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Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

こんばんは!scriviamo!2020

scriviamo!
今夜は毎年恒例のイベント、「scriviamo! 2020」参加作品の発表です。
聞きなれない言葉ですが『scriviamo』とはイタリア語で「一緒に書きましょう」と言う意味だそうです。参加者が作品を書き(あるいは描き、撮影し)、それに主催者(八少女 夕さん)が作品で答える(その逆のパターンもありますが)という交流イベントです。
ここ何回か(8回目だそうです)サキは2作品で参加させていただく事が多かったのですが、先日1作目を発表し、そして今年もご迷惑かなとは思いながら2作目を発表するべく、締め切りギリギリまでがんばっていました。
ここまでギリギリなのはサキの意地悪な性格のせいもあるのですが、夕さんどうかお許しください。

では、2作目の参加作品を紹介させていただきます。
タイトルは、『青の向こう』です。
例によってヒロインが登場する掌編なのですが、名前はカリといいます。
これ、素敵な名前が思いつけなくって仮につけた名前だったのですが、書き進むうちに呼び馴染んで変更できなくなってしまいました。
この物語は、もう1人“こうじんさま”という男性が登場して展開するのですが、イベント参加作品に仕上げるために色々な部分を端折ったので、読んでくださる方の想像にお任せする部分が多くなっています。
長編として書けばもっと2人の心理や関係の変化の過程などが描けたと思いますが、そこまで密に書こうとするとそれはそれで完成しなかったと思います。
約7000文字、この企画の掌編として少し長くなってしまいましたが、読んでいただけたら嬉しいです。
よろしければ下のリンクからお進みください。

青の向こう

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テーマ : つぶやき    ジャンル : 小説・文学
 
 

パンデミックによせて

 ここのところ、サキは自分の作品「EEL」を読み返していました。
 この作品は2014年10月に書き下ろし2015年11月に改稿したものなのですが、いま世界を駆け回っている難題に触発されて読み返してみたくなったのです。
 今、世界は未知のウィルスによるパンデミックに混乱していますが、この作品も未知のウィルスとそれによる未知の病を取り扱っているからです。

「EEL」の世界ではまだパンデミックには至っていません。報道では感染者は8カ国で1万29人、1万人を超えたとされています。ただ死者の数が半端なく多くて6814人となっていますから、罹病したらまず死んでしまうという怖い病気です。もちろん小説ですから治療薬はありません。
 作中のニュースではこんなふうに報道されています。
『この病気に感染すると3週間ほどの潜伏期間ののち発症するのですが、初期の症状はほとんどありません。風邪をひいたように微熱が出たという報告もありますが、無症状の方がほとんどです。そして病状が進むにつれて脳細胞が少しずつ死んでいきます。徐々に脳の機能が衰えていきますので、それはまるで大人が幼児化していき、ついには乳児になって行くような経過を辿ります。そしてやがて胎児にまで遡ると体の機能を維持できなくなって死に至るのです』
 ヒロインの名前はウナギといいますが、これはとある組織が付けたコードネームで、本編では本当の名前は明かされません。ただウナギとだけ表記され、あまり裕福でない国の最底辺層の人間です。
 今日を生きるため仕事を求めていた彼女は何も知らないまま、発生地域から極秘裏に運び出された未知のウィルスの感染者の介護をさせられ、そのウィルスに感染してしまいます。そして組織の周到な計画に沿って彼女はその病気の潜伏期間のうちにとある大国に送り込まれます。
 彼女のパスポートはクリーンなうえ、国籍も未知の病が発生している地域とはまったく離れていますから、入国審査をすり抜けて入国してしまうのです。
 ヒロインが到着した国では、発生地域からの人の流入は完全に止められています。それにこの病気に感染している自国民は病気の発生している8カ国で医療活動にあたった医療関係者や旅行者などが感染した4例が報告されているだけなので、ウィルスが空気感染しないというデータとあわせて、政府や民衆は比較的楽観視しています。 
 彼女は誰に怪しまれることもなく、空港の人ごみに揉まれながら、地下鉄へのエスカレーターを下り、大都会の雑踏の中へ消えて行きます・・・。

 この物語では何者かがテロとしてパンデミックを起こそうとしていますが、現実の世界では人間の経済活動を止めることを躊躇したためにパンデミックが発生しています。その代償はとんでもなく大きく、損失は計り知れません。
 こんなこと誰にも経験があるわけでも無く(前例はありますが環境が全く異なります)、その対応が正しかったのか過ちだったのか、本当のところはもっと時間が経たないとわかりません。事態は刻一刻と変化し、一瞬も予断を許さないのです。変化を予知できる人間なんて居るはずもありません。
 人間と未知のウィルスの両者がどこで折り合いをつけるのか、サキは命を懸けながら(大丈夫だとは思うのですが、でもやはりサキみたいなのはリスクが高いかもと思ったり・・・)見守っています。その辺の下手なSF(「EEL」)なんかよりよっぽど興味深いです。
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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。

山西 左紀

Author:山西 左紀
「山西 左紀について知りたい方はこちら」
(ニコニコ静画フリーアイコンより)

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