時の最新の科学的見地で描かれた宇宙飛行の描写に彼は衝撃を受けたようです。
 この点については、無重力のはずの宇宙船内でストローに吸い上げた液状の宇宙食が、吸い上げるのをやめたとたんにストローの中を戻っていくシーンが唯一のミスではないか・・・と言う意見や、ディスカバリー号の遠心力による重力発生装置の直径が小さすぎて重力以外のベクトルを感じてしまうのではないかという意見を何処かで読んだ記憶があるくらいですから、かなり正確に描かれているようです。
 ご多分に漏れず先も後半部分は何のことやらわからなかったようですが、上映時間が思っていたより長かったために、関西へ帰る夜行列車に乗り遅れるというチョンボまでやらかしたのは、ちょっと苦い思い出だそうです。
 サキも同じような感想を持つのですが、サキは先のライブラリーにある作品を片っ端から見る事から映像鑑賞の世界に入っています。ですから鑑賞作品の年代、傾向が完全に先の好みに寄っているうえに、先の熱い解説を耳にしたりするものですから、結構影響を受けています。ですから同世代の方から見れば、ちょっと特異な感想かもしれません。
 ですが、やはり先とはちょっと程度が違うんです。というのは、シネラマの大画面でお金を払って見たのと、DVDでテレビ画面で見るのとでは、やはりインパクトが違っているように思うんです。なにしろお金を払って映画館の席に座っているんです。いくら何のことやらわからなくても、夜行列車に乗り遅れても、ちゃんと最後まで見届けなくてはなりません。それに当時はビデオもDVDもない時代です。見逃したら2度と見ることができないかもしれないですからね。
 DVDやネット配信で見る事が多い現代のような環境(いつでも何度でも、早送り巻き戻し一時停止が出来る環境)とは、かなり事情が違っていたのかもしれませんね。

 原作者のアーサー・C・クラークはこの作品の展開が難解すぎるとして、後半部分に解説をたくさん入れたがったそうですが、キューブリック監督はそれを一切受け付けなかったそうです。
 それでも映画が公開された時、映画館まで行き、少なくない金を払い、闇の中で最後まで付き合わされた観客は、これは見るべき映画だと評価したのですから、キューブリック監督の作戦は成功だったのでしょう。噂は噂を生み、映画は大ヒットして伝説となりました。今の時代だったらどうなっていたかはわかりませんが・・・。
 サキは映画の「芸術性」というものに興味があるわけではありません。まるで未来世界に放り込まれたように感じるあの月旅行や月面基地、ディスカバリー号の木星探査飛行などのシーンに、ときめきを感じているだけなのです。そしてそれはサキの作品に今でも影響を与え続けているのです。それは他の作品にはない、この映画だけの特徴です。
 なんて言いながら、猿の部分や後半部分はやはり退屈で、お気に入りの部分が終わったら停止ボタンを押してしまったりして・・・サキの鑑賞方法はおかしいのかなぁ。

 さて『2010年』ですが、サキはこの映画も大好きです。
『2001年』の混乱や疑問に対する回答や解説が与えられるようで、「あ、な~るほどぉ」と、見ていてワクワクするんです。クラークさんもさぞスッキリしたことでしょう。ストーリーは調和を持って構築され、もう置いていかれることはありません。途中で停止ボタンを押してしまったりすることもありません。ラストシーンまでグイグイと引っ張ってくれます。HAL9000だって素晴らしい役回りを演じてくれます。あの再起動シーンやお別れのシーンなんかドキドキですよ。
 でもね、正直に言いましょう。サキは『2001年』に与えられたほどのインパクトは感じないんです。それについては先も同じようなのですが、『2010年』もちゃんとライブラリーに納まっています。

 『プロジェクトA』『(ジーン・ケリーの)雨に唄えば』は見たことがないなぁ。でも『スター・ウォーズ(IV新たなる希望)』はスターウォーズシリーズの中でで一番好きです。そして『ルパン三世カリオストロの城』、もちろんこの作品も大好きで、いったい何回見たことか・・・。『紅の豚』、ジブリ作品では一番かなぁ。
 B級大衆作品の中にも大好きな作品はたくさんあります。ただ、たまたまサキのお気に入り作品の中に『2001年』が含まれているだけなのです。

 なんだかよくわからない記事になってしまいました。ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。

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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。

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