FC2ブログ
Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

フォマルハウト Sequence10

 先に小さな呻き声を上げて意識を取り戻したのはセギだった。
 目を開けた彼女はゆっくりと辺りを見回したが、空ろな視線の先にファムを見つけると弱々しい声で尋ねた。「ここは?」
「ここ?さあ、どこだろう?」ファムは取り付く島もない口調で言ってから改めて付け加えた「城から町の方へ橋を戻って、そこから川を遡った森の中だ。何しろ平らなところは耕作地ばかりで隠れるところが無い。随分川を遡ったよ」
「今は何時ごろですか?」
「太陽はさっき真上を過ぎて午後の空に入ったところだ」
 セギは頭の中で状況を整理しているようだったが、やがて「礼を言わなければならないようですね」と言った。
「気にするな。あたしも色々と訊きたいことがあったんだ。なにしろこの国、アルゴルだったっけ?に入ってから人とまともに接触できなかったからな」ファムは声を明るくした。
「ええ・・・アルゴル・・・皇国です」まだ意識がちゃんと戻らないのか、セギは途切れ途切れに喋る。
「大丈夫か?」ファムは気遣った。
「大丈夫です。川を遡った森と言いましたね?最初の森ですか?」
「ああ、とりあえず川沿いにあった最初の森の中に隠れている」
「大体の位置はわかりました。ところで私がここに居るということはあの人たちはどうなりましたか?」
「あんたを捕まえた奴らのことか?」
 セギは頷いた。
「6人は戦士の様だったからとりあえず戦えないようにした」
「というと?」
「こいつで」ファムは腰に下げた剣を指差した。「片っ端から叩き折った」
「殺したのですか?」
「あんたらは簡単には死なないんだろう?刀の棟を使って叩き折っただけだから死ぬことは無い。たぶんな」ファムは口角を少し上げた。
 セギは少しの間ファムの顔を見つめてから言った。「そう。後の人は?」
「残った4人のうち3人はそのまま残してきた。そしてあと1人は・・・」ファムは少し先の地面を指差した。「そこでお休み中だ」
 セギはファムの指差す方向を確認したが、そこに倒れている官吏を確認すると視線を戻した。彼女の目はどうして連れてきたのかを訊いている。
「こっちにも色々訊きたいことがあるんだ。戦士らはあの怪我だし、乗っていた動物は追っ払ったから、当分は追ってこれないはずだ」
「だといいのですが・・・」セギはそう言いながらゆっくりと体を起こした。
 ファムは自然にセギの体を支える。
「ありがとう」セギは礼を言うと支えていたファムの手を離れて自分の足で立ち官吏の方へ近づいた。正確に言うとその格好からファムが官吏だと判断しただけなのだが、明らかに一般人や軍人とは違った衣装を纏っている。官吏4人の中でも1人だけ服に飾りが多かったし、小さな仮面で顔を覆っていたので一番位が高いと考えたのだ。だがこうして改めて観察して見ると、この人物は思っていたよりもさらに小柄で線も細いように思われた。
 ファムは官吏の横に立つと屈み込み、紐を解いて付けている仮面をそっと外した。
 白い端正な顔が現れた。
「女か?」ファムは驚いた声を出した。
 頭を覆っていたフードも外すと、そこからはこげ茶色の髪も現れた。肩の位置で切りそろえられているが真っ直ぐな美しい髪だ。
 セギは驚いた様子も見せず官吏の横に跪いた。右手をその額に当て、“気”を送り込むように息を止めて意識を集中する。
 官吏の目が開いた。その目は深い緑色だ。
 一瞬何が起こったのか理解ができないのか官吏の目は宙を泳いだが、ファムの顔を見つけると慌てて起き上がろうとした。
「おっと、そのまま動くなよ」ファムが肩を押さえて制止する。
「ここは、どこ・・・」ファムを見上げたまま官吏が声を出した。
 気が張っているせいか少し硬いがやはり女の声だ。
「あんたは今質問する立場にはない。質問はこっちがする」ファムが押し殺した声で言った。
「・・・」緑色の瞳がファムを睨みつける。
「あそこで何をしていた」
 官吏は答えない。
「あなたたちはラァスル・グールの者ですね?その格好で女性ということは神祇官かしら?」セギが優しく尋ねると、官吏は小さく頷いた。
 セギはファムの方へ顔を向けた。「この人を含めて、彼らはラァスル・グールの者なのですが、彼らを甘く見てはいけません。わざわざ神祇官が出向いたということは近々何らかの動きがあるということです。なるべく早くもっと安全な場所へ身を隠す必要があります」
「ラァスル・グール?」ファムは言いにくそうに発音した。
「この国へ、アルゴル皇国へ攻め込んできた国です」
「強国なのか?」ファムは確認した。
「ええ、とても。だから現状では身を隠す必要があります」
「心当たりは?」
「とりあえず出発しましょう。案内します」セギはゆっくりと立ち上がろうとした。
「無理をするな」ファムが寄り添う。
「大丈夫です。これでも私はイノセントですから」
 イノセントという言葉を聞いてファムは動きを止めた。
「あなたはさっき『あんたらは簡単には死なない』と言いましたね。ということはあなたは私たちよりも簡単に死んでしまうということでしょう?」
「・・・」ファムは黙っている。
「あなたの正体が少しずつ明らかになってきました」ファムのふてくされた様子にセギは頬笑みながら続けた。「案内しますが、私はどうすればいいですか?本当は自分のバラサで帰りたいところですが、探しに戻るのは危険が大きすぎます。賢い動物です。繋いではいないのでたぶん自分で帰ってくるでしょう」
「そのバラサに」ファムは官吏を乗せていたバラサにセギが跨るのを手伝った。それから官吏をブースターの背中に跨らせ、自分もその後ろに跨った。官吏は特に拘束しなかったが、逃げようとしても問題は無い。捕まえるだけだ。

 先を行くバラサは川沿いを上流に向かって進んでいく。ブースターは2人も乗せているから少し遅れ気味だが、なんとか離されないように付いていく。
 道は無く、時には砂州の砂礫の上を、時には幾筋もの川の流れを横切りながら早足で進んでいく。
『なかなかの乗り手だ』ファムは独り言のように呟いたが、ブースターには聞かれたようだ。耳をせわしなく動かしてあらゆる音に警戒を向けている。もちろん官吏にも聞こえたはずだが、彼女はなんの反応も示さない。
 鐙が水面に届きそうなくらい川の流れが深くなった。官吏は濡れないように少し足を上げた。

 日が天頂に差し掛かる頃、セギの乗るバラサはようやく川原を出てすぐ傍の森の中へと入った。巨木が密集する森の中は薄暗かったが、セギは確信を持って木々の間を抜けていく。目的地が近くなったようだ。ブースターは『そろそろだな』という目つきでファムの方を見たが、置いていかれないようにスピードを上げた。
 やがて木々の間に大きな岩が目立ち始め、木立の向こうに幾つもの巨大な岩が姿を現した。どうやらセギはそこへ向かっているようだ。
 岩の高さは周囲の木立の高さを超えてはおらず、森の中に埋もれるように点在する。先を行くバラサは最も大きい岩を回り込み、隣の岩との隙間に入って行く。ギリギリでやっと通り抜けられるだけの狭い隙間だ。
 隙間を抜けた先は巨石に囲まれた窪地だった。今通ってきた隙間以外からはどこへも行けない行き止まりだ。直径は50メートル程だがその窪地にも大小の岩が点在していて平らな場所はあまり無い。ファムはすばやく辺りを観察した。
「着きました」セギはバラサを止め、こちらを振り返った。
「ここ?」ファムは剣の柄に手をやりながら訊いた。
「そうです」セギはバラサをその辺の木に繋ぐとファムもブースターから降りるよう促した。
 ファムは官吏と一緒にブースターを降りた。
「見張っていてくれ。逃げないとは思うけど」ファムはブースターに声をかけた。ブースターは声を出さず小さく頷いた。
「こちらへ」セギに付いて幾つかの岩を超えて進むと、巨大な岩と岩の間の大きな隙間に石を組んで作られた建物が現れた。岩の隙間は4メートルほどあるだろうか、建物はその隙間に綺麗にはまり込むように建てられていて、上には巨大な岩がテラスのように張り出し、屋根のように建物を取り込んでいる。これなら雨が入ることは無いし、建物は窪地よりも一段高いところにあるから内部は乾いているに違いない。入り口は岩に囲まれて風も当たらず、たぶん南向きだ。『なかなか素敵な宿じゃないか』ファムは満足げに呟いた。
 セギは入り口に立ってこちらへ顔を向けている。ファムは慌てて岩を登ったがセギは先に中へと入り、ファムもすぐ後から入り口をくぐった。
 入ってすぐのところにある広間は岩の隙間を上手く利用していて、想像していたよりもずっと広々としていた。中央には火床があり、上には煙抜きの覆いが設けられている。火床の周りは毛皮が敷かれ、居心地のよさそうな空間になっているが、たぶん床の岩は座りやすいように手が加えられているのだろう。さらに広間の奥は、洞窟をそのまま使って、あるいは岩をくりぬいて、幾つかの部屋に分かれている。そのうちの1つはカーテンが下がげられ、半分ほど開いた隙間から寝具が見えている。セギが使っているようだが、どうも来客は予定していなかったようだ。
「ここは?」ファムはセギに説明を求めた。
「ここは私が隠れ家として使っている場所です」
「なかなか興味深い場所だ」
「もともとは家畜の乳から作る発酵製品の工場だった所です」
「発酵製品?」
「乳を発酵させ加熱して固めたものでパニルと言います」セギは大鍋をグルグルとかき混ぜるような動作をした。
「さっき、“もともとは”と言ったけど?」ファムは素直に疑問を追及する。
「ええ、ここはずっと以前からそういう使われ方をしていません」
「というと?」
「皇家が買い上げ、所有して使っていたのです」
「どういう風に?」
 セギは少しの間考えをめぐらせたが、やがて口を開いた。「この小屋は皇家の子供たちのための遊び場だったのです。子供たちは自然の中で遊び、この小屋で寝泊りしました。それは子供たちに対する教育の一環だったのですが、子供たちの中でもツィー様が特にこの小屋を気に入られ・・・何度も繰り返し・・・利用されました」セギは思い出したのか少し言葉に詰まった。
「あんたはそのツィーの教育係だったよね?」
「ええ、ですからこの小屋には数え切れないほど来て過ごしています」
「ここが皇家の持ち物だったということで、ここが敵に知られる可能性は?」
「無いはずです。ここはあくまでお忍びで来られる場所でしたから、知っている者の数は非常に限られます。たぶん今は私しか居ないのではないかと・・・」セギの声は暗くなった。
「だからここを使っている」
「ええ。比較的に安全だと考えました」
 言っていることに矛盾は無さそうだ。ファムはそう判断した。「あんたはあたしたちをここへ匿ってもいいと考えている」
「ええ、そう考えたからここへお連れしました。あなたが進んできた方向へそのまま進むのは危険が多すぎます」
「あの川が国境だということなら川向こうはラァスル・グールになるのか?」
「そうです。川を越えればすぐに検問を受けることになるでしょう」
「それで素性の知れない者はこう?」ファムは首をはねられる動作をした。
「その可能性は高いですね」
「そういうことなら、すまないけれど厄介になるよ」
「命を助けていただいたのですから遠慮は要りません」セギは笑顔になった。
「厄介なのを連れて来てしまったけど・・・」ファムは入り口の方へ顔を向けた。
「問題ありません。私も興味がありますから。ここへ呼びましょう」
「そうだな。このまま放っておくわけにもいかない」ファムは小屋の外へ向かった。
 官吏は岩の上にちょこんと座っていた。横ではブースターが睨みをきかせている。
「おい」どう呼んだらよいのか迷ったがファムはとりあえず声を掛けた。
 官吏が顔を上げた。こげ茶色の真っ直ぐな髪が揺れる。緑色の虹彩は不安の色を帯びて輝きを落としているが、フードを下ろし仮面を外したその顔はファムの目から見てもとても美しかった。
「おいじゃ駄目だな。名前は何と言う?」
「エヌマ」官吏はボソリと答えた。
「じゃぁエヌマ、ちょっと来てくれ」
 エヌマは素直に立ち上がり。ファムについて建物の中へ入った。
「食事の用意を始めるのですが、手伝ってくださらないかしら」セギが2人の顔を見て声を掛けてきた。
「いいよ」ファムは返事をしながらエヌマの方を見た。
 エヌマは少し躊躇してから小さく頷いた。
「彼女はエヌマ、そういう名前らしい」ファムが付け加えた。
「わかりました。では、ファムとエヌマ。まず食材を用意するのを手伝ってくださいますか。こちらです」
 案内された建物の奥には凍えるくらい気温の低い室(むろ)があった。
「ここはさきほど説明した発酵製品パニルの熟成室だった所です。室の奥は深い洞窟に繋がっていて、そこからは年中一定温度の冷気が吹き出してくるのです。その量を調整することでこの室を最適な温度に保つことができるのです」セギが解説してくれた。
 室には干した肉や魚、野菜、果実が吊り下げられ、塩漬けや穀物の粉など、様々な食材がそれにあった温度で蓄えられていた。
 セギはテキパキと動き、穀物の粉に水と塩そして酵母を加えて練り上げ、ふんわりと膨らむのを待って、それをこんがりと焼いた。セギはそれをピタというのだと言った。その作業の合間に貯蔵された食材を適当に組み合わせ、料理を幾つも作りあげた。ファムはこういう作業には疎かったが、エヌマはどうも経験があるらしく、指示された作業をテキパキとこなした。
 料理は完成に近づいていたが手伝っても実績を上げられないファムは外へ出てブースターとバラサから乳を搾ることにした。
 乳を搾っているとブースターが言った。「2人だけで残して大丈夫か?」
「エヌマはセギに危害を加えたりはしないよ」
「どうして断言できる?」
「勘だ。そんな気がする」
「セギも同意見か?」
「たぶんな。それにしてもセギはよく働くよ」ブースターの乳を搾りながらファムが言った。
「そのうえ頭も切れる」ブースターが小声で返した。
「わかってるよ」ファムは答えた。
「我々にとって良い方向か悪い方向か、どちらへ向かっていると思う?」ブースターが訊く。
「いい方向か、そうでなかったらそう悪くない方向だ。こうなったら運を天に任せるしかない」ファムは暗くなり始めた空を見上げ「それにしても、腹が減ったな」と呟いた。

「ご飯ができましたよ~」セギの声が響いた。建物の入り口から顔を出してファムを呼んでいる。
「なんだか懐かしい気持ちになる。どうしてだろう」ファムは誰にとも無く尋ねた。
「お前は特殊な環境で育っている。だから精神の健全な発達を促すために仮想環境での人間としての生活も教育プログラムに組み込まれていた。そこで得た記憶がお前をそんな気持ちにさせるのだろう」ブースターが答えた。
「まるで子供になったみたいだ」
「仮想環境でだが、お前がそういう経験をしているということだ」
「でも、これまでこんな気持ちになったことはなかった」
「これまでお前がこんな経験をしなかった、というだけのことだ」ブースターは冷たく言った。
 ファムは乳を入れた容器を抱えると建物の中に入った。
 広間は暖かく、食べ物のにおいが充満していた。
 中央では赤々と焚き火が燃え、吊り下げられた鍋の中ではスープが煮えている。周りには皿に盛り付けられた見たことも無いような料理が湯気を上げている。エヌマはもう座っていて、ファムが席に着くのを待っているようだ。
「うわ!凄いご馳走だな!それに凄い量だ」
「こちらへどうぞ」セギは正面の席を指し示した。
「これを」ファムは絞ってきた乳を渡した。
「これは後でいただきましょう。暖めた方がいいですか?」
「その方がいいかもしれないな」
「ではそうしましょう。それよりまず食事を始めましょうか」
 ファムが席に着くとセギも座り「いただきましょう」と両手を体の前で合わせた。
 エヌマは同じように体の前で手を合わせると意味のわからない呪文のような言葉を長々と唱え始めた。セギはそれに付き合い。ファムはその間お預けを喰らった。
 呪文が終わるとどうやら食事が始まるようだ。エヌマとセギが最初の一口を口に入れるのを確認してから、ファムも大きく口をあけて肉の塊を放り込んだ。
 ファムが吐き気を覚えたのは暫く食事を続けてからだった。
 絶えられなくなったファムは建物を飛び出し、大きな岩の陰まで行って今食べたものを吐き出した。それでも吐き気は収まらなかった。まだ胃袋は痙攣を続けている。
「どうしたのですか?」セギの声が聞こえた。

2020.12.08
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 自作小説    ジャンル : 小説・文学
 
 

フォマルハウト Sequence10を発表しています。

フォマルハウト Sequence10
 ようやく書き上げたのですが、この間から気になっているファンタジーの固有名詞の件、まだ試行錯誤を続けています。
 Sequence8では注意書きを入れたうえでパンやソーセージで表記していたのですが、その部分も下記のように変更してみました。どうかなぁ・・・。

『変更前』
 置き火から焚き火を復活させ、パンやソーセージ(この世界ではそれぞれに別の固有名詞が使われているが、我々の知っている物と同様のものは我々の使っている固有名詞を用いて記載している)にアダブラの乳やグィラを加えた朝食を済ませると・・・

『変更後』
 置き火から焚き火を復活させ、アダブラの乳を暖め、グィラを入れて、簡単だが動き回るには充分な熱量のある朝食を済ませると・・・

 注意書きが無くなった分スッキリしました。
消してしまったパンやソーセージに触れないように朝食の内容について補完するために“熱量”という表現を使っていますが、最初は“エネルギー”とか“カロリー”とかそういう表現を使っていました。
 でもこれもスッキリと馴染まないように思えるのです。外来語だからでしょうか?
 これも“栄養”かな?などと悩んだ末、“熱量”で落ち着かせました。言っていることは正しいと思うのですが、なんか直接そのまんまですけれど・・・。
 ここで登場したグィラはSequence 5で登場した紅茶かコーヒーをイメージした嗜好飲料ですが、やはりこういう風に物語独自の固有名を使った方が、解説に手間はかかりますが雰囲気が出るように感じます。

 そして調子に乗ってSequence10では『乳を発酵させ加熱して固めたものでパニルと言います』とセギに発言させて“"バニル”というチーズに当たる物を作り出し、さらに『穀物の粉に水と塩そして酵母を加えて練り上げ、ふんわりと膨らむのを待って、それをこんがりと焼いた。セギはそれをピタというのだと言った』というシーンを使って“ピタ”というパンに当たる物も登場させました。
 でも、長さやなどの大きさの表し方についてはまだ考え中です。『直径は50メートル程だが・・・』と書いたら一発でわかりますけど、この世界の単位を使うとそれについて(1×○は約▲メートル)などの解説がやっぱりいるような気が・・・。
なにかいい方法はないかなぁ。
 ついでにセギの台詞「ご飯ができましたよ~」まで気になってきました。ご飯?これはこのままで大丈夫?

 それから・・・あ、あまり内容について書いちゃいけませんよね。
 悩みながらようやく発表できましたが、このペースだとSequence11は来年になってしまいそうで、次の記事は年末のご挨拶を兼ねた「ここのところ」になりそうです。ではまたその機会に・・・。

 よろしければ下のリンクからお進みください。
 フォマルハウト Sequence10
関連記事
テーマ : つぶやき    ジャンル : 小説・文学
 
 

ゆく年くる年

 2020年もあと少しで暮れようとしています。
 今年は(というか今年も)いろんな事が起こりましたね。
 サキが興味津々で成り行きを見守っている新型コロナはまだまだ猛威を振るったままで収束の気配はありませんし、世界各国の情勢も分断や相互不審を克服できず大きな歪みを抱えたまま膠着状態です。なんだか大戦前夜のような不穏な空気が立ちこめ、サキは不安な気持ちでいっぱいです。
 なんだかなぁ~。サキが書くSFじゃあるまいし、なんとかならないのかなぁ。人間ってほんとうに・・・

 世界は様々な思惑が絡み合って混沌を極めていますが、サキはその世界の隅っこで今年もポツポツと小説を書いていました。関連記事で誤魔化しながら毎月何らかのUPがあるように心がけ、1年で11作品(連作も記事毎にカウント)をUPしています。
 創作ブログを標榜しているDebrisCircusとして、量的にどうかなとは思いますが、サキの創作スピードではこれが精一杯・・・。
 纏めてみるとこんな感じでした。

2月 
砂漠のバラ
 人の命を奪う事を生業として選択した2人の女性を主人公とした戦争物の短編です。2人が特殊な環境の中、戦場と日常の乖離に徐々に壊れていく様子を、とっかかりだけですが描いてみました。
 サキはこの2人の軍事作戦に目的がなかったことにいまさら気がついて書き直しを検討しています。
 だってそうでしょう?戦闘機だけの任務なんておかしいですよ。偵察とか爆撃とか、作戦には目的が必須なのですから。

青の向こう」 「scriviamo! 2020」参加作品
 中世日本で行われていた補陀落渡海をモデルとした短編。
 サキとしては珍しい舞台にチャレンジしてみました。
 結果は、まぁ置いておくとして・・・。

4月 
陽だまり
 北海道、最果ての無人駅、陽だまりで見たのは夢?それとも幻?そんな物語です。
ポルト夢想
 サキのポルトガル旅行をエスを主人公にして回想してみました。

6月 
フォマルハウト Sequence 6

7月 
「フォマルハウト Sequence 7」
「フォマルハウト Sequence 8 (前編)」

8月 
積乱雲
 暑さの中、ふと見上げた積乱雲から発想を得た掌編。「新世界」で登場する戦闘機パイロットのズイキを登場させています。

9月 
「フォマルハウト Sequence 8 (後編)」

10月 
「フォマルハウト Sequence 9」

12月 
「フォマルハウト Sequence10」

フォマルハウト」はサキが始めて手がけたファンタジー長編(予定)小説です。2013年に書き始め、長い休止期間を経て、2020年後半になって急に火が付いたようにまた書き始めています。
「フォーマルハウト(アズミ)」を書き上げたのをきっかけに、この話全体を「フォマルハウト」として改稿したのですが、それによって物語として抱えていた矛盾点が一部ですが解消され、「フォーマルハウト(アズミ)」は「フォマルハウト Sequence 6」となり、一気に「Sequence 10」まで進めることが出来ました。
 2021年はこの物語を中心に書き進めていくつもりですが、気分屋のサキのことです、他の物語に浮気をしてしまう可能性は大いに有りです。
 2021年、まずは八少女夕さんの「scriviamo! 2021」への参加を予定しています。
 参加の表明は他の参加者の皆様の様子を見ながら、もう少し準備が整ってからにしようかな。

 新しい年もいろんな事が起こりそうですが、創作はマイペースで続けていこうと思っています。
 変な小説ばかりを発表するサキですが、お付き合いをいただけたら嬉しいです。
 どうぞよろしくお願いいたします。
関連記事
テーマ : つぶやき    ジャンル : 小説・文学
 
<- 12 2020 ->
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。

山西 左紀

Author:山西 左紀
「山西 左紀について知りたい方はこちら」
(ニコニコ静画フリーアイコンより)

ようこそ!


頂き物のイラスト

アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
ラグランジア
左からシスカ、サヤカ(コトリ)、サエ。ユズキさんにイラストを描いていただきました~。掌編「1006(ラグランジア)」の1シーンです。
天使のささやき_limeさん2
limeさんのイラストをイメージにSSを書いてみました。「ダイヤモンド・ダスト」
イラストをクリックすると記事に飛びます。よろしければご覧くださいネ!
スカイさんシスカイメージ
スカイさんのシスカイメージ
シスカ・イメージ高橋月子さん作
シスカ・イメージ 高橋月子さん作
シスカ・イメージlimeさん作
シスカ・イメージ limeさん作 コトリ・イメージユズキさん作
コトリ(コンステレーションにて)ユズキさん作
リンク
ブロとも申請フォーム

Archive RSS Login