Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

「シスカ」はここから始まった。

アモルファシア」を再度ご紹介しようと思います。
 この作品は2013年12月に[Stella 12月号]のために書き上げた読み切りの掌編です。
 手抜き・・・とのご指摘は甘んじて受けますが、たしかに手抜きですね。
 でもサキは長編「シスカ」を書き終わって、改めてこの作品も読んでいただけたらなぁ・・・と思ったのです。
 先ほど読み切りの掌編と書きましたが、たしかにこの作品は単独でも読んでいただけます。とある女性(私)と男性(彼)、(2人はお互いに愛し合っているようです)そしてその男性(彼)の娘(少女)、この3人が登場する短いお話です。舞台は場末のバー(というか大きなホールの片隅にあるバーですか)、季節は年の瀬、年末祭のイブ(クリスマスのようなものを想定しています)、そこで3人はささやかなパーティーを催します。
 なぜ「シスカ」の完結後に改めてなのか・・・意味不明ですよね。解説しますと、それはこのお話が時系列的に「シスカ」の先頭に位置するお話だからです。
 サキの頭の中では“私”と“少女”、そして“彼”は「シスカ」の物語と被るのです。“彼”の妻、“少女”の母親でもあるのですが・・・は病を得て亡くなっています。“彼”は妻を失った悲しみを乗り越えて新しい恋を始めています。そして多分“彼女”のお腹の中には小さな小さな命が芽生えているはずです。
 一見幸せそうに見えるこの3人ですが、このパーティーのどれぐらい後かわかりませんが、破局が待っています。“少女”はどうしようもなく傷つきますし、“彼”も“私”も同様です。そして芽生えた小さな小さな命に、それなりの幸せが訪れるのはずっとずっと先になります。

「アモルファシア」へのリンク。よろしければどうぞ。
http://debriscircus.blog.fc2.com/blog-entry-273.html
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オリキャラの日常(?)を妄想するバトン、やってみました!

八少女夕さんのやっておられたバトン、面白そうだったのでいただいてきました。
実は長編が1つ完結してしまって放心状態になっていました。
そんなことは無い!とずっと思っていたのですが、何もする気が起きないのはそういうことなんだろうと、ここのところ思うようになってきました。
なのでその長編のキャラ(ヒロイン)を登場させています。
さて、復活のきっかけになればいいのですが、どうなることやら。
皆さんの記事へのコメントも滞っています。ちゃんと読ませていただいているんですけれど・・・。

「オリキャラ日常バトン (13問)」
オリキャラの日常(?)を妄想して頂くバトンです!

指定キャラ→【シスカ】

■いつも何時起床だと思いますか?

勤務時間によりますが、多分目覚ましが鳴る前に押してしまう方だと思います。


■朝起きて、まず最初にすることは?

お肌の手入れ、でも化粧とかでは無くて主な目的は紫外線対策。
お肌が白い方で、紫外線に対してあまり強くないので。


■髪型など毎朝どうセットしているのでしょうか?

軽くブラッシングする程度で充分。何もつけないことが多い。でも直毛のサラリとした輝くプラチナなんですよ。
休日は結構長時間のブラッシングをする事も。


■私服、どんな感じなんでしょう?

フライトジャケットにチノパンツ。
ラフな服装が多い。ステージ衣装は別として、スカートをはいていることはまず無いです。


■煙草は吸う派?吸わない派?

吸いません。まず物語に煙草という設定自体がありません。


■お酒は飲みますか?飲みませんか?また、お酒には強いですか?弱いですか?

何でもガンガン飲みます。ベクル人の血を引いているので相当強いです。飲んでもほとんど変化無しです。


■恋人とデートです!何着ていきます?

こういうシチュエーションはまずないと思いますが、私服のままなんじゃないかな?
ショウが一緒になってからは何か気の利いたものを着ていくかも・・・。


■恋人に愛の言葉!なんて言った?

物語では使われませんでしたが、恋人というかそれに当たる人に告白する、という設定はありました。
それによると、シスカの方から『お嫁さんにしてくれないか』と告白しています。
そのあと『自分は危険物だから熟知した者が取り扱わないと危険なんだ・・・』と続けています。まるで整備用のマニュアルみたいですね。


■甘党?それとも辛党?

そりゃもう辛党です。


■寝るとき、どんな格好してるんでしょう?

柔らかい素材のゆったりとしたパジャマです。ネグリジェのようなものは着ませんね。
寝相はいい方ですが、うなされて義父のキタハラを蹴り飛ばしたことがあります。

■オリキャラさんはどんな匂いがするのでしょうか?また、香水なんかは使っているんでしょうか?

香水は使いません。匂いがするとしたら、シャンプーや石鹸の匂いでしょう。
仕事が仕事ですから汗臭いときもあるかもしれませんけど・・・。

■オリキャラさんが寝言!なんて言った?

精神が安定してからは多分寝言は言わないんじゃないかと・・・。正直わかりません。
それまでは喚きまわることもありました。


■無防備に眠るオリキャラさんを発見しました。…どうする?

そっと口づけを・・・。
うひゃ~~

お疲れ様でした!

最後に、回す方のお名前とその方のお子さんの指定をどうぞ!

もちろんどなたでも、自己満足かもしれないですけど面白いですよ、やってみてください。
オフ会に参加された方、参加キャラでやっていただけたら面白いのになぁ・・・なんて。

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このバトンのURL:
http://www.baton-land.com/baton/796

バトン置場の『バトンランド』:
http://www.baton-land.com/
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テーマ : つぶやき    ジャンル : 小説・文学
 
 

時系列的にシスカが始めて姿をみせたSSです。

今夜は「ナオミの夢」をご紹介しようと思います。
この作品は2013年5月、7000HIイベントでTOM-Fさんのリクエストにお答えして書いた作品です。オリキャラのご指定は「シスカ」お題は「7000」でした。(この「7000」には苦労しました)
この作品は、国境紛争が終わったばかりのマサゴの町が舞台です。シスカはまだ4歳ぐらいの設定ですが、彼女は精神的にとても混乱しています。彼女が仮の生活を送っている避難民救済センターに、後にシスカの養親役を引き受けるキタハラ・ロクとナオミ夫妻がやってきます。2人はお互いの意見の違いで仲違いを起こしながら幼いシスカと遭遇し、接触し、融合していきます。
この夫婦の運命は必ずしもサキの望むものではありませんが、この物語のストーリーが進んでいくにしたがって、何の脈絡もなく決定されていったものです。
どうしてサキはこの2人にこんな運命を背負わせてしまったのだろうか?こんなことが起こってもいいのだろうか?サキは書き終わった今でも若干の後悔と共にそう考えています。
でもこのときのナオミは真剣にそうなろうと決意し、ロクはそれを支えようと決意します。結果的にロクとナオミは生きた証を遺すのですが、2人にとってそれは思いもかけなかった結果であったろうと思います。でもシスカにとって、それは唯一の選択肢だったのではないかと思っています。シスカの状態から、それ以外にショウとミユキを遺す道はなかったように思います。
もしナオミがショウとミユキを見ることが出来たらなんて言うだろう?サキはそんなことを考えながら結論を出せずにいます。

「ナオミの夢」へのリンク。よろしければどうぞ。
http://debriscircus.blog.fc2.com/blog-entry-226.html
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物書きエスのきまぐれプロット(H1A)

Stella/s 月刊ステルラ4・5月合併号 投稿作品

H1A

「寒い・・・?」
さっきまで体中が細かく震えていたのに、震えも止まった。
寒さも感じなくなった。
そしてなんだかフワフワした気分になってきた。
あれ、体が動かないぞ。
「まぁ、いいかぁ・・・」
僕はぼんやりとした頭の中で考えた。

 ケッチンの運転するオートバイ、H1は悲鳴のようなエンジンブレーキの音を響かせながら減速し、コーナーに入っていく。
 2月の空気は肌を切るように冷たい。「寒~い」タンデムシートに座っているダンゴは前に座っているケッチンに回した手に力を込めた。背中にピッタリとくっつくと少しだけだが暖かくなるような気がするのだ。つなぎのツーリングウェアの上にオーバーパンツを履き、モコモコのダウンを着込み、さらにその上に分厚い革製のジャケットを羽織っているのに、寒さは体の芯にまで伝わってくる。
 H1はコーナリングを始める。それにつれて体はコーナーのインに向けて傾き、路面が迫ってくる。
 オートバイに乗せてもらい始めた頃は今にも路面と接触しそうなこの状況に、ダンゴはいつも体を起こしたい衝動に駆られた。でも、そうするとスムーズなコーナリングが出来ないとケッチンに叱られるので、ケッチンの背中にギュッとしがみつきながら恐怖に耐えていた。でも最近はこの一体感のあるコーナリングを楽しめる程度にはなってきていた。コーナリングの開始と同時にタイミングを合わせてインに向かって体を倒し込む、次のコーナーでは反対側に、そしてまた反対側に・・・リズミカルな動作はなんだかダンスみたいだ。そんなふうにすら感じる事もあるくらいだ。
 ストレートに出たH1は軽やかに加速していく。辺りは少しずつ明るくなり始め、夜明けが近いことを感じさせる。なんとか日の出前に岬にたどり着けそうだ。ダンゴは次のコーナーに備えながら安堵のため息をついた。

 素晴らしい日の出だった。そうでなければケッチンに嫌みの一言も言われていたところだ。何故なら真夜中をずいぶん過てから急に「岬の先端で日の出を見たい」と言い出したのはダンゴだったからだ。どうしてかは自分でもわからなかった。
 ダンゴがそう言い出したとき、「日の出?しかも岬で?寒いぞ!」ケッチンは困ったような顔をしたが拒否はしなかった。「それに日の出の見える岬なんて近くにはないぞ。シオミ岬なら見えると思うけど、夜明けに間に合うかな?」
「じゃあ、すぐに出かけよう。バイク、仕上がってきてるんでしょう?」
「H1のことか?あれで行くのかぁ?」
「なによ。じゃじゃ馬だから恐いの?」挑戦的なダンゴの言葉にケッチンは渋々腰を上げた。
 大急ぎで2人は分厚い服を着込み、ケッチンはヘルメットに頭を押し込む。ダンゴもヘルメットを被るために、両腕を肩の上に挙げてポニーテールを留めていた赤いリボンを解く。そしてそのまま髪を1つにして、再び赤いリボンでキュッと纏める。ケッチンは立ち上がったまま、その様子をずっと目で追っている。「こんなんでいいんだ・・・」ダンゴは満たされた気分で小さく呟いた。
 だから素晴らしい日の出は必須だったのだ。付き合ってくれたケッチンの為にも、自分の為にも・・・

「綺麗だったな」ケッチンはまだ東の空の方を向いたまま言った。太陽は高度を上げ始めていたが、おそらく気温はまだ最低を記録したままだ。
「来て良かった?」ダンゴの吐く息が白く拡がった。
「まあな。でもダンゴ、寒さは大丈夫か?」ケッチンの白い息がそれに混ざる。
「そりゃぁ、寒いよ~。でも大丈夫。今、お日様に力をもらったもの」そう言いながら「あれ?」ダンゴは横に並んだケッチンの向こうに目線をやった。何かの気配を感じたのだ。
「どうした?」ケッチンも同じ方を見る。駐車場の端に置いてある。いや、多分捨ててあるダンボール箱が目に留まる。気配はそこから感じられる。
 ダンゴはケッチンをそこに残してダンボール箱に近づいた。そしてそっとその蓋を開ける。「大丈夫か?」いきなりの行動に驚いたケッチンが声をかける。
「ケッチン!来て!」ダンゴはそんなことにはお構いなしに大きな声でケッチンを呼んだ。
 ダンゴはケッチンと並んでダンボール箱を覗き込む。ダンゴは中のものにそっと手を触れ、順番に状態を確認していく。「大丈夫、冷え切っているだけ」そう言うと、ケッチンの目を見つめてちいさく頷き、了解を求めた。そして、おもむろに胸のジッパーを幾つか降ろすと、ダンボール箱の中のものをそっと抱き上げ、それをジッパーの中へ、乳房の間に押し込んだ。「冷た~い!」そう言いながらジッパーを上げるダンゴの胸元を、ケッチンは斜めの視線で見つめていた。
「早く帰ろう」ダンゴに促されてケッチンは立ち上がり、オートバイに近づくとエンジンをかけた。甲高いエンジン音が響き渡り、3本のマフラーから白煙が吐き出された。

「あれ?」僕はふと目を覚した。
「暖かい・・・それにこのお尻の下の柔らかいものはなんだろう?」僕は体を動かそうとした。ちゃんと動くようにはなっていたけど、ここはずいぶん狭い。でもほんわかで、何だかいい匂いがする。それに僕の本能がここは安全だと言っている。トク・トク・・・安心の音もする。
ジッとしていよう。僕はそう決めて目を閉じた。

 2人は大急ぎでケッチンのアジトであるロフトへ戻ると石油ストーブに火を入れた。徐々に芯に火が回って辺りが暖まると、ダンゴは幾つかのジッパーを降ろして中のものを取り出した。ケッチンの遠慮がちな視線に気が付いたダンゴは、慌ててジッパーをもとへ戻した。
 取り出したものは小さな目を開けていた。ダンゴはそれをそっと床へ降ろす。それは恐る恐る足を床におろすとダンゴの足下に寄り添った。

子犬
このイラストの著作権はユズキさんにあります。

「うわぁ!可愛い!」ダンゴは思わず声を上げる。
「モコモコだな・・・」ケッチンもそっと背中を撫でる。
 ダンゴはケッチンからそれを奪い取るように抱き上げた。「男の子だね~!よしよし~」頬ずりをする。
「なぁ、そいつ、ここで飼うのか?」ケッチンは気になっていたことを訊いた。
「わたしの家はアパートだし、お願いできないかなぁ」ダンゴがケッチンの顔を覗き込む。
「じゃぁ、名前は俺につけさせろよ。帰り道、ずっと考えてたんだ」
「いいけど・・・」ダンゴの顔は不安げだ。
「じゃ、こいつはアヴェンタドール。アヴェンタドールだ」
「アヴェンタドール?何それ?」
「いいじゃないか。ここで飼うんだろ?」
「うん、ま、いいか。でも変な名前だね」
「格好いいからいいんだ。こいつ大型犬みたいだし。それに俺が飼うんだから」
「ベンタ!ベンタ!」ダンゴは早速名前を呼んだ。
「ベンタかよ・・・」ケッチンは顔をしかめた。

2015.04.30
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テーマ : 自作小説    ジャンル : 小説・文学
 
 

久しぶりのSSをUPします。

久しぶりにショートストーリー(ショートショートとどう違うのかな?)をUPします。
今夜UPするのは「物書きエスのきまぐれプロット」シリーズの最新作「H1A」です。
ダンゴとケッチンのカップルが織りなす日常を、淡々と描いただけのストーリーなので、読んでくださる方には退屈かもしれません。
でも、サキにとっては久々の創作です。大層なテーマなどに縛られることなく、気楽に書かせてもらいました。
いつもならクドクドと書き込んでしまいそうな情景描写もすっぱりとカットしています。主人公の登場するエスのパートも今回は無しになっています。
もちろん単独でも読むことができますが、前作の「H1」も読んでいただけるとより背景が分かりやすく・・・なるでしょうか?

物書きエスのきまぐれプロット(H1)
http://debriscircus.blog.fc2.com/blog-entry-295.html

この作品に登場するダンゴは、八少女夕さんとのコラボ企画のために作り出されたキャラクターで、彼女を使って夕さんも作品を書いてくださっています。
「夜のサーカス」のアントネッラ、アントネッラの作中作のステラとヨナタン、それに夕さんの代表作「大道芸人たち」の4人組の共演に、ダンゴを加えてストーリーを展開させてくださっています。“赤いリボン”がキーアイテムなんですね。

八少女夕さんの【小説】夜のサーカスと赤いリボン
http://yaotomeyu.blog.fc2.com/blog-entry-794.html

そしてさらにこのSSはブログのお友達ユズキさんのお題のイラスト(フリー)を使わせていただいています。リンクは本編に入れさせていただいてます。
このイラストから膨らませたストーリーなので、ユズキさんにも喜んでいただけると嬉しいのですが・・・どうかなぁ。

よろしければこのリンクからどうぞ。
「物書きエスのきまぐれプロット(H1A)」へのショートカット
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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
ようこそ!


頂き物のイラスト

アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
ラグランジア
左からシスカ、サヤカ(コトリ)、サエ。ユズキさんにイラストを描いていただきました~。掌編「1006(ラグランジア)」の1シーンです。
天使のささやき_limeさん2
limeさんのイラストをイメージにSSを書いてみました。「ダイヤモンド・ダスト」
イラストをクリックすると記事に飛びます。よろしければご覧くださいネ!
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