Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

---49---


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 隠し戸棚のキーがニナの引き出しの奥の方に無造作に放り込んであることは、カズィムが引き出しを開けるたびに確認ずみだった。カズィムは出かけていて、ニナとルラは納屋で保存食を加工中だ。機会は今しかない、シスカはニナの引き出しを開けて奥から鍵を取り出し、隠し戸棚を開けた。
 隠し戸棚の中にぶら下がっているキーのどれがどの車のものかはカズィムがキーを持ち出すたびに推測してあった。シスカは意中のカギを掴むとポケットに入れ、隠し戸棚の鍵を閉めてカギをニナの引き出しに戻した。
 大急ぎで防寒着を着込み、音をたてないように気をつけながらガレージに繋がるドアを開けた。開いた隙間からガレージの中へ入り込み、ドアが開かないように突っ張り棒をかます。ガレージの中には通常2台の四輪駆動車が入れてあるのだが、今日はカズィムが出かけているので1台しかない。シスカは手に入れた鍵で動くはずのトラックに乗り込んだ。
 燃料メーターの針は真ん中より少し上にある。(これだけあれば200キロくらいは走れるかな?)シスカはそう考えたが、(やっぱり危ないな)そう考えなおして、ガレージの隅に置いてあるドラム缶のところへ向かった。手動ポンプを用意して燃料を携行式のタンクに入れようとしたとき「シスカ?シスカ!」シスカは自分を探す声を耳にした。
「もう戻ったのか」シスカはそのまま走って行ってガレージの戸を大きく開け放った。舞い上がる雪が吹き込んでくるが、そんなことに構ってはいられない。ドンドンと叩かれるドアを横目に車に乗り込みエンジンをかけると、幸いエンジンは一発で始動した。そのままギアを入れアクセルを吹かす。トラックはフルパワーで加速した。玄関からニナが飛び出してくるのがサイドミラーに映り込むがもう遅い。シスカは出口に渡された木のバーをへし折ると、敷地の外へと続く道路へ飛び出した。
「ごめん!」シスカは顔をしかめた。
 少しの間だけ速度を上げて走った後はスピードを落として走行した。舗装路でないため乗り心地が悪かったのと、燃費が良くなるだろうと考えてのことだ。シスカが走っていた道は10分程度走ってからやや広い道に突き当たった。シスカは轍の付き具合を観察してから左方向を選んだ。相変わらず舗装されてはいないが、対向車と余裕をもってすれ違えるほどの幅は持っている。少しだけスピードを上げることもでき、トラックは順調に進み始めた。
 シスカはそのうちどこかの小さな町にでもたどり着けるだろうと考えていた。

 走り始めてからもう3時間以上がたっている。シスカが不安を感じ始めてからでも随分の時間が経過している。走っても走っても1軒の家とも遭遇しないのだ。それどころか1台の車ともすれ違わない。そのうえこの時期明るい時間は極端に短く、すぐに真っ暗になってしまった。
 あの小屋がこんなに人里離れた位置にあるとは予想外だった。シスカは自分の判断が甘かったことを後悔していた。
 小屋まで引き返すことのできる地点はとっくに過ぎてしまい、燃料メーターはどんどんEMPTYに近づいていく。シスカは闇とブリザードに奪われた視界の中、潰されそうな不安を抱えたまま闇雲に車を進めていた。
  
「クソッ!」シスカはダッシュボードを力一杯叩いた。
 エンジンは何回かの息継ぎの後停止してしまった。セルを回しても息を吹き返す気配は無い。
 燃料メーターはEMPTYを通り越した位置を指している。
 真っ暗な窓の外はブリザードが吹き荒れていて、エンジンが止まった車内はたちまち気温が下がり始める。シスカは助手席に置いていた防寒着を着込んで寒さに耐える準備をした。
(これは凍え死ぬかもしれない)そんなことを考えながらシスカは何とか助かる方法はないか考えていた。何も持っていないので火を起こすことも出来ない、たとえ持っていてもこの強風の中で暖が取れる火を起こすことは不可能に思われた。車外に出て助けを求めて歩くなどという選択肢は、どう考えても自殺行為だった。シスカは荷台に何も無いことを確かめてから車内をくまなく捜索し、後部座席のシートの後ろから2枚の毛布と3枚のタオルを見つけた。
 シスカはそれを引っ張り出すとタオルを服の下に巻き付け、きっちりと毛布にくるまってシートの上で丸まった。
 真っ暗な車内で1人丸くなっていると、シスカは恐ろしい記憶が蘇ってくるのではないかと不安になった。しかしあの蜘蛛のような大男が自分の体をもてあそぶ記憶は、意識しているにもかかわらず襲って来ない。ただ痺れるような寒さだけがシスカを襲ってくる。自分は記憶に取り込まれる余裕も無く、懸命に寒さに抗い生きようとしている。シスカは自身の体の変化を感じながら闇の中に沈んでいた。

 どれくらい経ったのだろう。歯を鳴らしながら寒さと闇の恐怖に耐えていたシスカは、窓の外をヘッドライトの光らしいものが舐めるのを見た。ジーゼルエンジンの音が聞こえる。やがてガラスをコンコンと叩く音がしてドアが開けられた。懐中電灯の明かりが車内を照らす。
「お嬢さん。こんなところで何をしておいでですか?」カズィムの声がした。
 シスカは言葉を発することも出来ないほど凍えていた。
「帰ってもいいという神様の許可はまだ下りていないようだな。そしてまだ死んでもいいという許可も下りていないようだ。運が良い」カズィムはシスカを御姫様抱っこでかかえると、自分の乗ってきた車まで運んでくれた。車内は暖かだった。カズィムはシスカを後部座席に座らせると、ポットから熱いスープを出して飲ませてくれた。
(生きよう)シスカはそのような意味のことを考えていた。
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シスカ49話をUPします。そしてついでの話です。

シスカ49話をUPします。
シスカの登場です。
よろしければ下のリンクからどうぞ。

シスカ49話

そしてついでの話です。

夕さんがブログでのコミュニケーションについて記事にされていましたので、サキの場合についてちょっとだけ考察です。

八少女 夕さん : コミュニケーションの力

コミュニケーションについて、けっこう苦手だとおっしゃる方は多いのですが、サキ自身はかなり苦手な方の部類に入るんだろうなと思っています。
まず、てきぱきと喋ることができません。
相手の言っている事や自分の考えを短時間に纏めることが苦手なんだろうと思っています。
上手に喋ろうとしてテンパってしまう事がとても多いです。
気転がきかないんでしょうね、きっと。(回転が遅いともいう)
そして話に間が開かないように焦ってしまって、自分の考えてもいないようなことをつじつまを合わせて喋ってしまい、後で訂正しなくてはならなくなったりします。
最近ではこうなることを学習したので、ほとんど発言しなかったりすることが多いです。
ほんとコミュニケーションの苦手な典型みたいです。

ただ、ブログだとちょっと事情が違ってきます。
文章なので考えながら書けるのです。
そして何回か読み返して考え方を整理して校正・推敲できるのです。(推敲してこれかい?というご意見もあるでしょうが)
スピードは遅くなりますが、これで何とかコミュニケーションが取れるのかなという状態にはなります。
でもチャットやSNSだとまた間に合わなくなりそうです。チャットで会話できるエスとはちょっと違います。

自分のブログを読んでいただくチャンスを増やそうとしたら、いろいろな方のブログで作品を読んで気の利いたコメントを入れる。というのが一番手っ取り早いとは思うのですが、サキは先に書いたように時間がかかってしまいます。
お付き合いできる方の数に限りができてしまいますし、タイムリーさにも欠けてしまいます。それにサキの捻くれた性格が出てしまう事も多いです。
推敲していてもそれに気が付かないで、後で「あれ?しまった」と思っても後の祭りです。
ちゃんと読み取れてない事すらありますから。
そんなこんなで交友の輪はあまり広がって行かないのかなぁ。
そんなふうに分析しています。


トラックバックに挑戦してみました。上手くいってるかな?

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 深海と呼べるほどに潜行しているにもかかわらず潮流が感じられる。その上吹き出した油とガスを含んだ海水によって視界は極端に悪い。遠隔操作の無人艇で同じ事をしようとしても多分上手くはいかないだろう。潜水艇の挙動を直に感じることの出来る有人艇であるからこそ、ここまで不安定な状況に対応できるのだ。アツコは潜水艇の挙動1つ1つに遅延なく反応しながら緊張の時間を耐えていた。
「アツコ!なるべく長く安定させてくれ!」キリュウが厳しい声を出した。
「はい!」アツコは緊張した声で応え、小刻みに右手でスラスターのジョイスティック、左手でスロットル、足でスタビライザーを操作する。
「いいぞ!そのままだ!」キリュウはマニピュレーターを繊細にかつ大胆に操作した。
 ジュナ達と打ち合わせをした手順は経緯から考えても非常に不安だったが、マザー2チームで慎重に検討した結果、あえてその手順通りの操作を行うことになっている。アツコは右側にあるモニターでキリュウの操るマニピュレーターの動きを追いかけながら全神経をジョイスティックに集中していた。
 キリュウの操作には全く無駄な動きがない。潜水艇を安定させることは非常に困難なので、操作にかけられる時間に全く余裕は無い。
 特殊なプラグを接続しBOPに電気を供給するだけでもう汗だくだ。キリュウは入力デバイスを認識させると制御プログラムを起動し、忙しくキーボードを叩き始めた。
「よし、実行完了!オールグリーン!アツコ!確認してくれ」
 アツコはモニターのインジケーターがすべてグリーンになっているのを確認して言った。「オールグリーンを確認しました」
「よし!シャットダウン!!!」キリュウはキーボードのエンターを中指で叩いた。
 プログレスバーが表示され、ゆっくりと伸びて行く。
「速く!速く」アツコはジョイスティックを握る手に痺れを感じながら呟いた。
 ジリジリするような時間が経過して、ようやくシャットダウン完了のメッセージが出た。ここからは事故の時に電源が落ちてしまったせいで自動制御は効かない。キリュウはマニピュレーターでバルブガイドのハンドルをいっぱいに回す。そして回りきったことを確認すると、ハンドルからマニピュレーターを外し収容した。
「よし終了!アツコ!離脱だっ!」キリュウが叫ぶ。
「離脱します」アツコはスラスターを大きく吹かしてBOPから離脱し、ようやく接触の恐怖から逃れることに成功した。BOPから充分な距離をとると、こんどは潮流に流されないようにメインスラスターを操作し姿勢を安定させる。
「上手いぞ、アツコ!長居は無用だ。ブロー深度まで浮上する」
 アツコはキリュウの指示を復唱しながら、自分がアツコと呼ばれていたことにようやく気がついた。
「バラスト1番投下!」キリュウは唇の端を少し上げてアツコの方を見た。
「バラスト1番投下!」アツコはバラストを投下した。

 *

「マザー2こちらWR2、正常にシャットダウン作業を終了。マニピュレーターでバルブガイドをいっぱいまで回し、閉鎖を確認しました。現在バラストを投下してブロー深度まで浮上中」音響通信を使用してのアツコの報告にクラモチはニヤリとして野太い声を返した。「作業終了了解。とりあえずご苦労さん。位置は補正中、浮上までには完了する。波は0.5メートル、風弱し、回収に差し支えなし、ブロー深度で一旦待機し連絡せよ」
「了解」少し間を置いてアツコの声が海中から届いてくる。
「イシダ!首尾はどうだ?」クラモチはイシダの方を向いた。
「シャットダウンして手動でバルブガイドをいっぱいまで回せたのなら流出は止まっているはずですが、正確な確認は流出データを時間をかけて検証しないと何とも……」イシダの報告は途中で止まった。
「野郎ども!どうやら上手くいったようだぞ!」クラモチが振り向いてマザー2チームの面々を見渡した。
「オオ~!!」マザー2チームの面々が雄叫びをあげた。

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15000HITイベントのお知らせと、シスカ50話をUPします。

15000HITが間もなくやってきます。
いつもなのですが、どうしようかずいぶん迷いました。最近創作のひらめきが弱くなっているような気がしているのでイベントを開催しても書けるのか?ちょっと不安ですし、「シスカ」のエピローグをなんとか仕上げておきたいという気持ちもありますし、微妙な時期は時期ですね。
「シスカ」は一応の完結を見ていますので、妙な安心感が支配してエピローグの執筆にエネルギーが不足気味です。どうしても書いておきたいことがあるのにその部分を過ぎてしまうと物語が失速してしまいます。
そういう状態なのにリクエストを受けて、何か書けるのか凄く不安なんです。
でも皆さんのエネルギッシュな創作活動を拝見させていただくにつけ、エネルギーをもらうという意味でもサキも何かやってみた方がいいのかなぁ……と思いました。
いつものように150000HITに達した瞬間からリクエストを承ることにします。
何かお題と、それとセットでサキのキャラクター(今回も女性に限らせてください)を指定してください。頑張って何か書いてみます。
サキのキャラなんかわかんないと仰る方は、何かお題だけをいただいても結構です。
今回はわりと大きな節目ですので3名の方のリクエストを承ろうと思いますが、期限は3名の方のリクエストが出そろうまで、或いは出そろわない場合はサキがこんなものかな?と諦めた時点までとさせていただきます。
まったく反応が無い場合は適当にスルーしますが、それはそれで寂しいので適当に見繕ってリクエストを入れていただければありがたいです。
書き上げるまでの期間はちょっと長くなると思いますが、よろしくお願いします。
こういうイベント、いつもドキドキです。リクエストが無いことが一番恐ろしいのですが、せっかくリクエストをいただいても書けないなんてことも、想像するだけで怖いです。

そして本題の「シスカ」50話の発表です。
よろしければ下のリンクからどうぞ。

シスカ50話

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「サエちゃん。アツコは大活躍したみたいだね」常連客が声をかけてきた。
 サエは少し複雑な表情になったが「ええ、すごいですね。本当に油を止めたんですからね」と答えた。
「もう町はその話題で持ちきりだよ。世界的にもニュースで大々的に取り上げられているし。NETでもずいぶんと盛り上がってるよ」
「なんだかヒロインみたいになっちゃって本人は当惑しているみたいですよ。作業は艇長がメインでやったんでしょうから。でも女性の方が絵になるんでしょうね。彼女結構美人だし」サエは昨日衛星電話でアツコと話した時の印象を話した。
「これでシスカの無事が確認できたら万々歳なんだけどね……」常連客の言葉に会話は一気に暗い雰囲気になった。
 サエは無理やり笑顔を作ると「シスカはきっと大丈夫です。アツコの活躍を素直に喜んで、心から喝采を送って、いつもと同じように店を開けて、いつもと同じように一生懸命仕事をしていれば、きっといい知らせが来る。そう信じてます」と言った。
「そうだね。きっとそうだ」常連客は大きく頷いた。
「サエ!6番さん上がったよ」シユの声がかかる。
「は~い」サエは明るく返事を返すと常連客に会釈をしてからカウンターへ行き、トレーに乗せられた定食を持って6番テーブルに向かった。
 6番テーブルには背の高い痩せぎすの男が座っていた。店にに入ってきた時にくぐり戸で頭をぶつけていたほどの背の高い男だった。大きなサングラスをかけていたが、普段見かける顔ではないので多分初めての客だ。
「はい、日替わり定食お待ちどうさま」サエはテーブルに定食を置くと愛想よく声をかけた。
「ありがとう」男は暗い声で礼を言ってから「君、先ほど話に出てきていたシスカだが、テロで拉致された人のことかな?」と訊いた。
「ええ、そうですけれど?」サエは警戒しながら答えた。事件が起こってから興味本位の野次馬の質問を受けることが結構あったからだ。
「彼女はこの店にかかわりが有るのかね?」
「お客さんシスカを御存じなんですか?」サエは聞き返した。
 男は暫くの間思案していたが、やがて口を開いた。「国境紛争の時、シスカという女の子に会ったことがあってね。珍しい名前だし、まさかと思ってね」
「国境紛争の時ですか?」サエは驚いたが「そのシスカという女の子の特徴を覚えておいでですか?」と訊いた。
「覚えているも何も、とても特徴的だったからな。髪は白、そして瞳の色が左右違っていた」
「それで……?」サエは慎重に先を促した。
「確か」男は暫く記憶を探る様子だったが「左側が青、右側が黒だったように思うな」と言った。
「それは、多分シスカですね。その時の様子を聞かせてくださいませんか?誰かと一緒でしたか?」サエは一気に質問した。
 サエの目は懇願するような光を宿していた。
「すまないが紛争中のほんの一時の出会いだ。それ以上のことは分からないし覚えていない。どうやって名前を知ったのかも忘れてしまった。今度の事件の被害者の中に同じ名前を見つけて驚いていただけだ。偶然とは恐ろしいな」男は淡々と語る。
「で、今、彼女はこの店にかかわりが有るのかな?」男は最初の質問に戻った。
「シスカは今この町で働いています。それとは別に私がシスカの幼馴染である関係で、この店のステージで歌ってもらってます。彼女セミプロの歌手なんですよ」
「ほぉ、蛙の子は蛙というわけだな。私のことは覚えているだろうか」
「彼女は紛争中に大きなショックを受けたようで、その時期の記憶を無くしています。ですから覚えていないはずです」
「そうか……」男はぼそりとつぶやいた。
「でも最近少しずつ回復しているみたいなので、また何かのきっかけで思い出すかもしれませんよ」
「そうか……」男は再びぼそりとつぶやいた。
「あの、連絡先を教えていただけませんか?」サエはエプロンからメモを取り出した。
「すまないがそれはできない。それに私は通りすがりに出会っただけだ。これ以上覚えていることも無い」男はすまなそうに言った。
「そうですか。でもお話を聞けただけでも良かったです。ありがとうございました」サエは礼を言ってテーブルを離れた。
 男はそれからは声をかけることもなく、定食をきれいにたいらげてから、レジで大きな札を出し、お釣りを受け取らずにくぐり戸を出て行った。もう一度連絡先を教えてくれるように頼んでみたが、それは無駄な努力だった
 お札を差し出すその男の手や指は妙に細くて長かった。

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15000HITリクエストの話、そしてシスカ51話をUPします。

1500HITのリクエスト、頂けるのだろうかと心配していたのですが、3人の方から頂いて受付終了となりました。
かまっていただいてありがとうございます。
とっても喜んでいますし、ホッとしていますが、これからリクエストに沿ってSSを3編書いていかなければなりません。
今度は書けるのか?という不安を感じているサキです。

リクエスト1人目の方は八少女夕さんキャラクターは「ミク」でお題は「パステイス・デ・ナタ(エッグタルト)」です。
ミクは「絵夢の素敵な日常(10)Promenadenide」に出てくる女の子で、サキがボーカロイドファンであることから初音ミクをイメージしたキャラです。
その後「絵夢の素敵な日常(12)ポルト急行」ではポルトに引っ越しているという設定で再登場していますし、夕さんにコラボしていただいた作品「追跡『絵夢の素敵な日常』二次創作」にも登場しています。夕さんとのご縁のあるキャラですので今回のリクエストに繋がったのでしょう。
でも、サキの予想の範囲からは外れていたうえに、お題もサキにとって難題だったので、只今ストーリーメイクに悪戦苦闘中です。

2人目の方は大海採洋さんですが、まだ考え中とのことで、予約だけを承っています。お待ちしています……とお待ちしていたのですが、先ほど「コトリ」でリクエストをいただきました。
あらら、コトリは「254」に登場するバイク乗りの女性です。本名はサヤカというのですが、仲間内ではやっぱりコトリと呼ばれているようです。
さて困りました。コトリの結婚式の話、というリクエストなんですよ。
結婚式?それって何?状態のサキに書けるのでしょうか?
う~ん、でもせっかくのリクエスト、やってみましょうか。ストレートに結婚式そのものを描けるかどうか分りませんが……。

3人目の方はlimeさんです。
キャラクターは「シスカ」ですが、お題というかテーマというか、シスカの普段の服装とか、どんな表情なのかとか、シスカの事がわかるようなSSをリクエストされています。
言わずもがなですが、シスカはサキの長編「シスカ」のヒロインです。
確かにヒロインなんですが、シスカって愛想もクソ(失礼)も無いので、表情の変化や服装の好みなんかを文章に書くということがはたして上手くいくのかな?不安がいっぱいですが一生懸命頑張ってみます。

さて、その「シスカ」51話の発表です。
またまたシユとサエの食堂「19番」での展開になります。怪しげな人物も登場しますが……
よろしければ下のリンクからどうぞ。

シスカ51話

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物書きエスの気まぐれプロット 炉心融解  1/2

『あれ?』
 わたしが座っていたのはいつものリビングじゃなくて、エスのベッドの上だった。
『誰も居ない』
 わたしが目を覚すということは周りに誰も居ないということなんだけど、どうしたんだろう?いつもなら辺りは暗くて深夜のことが多いんだけど、周りはまだ明るいし……そうだ、前にもこんな事があった。たしかエスはサルベージとか何とか書いていたよね。
 ちゃんと確認しておきたくなったわたしは、耳を澄ませて何も音がしないのを確かめると、ゆっくりと起き上がって周りを見回した。やっぱり腕の中のパンヤ(本当はポリエステル)が偏っていて、動くと肩に変なしわが寄る。『嫌だなぁ』わたしは腕を伸ばしてパンヤの偏りを直してから、ドアまで歩いていってドアノブにぶら下がる。そしてドアをそっと開け、廊下を覗き込んで気配を確認する。やっぱり誰も居ない。
 廊下を抜けてリビングに入り、ソファーの上を歩いて食卓へ、窓際に置かれたデジタルの電波時計は12月4日の午後3時を少し過ぎたところだ。食卓を真ん中まで歩いて壁のカレンダーを見上げる。
 ここに家族の予定が書かれていることを、わたしは知ってるからね。ダイスケの予定。ケイの予定。それに混ざってエスの予定が入っていて、11月25日から12月4日までズーッと線が引かれて“サルベージ”と書いてある。やっぱりそうだ。また“サルベージ”って書いてある。そして去年と同じ最終日12月4日の欄にはダイスケとケイの名前も書き込んである。だから今誰も居ないんだ。
 わたしはそこからエスの小さな机に飛び移るとラックに載ったエスのPCのスイッチを押し込んだ。ピッ……POS音と共にWINDOWS8が立ち上がる。『よいしょ!』マウスを両手で押してカソールを動かす。右手でクリックしてログイン、そしてブラウザを立ち上げ、お気に入りからエスのブログを開く。わたしが寝ている間にエスが何を書いたのか見ておきたいんだよね。えっと、一番新しいのは……。

25 Nov
こんばんはエスです。
 日付が変わって11月25日になりました。いつもなら眠っている時間なんだけど、珍しく起きています。まるでデジャブ-のような気持ちですが、またサルベージの時期がやってきました。実はこの前小さなサルベージを済ませていて、今年はこれで終了の予定だったのです。でももう一度というリクエストがあって、再度チャレンジすることになりました。
 スケジュールは10日間で、12月4日には終わる予定です。この間はブログの更新も皆さんのブログの訪問も出来ません。少し期間が長いのでご心配をお掛けしないように一応お知らせしておきます。
 12月4日か、その数日後には更新が出来ると思います。
 UPを続けていた長編の更新もこの間はお休みです。そして開催しているイベント作品もUPできません。でも書き続けることは出来ます。すこし発表がずれ込みますがお待ちください。すみません。
 僕のブログを離れた分野でのチャレンジですのでご理解くださいネ。
 では今の自分に勇気をつけるためにボーカロイドの曲を1つ……。



「【鏡音リン】炉心融解」です。
 かなり古い曲です。しかもミクではなく、「鏡音リン」というボーカロイドです。
 リンの声はかなり特徴的で、僕はあまり好きでは無いのですが、この曲だけは別です。高音部分の伸びやメロディーはとっても素敵です。ミクがカバーした作品もあるのですが、やっぱりリンの方が断然良いです。
 歌詞の「アレグロ アジテート」という部分が好きです。

 記事にするのは止めておこうと思っていたのですが、ここに書き込むことができて少し安心しました。
 では行ってきます……

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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
ようこそ!


頂き物のイラスト

アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
ラグランジア
左からシスカ、サヤカ(コトリ)、サエ。ユズキさんにイラストを描いていただきました~。掌編「1006(ラグランジア)」の1シーンです。
天使のささやき_limeさん2
limeさんのイラストをイメージにSSを書いてみました。「ダイヤモンド・ダスト」
イラストをクリックすると記事に飛びます。よろしければご覧くださいネ!
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