Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

新世界から Scene2

Stella/s月刊ステルラ8・9月合併号 投稿作品

Huwari(フワリ)

 雨が上がって日が差し始めると、大気は一気に蒸し暑さを増した。
 通りに沿って立ち並ぶ中層の建物は薄汚れ、くすんでいて、あちこちが傷み、歪んていた。
 路面はアスファルトで舗装されていたが、あちこちが剥がれ、めくれあがって水が溜まっていた。往来する自動車がそれにタイヤを落とし、あちこちで跳ねを上げた。
 フワリは軒先を出て、そこここにできた水溜まりや、行き来する人々を避けながら通りを歩き始めた。
 彼女はまだ12歳だったがその割には背が高く、背の割には体重が不足していた。つまりやせっぽちだった。肌の色はやや濃いめで、大きな目と深い湖を思わせる藍色の瞳が印象的だ。そして腰まで届く漆黒の髪は首の後ろでシンプルに束ねられ、律動的な足取りに合わせてリズミカルに揺れていた。
 身に着けているサイズの小さいワンピースは、もともとの色が何色だったのか想像することも難しいくらい変色していたし、そのほっそりとした長い足にまるで似合わないズック靴は、メーカーも分からないくらい型崩れしていた。上空には大きな二重の虹がかかり始めていたが、彼女がそれに気づいた様子は全くなかった。
 もっとも、大勢歩いている、あるいはたむろしているこの街の住人の中で、その大きな虹に気が付いた者がどれだけ居たのだろう。おそらくその住人を探し出すことは至難の業だ。
 やがてフワリは十字路に差し掛かるとそこを右に曲がった。曲がった先は少し静かな通りになっていて、辺りは2階建てかせいぜい3階建の建物が立ち並んでいる。ほとんどが宿泊かそれに類する目的で使われる建物だったが、好き勝手に増改築された不統一な外観がこの通りの景観に一層のカオスを加えていた。
 通りを暫く進むと左側に緑の木々が見えてくる。緑はその奥に建つ3階建の建物の前庭で、ほとんど手入れもされていなかったが、それなりの広さを持っていたし、大きな木もたくさん植えられていたので、周囲に一定の潤いと安らぎの様な物を与えていた。
 庭は錆びついた鉄製の柵で囲まれ、入口には崩れかけた石造りの門があった。その門の前には紺色の薄汚れたセダンが1台、通せんぼをするように止まっている。フワリはそれをぐるりと回り込んで門を入り、木々の奥に見えている建物の入口まで、庭の飛び石を伝って近づいていく。飛び石の間隔が開いていてジャンプをしなければならない所もあったが、地面がぬかるんでいるので靴を濡らさずに庭を通り抜けるには飛び石を伝うしか無い。
 奥に立つ建物の1階はバーになっていて、その入口からバーテンダー風の男が出てきて声をかけた。「おかえり、フワリ」
 その“フワリ”の発音は、柔らかさや軽やかさを表すその言葉の本来の発音とは全く違っていて、解剖を表すよく似た別の言葉の発音のように抑揚を欠いた硬い物だった。
 フワリはその男の方にチラリと目をやったが何の受け答えもせず、そのまま入口をくぐった。
 ホールには女が3人たむろしていて、カウンターの中にはマネージャー風の男が暇そうに座っている。
「おかえり、フワリ」女達は口々に硬い方の発音でフワリに声をかけたが、彼女はさっきと同じように受け答をせず、真っ直ぐにホールを横切って階段へ向かった。そして階段の一段目に足を乗せると、カウンターの中に暇そうに座っている男に目を向けた。
「接客中だ」その様子を見てカウンターの中の男が短く要点だけを言った。
 フワリは一段目から足を下ろすとそのままカウンターの椅子に登って腰掛けた。
「しかも2人もだ」男はいやらしく顔を歪めた。
 フワリは黙っている。
「どうした?何か用でもあるのか?」マネージャー風の男が声をかける。
 フワリは黙ったまま顔を上げて男の顔をじっと見た。そして首を左右に振った。
「そうか。まぁ、そこに座ってな。まだ暇だしな」男はゆっくりと立ち上がるとカウンターを出て外の様子を見に行った。フワリはそれ目で追っていたが、男が入口から出ていくと目線を前に戻した。そして正面の棚に並べられた酒の瓶を熱心に眺め始めた。まるで瓶に貼られたラベルにとても重要な表記が隠されているかのように。
 他愛のない女たちの会話が聞こえていたが、それはフワリの耳には届いていないようだった。
「フワリ。フワリ!」呼びかけられてフワリは顔を上げた。階段の登り口の処からエリの顔が覗いている。整った丸い顔にショートカットの黒い髪の女だ。もう40歳を超えているはずだが、その可愛らしい顔立ちのせいで30代前半に見える。「ちょっと、上に来てくれる?」エリは人差し指で上を指した。フワリは暫くエリの方をじっと見つめていたが、やがて椅子からポンと飛び下りると階段の方へ向かって歩いて行った。エリは傍に来たフワリの肩にそっと手を添えると一緒に階段を上った。

***

 エリは2階の部屋の扉を開けた。フワリは入り口で少しの間立ち止まっていたが、エリに促されて部屋に入った。
 部屋の雰囲気はいつもと違っていた。いつもなら据えたような男と女の体臭が充満している部屋は、今日はその気配もない。部屋の右手にはダブルサイズのベッド、そして奥に押し込まれたソファーには、濃紺のスーツをきっちりと着込んだ2人の男が窮屈そうに座っていた。
「フワリだ」エリがフワリを紹介すると、男達は立ち上がって深々と頭を下げた。1人はがっちりとした大男で、もう1人は痩せた小男だった。
 フワリは少しだけ目を見開いた。藍色の瞳は一層深みを増し、まるで観測装置のように男たちの頭のてっぺんを見つめ続ける。
「フワリ様ですね」頭を上げてから、小さい方の男が確認するように訊いた。体格から受ける印象の通り甲高い声だ。
 フワリは2人の男の顔を交互に眺めていたが、全くの無言だった。「大きくなられましたね。お久しゅうございます」大きい方の男が言った。太くてよく通る声だ。そしてもう一度揃って頭を下げた。
 フワリはただ黙って前を向いている。エリは男たちの取って付けたような態度にポカンと口を開けたままだ。
「驚かれましたか?そのお顔は小さいころのフワリ様そのままでございます」小さい方の男が懐かしそうに言った。
「確かにフワリ様だ」大きい方が続けた。
「早速ですが、あまりグズグズしてもおられません。本日わたくし共がここに参った理由、わたくしの方から説明させていただきましょう。どうぞおかけください」小さい方の男がベッドに座るよう促した。
 フワリとエリがベッドに腰掛けるのを待って、2人の男は再び窮屈そうにソファーに腰を下ろした。
「まず、わたくしの方から自己紹介をさせていただきます。わたくしはベントと申します。そしてこちらの大きいのはボウズと申します。お見知りおきをくださいませ」2人はまた小さく頭を下げた。
 そして続けた。「フワリ様、あなたはご自分が何者なのかご存じですか?」
 フワリは小さく首を振った。実際フワリは自分が何者かを知らないはずだ。フワリは母親を知らなかったし、もちろん父親も知らなかった。家族や親せきにもこれまで会ったことはない。この屋敷の女達はすべからく優しかったが、家族のように接することはなかった。エリだけが、家族の代理のような役割を担っていたが、それでもやはり家族とは違う関係を保っていた。自分はどこかで生まれて、そして捨てられた。フワリは漠然とそう思っている・・・エリはそう考えていた。
「わたくし共はフワリ様、あなたが何者か、そしてこれから何をなさらなければならないか、お伝えするために参ったのです」ベントと名乗った小さい方の男が宣言した。
「ところでフワリ様はいくつにおなりですか?」気分を変えるようにベントが尋ねる。
「・・・・・・」フワリの瞳は観察を続けているが唇は動かない。
「先月で12歳になった」フワリが黙っているのでエリが代わって答えた。
「お前に訪ねているわけではない。フワリ様自身にお答えいただきたかったのだ」ベントと名乗った小さい方の男が声を強めた。
「悪かったね」エリは不満げに答えベントを睨み付けた。
 ベントは暫くフワリと見つめあう形になったが、フワリの唇は微塵も動かない。
「ではもう裳着は済んでおられるわけですね」ベントは根負けしたように口を開いた。
 フワリは相変わらず黙っていたが、エリが代わりに頷いた。
 それを確認するとベントは厳かな口調で語り始めた。
「これからお話しすることは、フワリ様にとって耳障りのよい話ではないかもしれません。だがフワリ様はもう12歳になっておられる。我々の間ではもう一人前と見なされます。逃げることはできないのです。あなたは我々の王なのですから」
「オウ」フワリは初めて口をきいた。小さいがよく通る澄んだ声だ。
「そう、王です。あなたは女王なのです」ベントは念を押す。
「ジョウオウ」フワリは何かの暗号のように言葉を繰り返す。
「フワリ様はパミラウについて聞いたことがおありですか?」ベントは質問を投げかけた。
「パミラウ」フワリはやはり単純に言葉を返す。
 ベントはエリの方を見た。
「話したことはない」エリは簡潔に答えた。
「では、説明しましょう。パミラウとは南洋にあった王国です」
「王国」フワリは瞳の焦点の位置を変えた。
「はい、パミラウは南洋のたくさんの島々を支配下に置く強大な王国でした」
「でした」
「はい、今はもうありません」
「どうして」フワリは抑揚の無い声で言った。
「先の大戦前にパミラウがイルマの信託統治領になった時に消えたのです。パミラウの独立を最後まで守ろうとしてイルマと戦ったのが、あなたのお父様でありパミラウ王国の国王であったガウガ様なのです。勇敢に戦いましたが国王は戦で亡くなり、国は滅び去りました。」
「お父様」
「はい、フワリ様、あなたはパミラウの最後の王ガウガの娘なのです」ベントはそう言うとまた深く頭を下げ、ボウズもそれに合わせるように頭を下げた。エリはその様子を呆れたように眺めていたが、男たちが頭を上げないので慌てたように頭を下げた。フワリは何の反応も示さなかった。
「我々はガウガ王の最もお傍にお仕えする家来でした。隣に居るエリもそうです」
 フワリはゆっくりとエリの方を向いて、それから目を元に戻した。
「国が滅んだとき、王を失った我々は散り散りになって姿を隠しました。幼かったあなたもエリに守られてここに身を隠されたのです」
 フワリはもう一度顔を回してエリを見た。
 国王を失ったパミラウの戦意は著しく低下し、戦線は総崩れになった。そしてあっという間に首都は陥落した。ベント達組織の重鎮達は、まるでそのことを予期していかのたように素早く逃走した。王女であるフワリの安全の確保など全く眼中にない様子だった。少なくともエリにはそのように見えた。エリは見捨てられたフワリを放っておくわけにもいかず、ただ単純にフワリを連れて逃げただけだ。それ以降、この男達からの接触はなかった。秘密保持のために接触を避けたとさっきは説明していたが、そんなことはとても信用できない。確かに彼らとはお互いの命を預けあって一緒に暴れまわった仲間だったのだが・・・エリはフワリと顔を見合わせながら考えていた。
「フワリ様、あなたはパミラウ王朝の正当な継承者である王女なのです。あなた以外に継承権を持っておられる方はもう生きておられません。ガウガ王が亡くなった時から、あなたが我々の王なのです」
「国が無いのに」フワリは至極真っ当な疑問を口にした。
「ですから、我々はパミラウを蘇らせるのです」
「どうやって」
「蘇るためにあなたのお父様、ガウガはたくさんの財宝を残されています」
「・・・・・・」フワリは言葉を発するのをやめ、無言で話の続きを待っている。
「ただ、これまではそれがどこに隠されているのか分からなかったのです。だが幾つかの伝承を整理し検討した結果、我々はついにその鍵の在処を突き止めたのです」
「どこに?」今度はエリが質問した。この男達はフワリをどうするつもりなのだろう。単純にフワリの様子を確認に来ただけではないのだ。
「どこに?フワリ様の中にだ」ベントはエリの方を向いて答えた。
「あたしの中」フワリは感情を排した声で言った。
「そうです。鍵はフワリ様の中にあるのです。内蔵の隙間に巧妙に隠されています。多分それはマイクロフィルムの入ったカプセルです。それを取り出し解読することによって財宝の隠し場所が分かるはずです」
「どうやってそのカプセルを取り出すの?」エリが不安そうに訊いた。
「もちろん、手術で取り出します。超一流の医師を手配しますから、安全性に問題は有りません。そして、これは我々の王であるあなたの責務なのです。フワリ様」ベントはフワリの目を覗き込んだ。
 フワリは何の反応もせず、暫くの間ベントの目を覗き込んでいたが、やがてゆっくりと立ち上がった。そしてドアを開けて部屋を出て行った。ベントが首を振って指示を与えると、ボウズが後を追った。

「ふう・・・」ベントが溜息を洩らした。「いつもあんな感じなのか?」
「そう、じっと観察して、判断して、そして判断したとおりに行動する。そんな子よ」
「やれやれ、さすがは頭(かしら)の娘だ。あの目は頭とそっくりだな、全てを見透かされているようで、自分が酷く愚かに思えてくる」ベントは頭を掻いた。
「これまであの子に何の関心も持ってこなかった報いよ。突然やってきて、どういう風の吹き回しかと思ったら、こんな話だし」
「エリ、これはお前にとっても美味しい話だと思うが・・・?」ベントは薄笑いを浮かべてエリを見た。
「不味くはないわね・・・」エリは心を読まれないように視線を強くした。
「退屈な10年だったろう?血まみれエリ」ベントは舐めるような視線を送りながらエリをそう呼んだ。
「そうね、でも、パミガーラについては何も言わないつもりなの?」エリは話題を変えた。
「これだけを言えばフワリも覚悟の様な物ができるだろう。黙って無理やりやるよりはずっとスムーズに事が運ぶ。それに、でたらめでもない」
「そりゃぁ、そうだけど・・・」エリはフワリが出て行ったドアの方を眺めながら言った。「パミラウ王朝の正当な継承者である王女、確かに彼女の一面だけど」
「しかたなかろう。俺達は極悪非道の海賊集団、パミガーラの残党で、あんたはその頭、ガウガの娘です・・・そんな話を持ち出せば話は余計にややこしくなる。そうだろう?」ベントは同意を求めた。
「そりゃ、そんなことは伝えたくないけど・・・」エリは言い淀んだ。
「俺達が海賊パミガーラだったということは明かさない方が良い。いま俺達の正体が漏れるるようなことがあったら、今度は完璧に叩き潰される。グロイカ政府もこの件ではイルマ政府と呉越同舟だ。やつらが根絶やしにしたかったのはパミガーラの方だからな。秘密を知る者は1人でも少ない方が良い。それにこういう話しにしておくと、事を進めるときにフワリに一応辻褄の合った説明ができる」
「それはそうかもね。パミラウの話やガウガの財宝の話は、一応それで説明がつきそうだから。パミラウは群島丸ごとの国家のような組織だったし、ガウガの頭を頂点にした王国。まさにパミラウ王国だったというのは本当のことだから・・・」
「ただ王国の収入源の1つがパミガーラの海賊行為だったというだけのことだ」ベントはエリの目を見て言った。
「ベント、本当にパミラウを蘇らせる気?」
「もちろんだ!」ベントは自信に満ちた笑顔で答えた。「だがそのためには大金が必要だ。充分な金があればみんなまた這い上がれる。繁栄の光の中へな。パミラウの再興も、パミガーラの復活も思うがままだ」
「でも財宝が本当にあるなんて話、初耳だよ」
「頭がたくさん財宝を隠しているという噂はずっとあった。何代も昔から海賊を続けていて、美味しい物件もたくさん襲っているようだしな。調べるのにはずいぶん手間取ったが、ようやく鍵のありかにたどり着いたというわけだ」
「そうだったんだ。でも、娘の体内に隠すなんて頭も酷い事するね」
「頭のことだ。そんなこと何とも思っちゃいないさ」
「そうかもね。でもそれより、その手術をやってくれる超一流の医師って、本当に大丈夫なの?」
「当然、腕のいい医者を捕まえてある。パミガーラ王国の復活には女王のフワリはカリスマとして必須だからな。それに医者には多額の報酬をちらつかせてある。財宝が手に入ればそれくらい安いもんだ」ベントは答えた。
「その財宝って、どのくらいあるの?」エリは慌てて訊いた。
「小さな国が買えるくらいだ」声を小さくしてベントは答えた。
「そんなに・・・」エリの目は大きく見開かれた。
「是非とも手に入れたいだろう?血まみれエリ」ベントは再びエリのことをそう呼んだ。
 エリは言葉を返せない。
「さて、王女様ともう少し面談をさせてもらおうかな」ベントはボウズの後を追って部屋を出て行った。
 エリはそのままの姿勢でベッドの上に留まっていた。イルマ軍に叩き潰された海賊の残党に手を貸してくれる医師なんて、本当にいるのだろうか?そんな動きをしたら、たちまち国家保安局の網に掛かってしまいそうなのに。

 午後の大気はいっそう蒸し暑さを増していた。

2016.09.05 更改
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新世界から Scene2発表です。

今日は「新世界から」の第2話「Scene2・Huwari(フワリ)」の発表です。ウェブ月刊誌Stlla8・9合併号に掲載する作品の9月号掲載相当分です。
第1話を発表した時、この第2話はすでに完成し、先の校正推敲もいったん終わっていたのですが、サキがなかなかけじめがつけられなくて細かな修正を繰り返し、また推敲が入ったりして何日間も滞っていました。
今でもまだ完成感が無いので、修正があり得ます。こんな中途半端な作品で読んでいただくのは心苦しいのですが、かといって時間をかけてもすっきりと完成だ!という状態になるとも思えません。ということで思い切って発表してしまします。こんなのばっかですみません。いつものように寛大な心で読んでいただけると嬉しいです。

この後Scene3を予定していて、これは60%程度書きあがっているのですが、Scene2を書き直した都合で、Scene3までの間に新しいScene3を書かなければならないようです。書きかけのScene3はScene4になります。
新しいScene3は、Scene2から直接繋がる部分ですが、これまでの構想では書いていなかった部分になりますので、少し時間がかかります。これを書いた関係で新しいScene4(旧Scene3)にも若干の変更が必要です。
ちょっと忙しくなりそうですが頑張りましょう。
Sceneごとは今のところ繋がっていませんので、このお話単独でも読めますが、やはりScene1を先に読んでいただいた方が、新しいScene4に入りやすいと思います。
よろしければ下のリンクからどうぞ。

「新世界から Scene1・Firkin(ファーキン)」
「新世界から Scene2・Huwari(フワリ)」
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月刊 Stella 8・9 合併号 発刊です!!!

Stella/s 月刊 Stella 8・9月合併号を発刊しました。

Stella8_9合併号


 今回は、イラストでの参加者としてskyさん。お久しぶりです。skyさんはこの月刊 Stellaの発刊者のおひとりなんですよ。事情があって暫くお休みされているのですが、お忙しい合間を縫っての投稿です。そしてlimeさんです。

 小説ではポール・ブリッツさん、八少女 夕さん、篠原藍樹さん、TOM-Fさん、フラメントさんが参加してくださいました。皆さん、ありがとうございました。

 表紙の画像は、恥ずかしいのですが山西サキのイラストを使いました。
 このイラストは、ずいぶん前に友人の童話の挿絵として描いたものです。「まどの中の少女」というタイトルが付いていたのですが、ストーリーなどは失われてしまいました。今となってはもう修復することもできません。
 どんなお話しだったんだろう?

 このブログは訪問してくださる方が少ないので、どなたか賑やかなブログをお持ちの方、Stellaの発刊を宣伝してくださらないでしょうか。
 ご協力いただければ嬉しいです。

月刊 Stella 8・9月合併号の閲覧は、下記へどうぞ。

 【月刊Stella特設サイト】 http://monthlystella.blog.fc2.com/
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いつかまた・・・(オリキャラオフ会)

offkai.png
 「オリキャラオフ会第2弾 in 北海道~また一緒に遊ぼうにゃ~!~」
は、無事に閉幕・・・って、ちょっと待ってください。
この作品を滑り込みでUPさせてください。
コトリは普段の生活に戻っています。ヤキダマは?ダンゴは?ついでにケッチンは?気になる方は読んでみてください。


いつかまた・・・

 ヤキダマは階段を降りて店の中を覗き込んだ。
 時間は朝8時、バイクショップ「コンステレーション」は、まだ店を開けていない。道路側のシャッターが降りているので店内は薄暗く、国道を走る車の音だけがさざ波のように聞こえている。店内を見渡したヤキダマは、ピットの窓から明かりが漏れているのに気が付いた。防音を兼ねたドアを開け、中に向かって声をかける。「おはよう」
 ピットに置かれた大型のバイクの向こうから人影が立ち上がった。
「あ!起こしちゃった?おはよう」髪を微かに揺らしてコトリが言った。あちこちに油のシミのついた白いTシャツとジーンズ、黒い髪にはいく筋かの白髪の帯が混じっている。ああ、コトリのところへ帰ってきてたんだ。ヤキダマはあらためて帰国したことを意識し、安心感が込み上げてくるのを感じた。
「このバイク、ちょっと急ぎの仕事だったから、どうしても組み上げを始めておきたかったんだ。でないと調整の時間が・・・」コトリの声はそこで止まった。ヤキダマがそっと抱擁したのだ。コトリは暫くの間じっとしていたが「駄目だよ。汚れちゃうよ」と言った。
 ヤキダマはコトリをそっと放した。そして「ごめんな。仕事中に」と照れ臭そうに笑った。
「ほら、パジャマ、こんなにシミが付いちゃったじゃない。洗濯しなくちゃ」コトリの声は少しきつくなったが、顔は笑っている。
「起きたのなら朝ご飯にしようか、手を洗ってくる」そう言うとコトリはピットを出て行った。
「ヤキダマ、パジャマを着替えて洗濯機に放り込んでおいて」店のキッチンからコトリの声が聞こえる。
 ヤキダマはまた幸せな気分になって「うん」と返事をしたが、そのままの格好で店のシャッターを開け、店内に光を入れた。国道を走る車の音が満ち潮のように流れ込んでくる。朝の気配で店内を満たしてから、店の真ん中に止めてあったDUCATI696とMOTOGUZZI254の2台の赤いバイクを店先に並べる。この2台のバイクを店先に並べるということが、コトリが在店しているという合図になっている。コトリが北海道にツーリングに出かけていた間はMOTOGUZZI254だけが店先に佇んでいたはずだし、バイクを使わずに出かけた時もどちらか片方が並べられる。常連客はそれを目安に店にやってくるのだ。
 ヤキダマは郵便受けから新聞を取ると、店の一番奥にある大きなテーブルの上に置いた。
「まだ着替えてないの?店はいいから、先に着替えてよ」コトリがキッチンから顔を出して声をかけた。
 ヤキダマは2階へ上がり着替えを済ませると、パジャマを洗濯機に放り込んだ。そしてまた階段を下り、店の奥にあるデーブルにセットされた木製の長椅子に腰をかけた。テーブルの上では保温プレートに乗せられたコーヒーサーバーがほのかに湯気を上げ、店内にはコーヒーの香りが漂い始めている。テーブルに置いた新聞を読もうと手を伸ばしたヤキダマは、テーブルの上にあった少し大きめの集合写真に目をやった。

いつかまた
このイラストの著作権はlimeさんにあります。

「それね・・・」朝食を載せたトレイを持ってキッチンから出てきたコトリが言った。さっきと同じシミのついた白いTシャツとジーンズという格好だが、洗濯した物に着替えている。「北海道の相川牧場で一緒にバイトしたメンバーなの」
「ふ~ん、でもこのコトリの隣に座っている人、凄いな。キンキラ金だ」
「そうでしょ」テーブルをセットしながらコトリの顔が思わずほころぶ。「デュランっていうんだ。どこかの国の王様だって、レオポルド II・フォン・グラウリンゲン」
「王様!?」
「そう、“王様とゆかいな仲間たち”みたいな雰囲気、よく出てるでしょ?宴会の後で撮ったんだけど、王様『コトリは余の隣に座るのだ』って、うるさかったの。696にも乗せてあげたんだよ」
「王様とタンデム?」ヤキダマの顔は苦笑いになった。
「そう、凄いでしょ?」コトリは少し自慢げだ。「その右隣の茶色の髪の人はブルーフルーウー伯爵マクシミリアン、マックスっていうの」
「王様や伯爵って、いったいどこの国の?」
「そういうのは訊いちゃいけない雰囲気だった。とにかくそうだったの」
「へぇ・・・」ヤキダマは呆れたような声を出したが、コトリの真剣な眼差しを見て、素直に信じた方が得策だと悟った。
「そういう意味では一番後ろの列の3人もかなり変わっているでしょ?」
「この3人かな?」ヤキダマは3人に見当をつけた。
「そう、左から詩人さん、シスカと同じ白い髪だね。そしてリーザさん、レイモンドさん、なんとこの人シスカと同じオッドアイだったんだ。不思議でしょ?何だか縁を感じるよね。どう見ても異世界からやって来たような雰囲気だったんだけど、それも追及してはいけないの。でもとても楽しい人たちだったよ。3人でやってくださる芸も面白かったし。あれで稼ぎながら旅を続けてるんだと思う。でもその3人の中でもリーザさん、“戦士”なんだそうだけど、わたしはその強さにすごく惹かれたな」
「戦士?!」ヤキダマはそれについても追及を止めた。
「レイモンドさんの胸のところについているペンダント、人工知能を利用した自動翻訳機なんだよ。用語解説や観光案内までこなすみたいで、凄いハイテクだった」
 ヤキダマはそんな高性能な代物がこの世に登場しているという話は聞いたことが無かったが、それについても追及しないことにした。コトリはカップにコーヒーを入れるとミルクと砂糖を一杯入れてから一口飲んだ。ヤキダマはコーヒーだけを淹れたカップを口元に運んだ。朝食を始めてからもコトリのお喋りは止まらない。コトリにしては珍しい事だったが、コトリの声を聴くのは楽しい事だったので、ヤキダマはそのままにした。
「ダンゴの隣、一列目の左端は千絵さん、2列目左端の男性、正志さんとカップルなの。いつ告白するのかみんなでやきもきしていたんだけど、最終日の花火大会の日に正志さんが告白して、それを千絵さんがOKしたんだよ。感激だったなぁ」
「その告白シーン、コトリは見てたのか?」
「だってみんなが見ている前で告白したんだもの。全員で見てたよ」
「それは、凄いな。でもお似合いのカップルだな」
「そうでしょ」コトリは満足げにそういうと3列目左端の人物を指差した。「この人は、かじべたさん、大人数が生活するから応援に来てくださった方なんだけど、お台所の段取りがすごくいいんだ。あっという間に美味しい料理がどんどん出てくるの、きっと相川さん、凄く助かったと思うよ」
「それじゃ、“かじべた”じゃなくて“かじじょうず”さんだな」
「そう!確かにそうだよね」コトリは納得した。「それにね!この2列目右側の2人、ミツル君とナギ君っていう双子なんだけど、お母さんを亡くしているみたいだったんだ。それでカジベタさんがね、何となくこの子たちのお母さんみたいに接してくださっていて、見ていてとても素敵だった」
 ヤキダマはコトリの様子をじっと見ていたが、話題を変えた。「この目玉みたいのは?」
「あ、これ?フワフワ浮かぶ目玉なんだけど、ナギ君の手品なの。種は教えてもらえなかったけど・・・」
「ふうん」ヤキダマは短く返事をし、解説の続きを促した。
「2列目から行くね。こっちから真君、萌衣ちゃん、享志くん、高校生のトリオなんだけど、この3人も携帯電話を知らないみたいだったり、やっぱり不思議なんだ。この萌衣ちゃん、何となくハーマイオニーの雰囲気だったな。でも彼女、ハーマイオニーを知らなかったよ。変でしょ?」
「確かに」ヤキダマは相槌を打った。
「こっちの享志くんは級長らしくてこの3人のまとめ役かな、そして真君、彼もオッドアイだったんだ。しかも長一郎さんの亡くなったお孫さんにそっくりらしくて、それに名前も同じだし。親父さんの近況報告に長一郎さんのとこに行ったら、俺の孫だって紹介されてびっくりしたよ。やっぱり何か不思議な力が働いているような気がするでしょう?」
「不思議な事がたくさん起こったみたいだな」
「彼も随分混乱してた。自分そっくりの人が亡くなっているんだもの・・・。でもきっと大丈夫。うん」コトリは小さく頷いた。「長一郎さんと真さんとの三味線共演、本当に血が繋がっているみたいに息もぴったりだったし、踊っていただけますかって誘われたし・・・」
 ヤキダマは目を少し見開いてから、小さく頷いた。
「それで、3列目のこの人が鏡一太郎さん」気を取り直してコトリが続けた。
「あ、親父さんの飲み友達の、たしか京都の宮大工さん」
「そう、そして右隣がお孫さんの成太郎さん、盆踊りの太鼓、2人の息がぴったりで、迫力だったよ。その隣、右端が大学生の幸生さん、あまり話をする機会は無かったんだけど、この人も不思議な雰囲気の人だったなぁ。歌が物凄く上手で、甘くて高い声が素敵だった。いつかシスカとデュエットさせてみたいな」
「シスカさんは元気だったか?後で釧路に寄ったんだろう?」
「うん、元気だったよ。でもその話はまたあとで、伝言もあるし」
「で・・・?」ヤキダマは写真をチラリと見た。
「前にいる動物たちも参加メンバーなんだよ。とっても可愛かったんだけど、この猫、マコトっていう名前で、しかもまたまたオッドアイなんだ。真君と猫のマコト、おんなじ色のオッドアイなんだよ。これも不思議な偶然だよね」
「ふうん」ヤキダマは写真をチラリと見た。
「ふふ、気になる?」コトリの顔は少し悪戯っぽくなった。
「なにが?」
「右の端のこの子のこと」
「この子がどうかしたのか?」
「凄い美人でしょう?」
「確かに・・・そうだけど」ヤキダマは目を泳がせた。
「この子は綾乃ちゃん、ニューヨークのコロンビア大学で宇宙物理学の勉強中なんだって」
「へえ!それは凄いな」
「おまけにジャーナリズム・スクールにも通っていて、どちらも優秀な成績みたい。それに趣味で写真もやっていて、腕前もプロ級なの」
「まさにスーパーウーマンだな」ヤキダマは唸った。
「さらにこの美貌だものね。気になるでしょ?」コトリはヤキダマの顔を覗き込む。
「そりゃ、気にならないと言えば嘘になるけど・・・」ヤキダマの目はまた泳いでいる。
「ふふ・・・」コトリは小さく笑った。「ごめんなさい。本当はわたしがとても気になったの。未来へ向かって突き進む自分と、それとは違うもう1人の自分の狭間で迷っているようだったから」
「ふ~ん」
「でも彼女もきっと大丈夫。出発の朝の様子じゃ、問題点の整理はできていたと思う。解決はしていないと思うけど。でも彼女は強いよ」
「僕が仕事で缶詰になっていた間に、コトリはずいぶん興味深い体験をしていたんだな」
「いつかまた・・・」コトリが何か言おうとした時、甲高いツーストロークエンジンの音が聞こえ始めた。
「ん?」コトリが顔を上げる。
「ケッチンか?」ヤキダマもその音に気が付いた。
 その音の主は急速に接近し、側道を下って歩道に乗り上げると、コンステレーションの前の駐車スペースに停車した。爆音をまき散らしていたエンジンはイグニッションオフと同時に沈黙した。
「アメリカの話は今夜ゆっくり聞かせて」コトリが少し早口で言った。
 ヤキダマは笑顔で頷いてから、店の表に目をやった。
「おはようございま~す」ダンゴの元気な声がした。
「ダンゴが一緒なんだ」コトリがヤキダマの方を向いて嬉しそうに言った。
「少しは進展しているのかな?」ヤキダマが片目をつぶった。
「おはようございます」ダンゴの後ろからケッチンの声がする。「マッハを診てもらえますか?ちょっとかぶり気味なんで・・・」
「うわぁ!おいしそう」ダンゴが歓声を上げた。
「あ、朝食中?もう少し後の方がよかったですか?」ケッチンがテーブルを覗き込む。
「大丈夫。今、コーヒーを入れるね」コトリが立ち上がった。
「あ!コトリ。私も手伝います」ダンゴが後を追った。

2015.09.12
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テーマ : 自作小説    ジャンル : 小説・文学
 
 

【もの書きブログテーマ】視点・人称

 limeさんの新・お題バトンシリーズ、サキのブロ友の中にもこのバトンについて記事にしている方もいらっしゃるのですが、サキはそこへはコメントを書き込んでいません。というのはこのブログで記事にしてみようと思ったからです。

(雑記)私設☆物書きブログテーマ・・・視点・人称

視点・人称。「シスカ」を書き始めたときは何も意識もせず書き始めたものですから、気がついてすらなかったんですが、「シスカ」は三人称なんですよね?しかもシーンごとに視点がころころ変わるんです。そのことにすらだいぶ書き進めてから気がついて、読みにくいかなぁ・・・と、視点の変化の間隔をなるべく長く取ってみようとしたりしています。そして少なくとも同じシーンでは視点が変わらないように気をつけたつもりです。実際はどうだったか、ちゃんとできているかどうかは細かく検証していないので分かりませんけど。「小説お作法」に厳しい方が突っ込まれる部分、きっとサキの作品にはたくさんあると思います。
 とにかく小説というものを書き始めた4年前は、小説のお作法なんて全く頭の中に無かったということです。実験作品のつもりで書いたものを先日記事の中でチラリとお目にかけることがありましたが、あんなものを先に見せて『どう?』などと不安げに訊いていたのです。先もまた素人ですから、困っただろうと今更ながら思います。「止めておけ」とは言えなかったんだろうと想像しています。
(実際は、お?案外面白いぞ。と思いましたし、ブログなら発表しても誰も困らないだろう、と考えました。お金を取るわけじゃないんですから。それにその時、新しいものにチャレンジすることがサキにとって必要だと思いました。by先)
 この三人称と次々と切り替わる視点、これがサキのデフォルトだろうと思います。サキにとって一番書きやすいから最初の作品である「シスカ」が三人称で書かれているのでしょう。

 次に一人称ですが、これは「Meteor(メテオ)」「Eridanus(エリダヌス)」「V645 Centauri (プロキシマ)」「*アスタリスク」など、結構使っているんですね。
「Eridanus(エリダヌス)」は主人公のE・MAILと言う形を取った物語ですので、ずっと“僕”ですし、“兄さん”と呼びかけます。
「*アスタリスク」はずっと“オレ”を使った一人称で物語が進みます。この2つの作品はちょっとした思いつきを実践してみる実験作品でもありました。ま、サキにとっては全てがチャレンジであり実験なんですけど、特にこの2つは作品化するのが難しかったですね。ずっと悩んでいたような気がします。一人称って自分の心境しか描けないんですよ。そして主人公を客観的に見ることができないのにも困りました。自分がどんな姿なのか、表すことはとても難しいです。
「*アスタリスク」はちょっとした工夫をしているので、できるんですけどね。

 そして二人称。これってどんな文章なんでしょう?

 あなたは重たいドアを開けて部屋に入った。部屋は闇に沈んでいる。あなたは部屋の照明のスイッチを探し、それをドアの右側の壁に見つける。あなたが意を決して全てのスイッチを入れると・・・

 ええ?これは無理でしょ?とても上手く展開できそうもありません。
 皆さんは面白い二人称小説、どこかで見かけたことがありますか?

 サキは読まれる方が読みやすい方法で書くことができたら良いなぁ、とは思っています。
 でもね、できるかどうかは分からないのです。
 サキの頭の中を表現できなかったら、いくら読みやすくても意味がないですから・・・。(酷い奴だ!dy先)
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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
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頂き物のイラスト

アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
ラグランジア
左からシスカ、サヤカ(コトリ)、サエ。ユズキさんにイラストを描いていただきました~。掌編「1006(ラグランジア)」の1シーンです。
天使のささやき_limeさん2
limeさんのイラストをイメージにSSを書いてみました。「ダイヤモンド・ダスト」
イラストをクリックすると記事に飛びます。よろしければご覧くださいネ!
スカイさんシスカイメージ
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シスカ・イメージ高橋月子さん作
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