Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

最悪です。

最悪です。
先がUSBメモリーを出張先に忘れてきてしまいました。
キラの登場する作品の最新バージョンのテキストファイルが入っていたのに。
バックアップはありますが、少し前の物なのでこれを元に書き直すのは不可能です。
1セクション進んだので校正をかけてもらうために先に渡したのが間違いでした。
サキは他のテキストを書かなくちゃならなかったのでバックアップはいらないかな?とふと思ってしまったんですよ。そして、先が、最近忙しくしていて見る暇が無いので「新幹線の中で見ておくよ」と言ってくれたんですよ。善意と最悪の偶然が重なってしまいました。
幸いメモリーは見つかったんですが(よかった。親切な方ありがとう。すべての作品のオリジナルが消えてしまうところでした。ま、数日前のバックアップはあるんですが……)
「先のバカ!!!」えらい剣幕で怒ったので、先は慌てて電話しまくってました。
メモリーが出てきたときの顔、それを見ていたら怒りも失せてしまいましたけど……。
でも先が取りに行けるまでの数日間、最新バージョンがありません。サキは何度も何度も読み返して、このモジュールのイメージをいっぱいに感じながら書き足していくので、たったの2000字程のモジュールですが、これがないと先へ進めません。続きを書く気持ちが湧いてこないといった方が良いかもしれません。
困った。ただでさえ更新が滞ってるのに、書けないことへの焦りとストーリーが霧散してしまうことへの焦りとが湧き上がってきます。
最悪の熱帯夜になってしまいました。
やっぱり先のバカ!!!
ハ~~~~
ポール・ブリッツさん、せっかくお代を頂いたのに完成がさらに遅くなってしまいます。怒らないでお待ちくださいネ。
作品をお待ちのどなたか?もしいらっしゃいましたらお詫びします。
ごめんなさい。
もっとこまめにバックアップを取るようにします。それともクラウド化が必要なのかな?


今日は気分転換にミクを1曲あげておきます。ちょっとやけくそになってます。
名曲中の名曲ですが、この曲にはあまり良いビデオがないんです。でもこれぐらいでどうでしょうか?
聞いていて少し元気になってきました。




いつも覗いていただいてありがとうございます。
先、怒ってごめんね。
では。
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復活です。

メモリー、戻ってきました!!!
先方が宅配便で送ってくださったんです。早速中身を確認しましたが、すべてのファイルが無事でした。(と、思います)
良かったです~。すごく安心しました。
早速バックアップを作っておきました。そして先にも謝っておきました。
「カッとなって怒鳴ってしまって、ごめんなさい」こんな感じで言ったら。
「分ればいいんだ」とは言わなかったんですが、先も謝りながら照れてました。
あ、この文章も先が推敲すると思うんですけど、どうするのかな?
(こんな文章、推敲できません。そのまんまにしておきます。先)
早速、読み返しながら書き始めています。完成までにはまだ時間がかかるかもしれませんがなるべく急ぎます。少し書く気が湧いてきています。

今日は嬉しいので、またミクをUPしておきます。
バイクものなんですよ。
コトリとはちょっと違いますが、こっちのバイク乗りのイメージもとても良いです。レーサーと違いますが先はこっちのバイクも好きです。YAMAHAのボディーに「VOCALOID2」と「01」のロゴがあるんですよ。よくやりますね?そして歌詞の隅々にバイクを触ったことのある感が見えて嬉しくなります。
よろしければ聞いてみてください。



では。
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Horologium(ホロロギウム)

月刊・Stella ステルラ 9月号参加 掌編小説 シリーズ番外 Stella/s

Eridanus(エリダヌス)シリーズ番外

Horologium(ホロロギウム)

 黒い日傘を見失わないように、キラは急ぎ足で歩いている。
 ウエマチ半島先端部に設けられた住宅街、そのウエマチ地区のセキュリティーゲートを出てタチマチ地区に入ってからは、複雑な街並みと雑踏によって追跡は困難を極めている。その上、胸まで伸びた流れるようなブロンドの髪、透き通るようなブルーの瞳、オレンジのミニのワンピースに身を包んだキラの格好は、ゲートを出た瞬間から目立ちすぎて追跡には不向きだった。
 日差しは強く、森の中に家が点在するセキュリティーエリアから、雑多な家々がひしめくタチマチに入ると、いっそう蒸し暑さが増す。広めの歩道を持つ2車線のメインストリートは、両側の店が目一杯歩道にはみ出して営業しているのに加えて、車道を出店のテントに占領されているため、残された2本の歩道には人が数人すれ違えるだけのスペースしか残されていない。キラは好奇の視線を感じながら器用に人の間を縫い、幾種類もの原色の香辛料が山積みされたカゴの並んだ店と、幾つもぶら下がった大きな肉の塊が不気味に揺れる店の間を抜けて別の通りに出た。そこには、様々な言語で書かれた“動作は保証しない”や“相性による交換不可”や”質問は一切受け付けません”の札を貼り付けた、何に使われていたのか想像すらできないくらい雑多なジャンクパーツや多種多様なマシン達を詰め込んだ店が軒を連ねていた。
 真っ黒なドレスの上に掲げられたその黒い日傘は、大型のサーバーケースの間を抜け、無気力に座り込んだ男達の前を通り過ぎて、どちらから読むのかもわからない奇妙な文字で書かれた看板の下を潜り、ゆらりゆらりと人ごみの中を動いていく。行き交う人々は、黒い髪を持った東域系の者、様々な色の髪と白い肌を持った西域系や北域系の者、縮れた髪と濃い色の肌を持った南域系の者、それらが色々な形で混ざり合った者がそれぞれの存在を主張し、顔つきも実に様々な特徴を備えた者が混在していた。
 政府が難民を受け入れる決定をして以来、このタチマチは難民居住区として彼らを受け入れてきた。ウエマチ半島の先端にあって森の中に一軒家が散在するウエマチ地区と違って、半島の根元にあるタチマチ地区は下町として発展した。しかし、隣接する埋め立て地が最初の難民居住区に指定されると、治安の悪化を嫌った住民が流出し、その代わりにまた新たな難民が流入した。そして徐々に難民居住区が地区全体に拡がっていき、ついにはこれ以上の拡大を防ぐためにセキュリティーゲートが設けられた。それによって難民居住区の拡大は抑えられたが、ゲートを挟んでタチマチ側はいっそう人種のルツボの様相を呈していった。だがそんな町でもキラの輝くような金色の髪は人目をひいていた。
 キラは日傘との距離が少し開いたような気がして慌てて駆けだした。距離を詰める前に日傘は路地の奥へと消えて行く、キラは急いで駆け寄ると角を曲がった。

 今まで聞こえていた雑踏は遥かに遠ざかり周りを静寂が支配した。代わりに日差しが一層の強さを増し、キラは帽子を被ってこなかったことを後悔した。狭い路地は10メートル程で行き止まっていたが人影は無く、蒸し暑い空気だけが奇妙な透明さを持って沈殿していた。キラは突き当たりに有る丸い窓の付いた紫色のドアに近づいた。他に入り口は無く、この中に消えたとしか考えられなかったからだ。ドアの横には読み取れない文字が書かれた菱形の看板が掛かっていたが、何かの店なのだろうという不確実な情報しかキラには与えなかった。
 そっとドアを開ける。内部は爽やかな空気が満ちていて、溢れ出しそうになっていた汗は一気にひいた。入り口を入るとすぐに階段が上に伸びている。キラはゆっくりとそれを登り始めた。
 年月を経た階段がたてる軋みの音を気にしながら2階へと昇るにつれて、正面に大きな振り子時計が見え始めた。階段を登り詰め室内を振り返ると、大きな振り子をゆっくりと揺らすその時計の周りや左右の壁は、大小様々の振り子時計で埋め尽くされている。
 誰もいない。
 静かな室内に規則正しく流れるたくさんのアンクルの音を聞きながら、キラは室内を進み階段と反対側の窓際に近づいた。窓際の壁は窓以外が作り付けの棚になっていて、そこには美しい装飾を施された望遠鏡の様な物が並んでいた。キラは最初に目についた20センチ位の真鍮色の物をそっと手に取った。
「どうぞ覗いてみてください」
 キラは飛び上がって驚いた。振り返ると黒ずくめの人間が立っている。声から女性であることは想像できたが、真黒なパーカーを着こみフードを被っている。その上ネックウォーマーを引き上げて口元を覆っているので、目だけが隙間から覗いている。その優しそうな大きな黒い瞳に安心し、冷房が強めに入っていることにも納得し、(いつからここに立っていたんだろう?)キラは不思議に思いながら、それを目の前にかざした。
「ここから覗くのです。こちらを窓に向けて」
 言われるままに覗きこんだキラを衝撃が襲った。
「花吹雪……?」キラは用心深く呟いた。この光景を夢で見たことがあったからだ。
「あなたはこの光景を見たことがあるのですね?」聞こえていたのか女がキラの言葉を引き継いだ。女に見つめられたキラは、仕方が無いという風に曖昧に頷いた。
「そうですか!それはとても嬉しいことです」女は声を弾ませて続けた。
「これはカレイドスコープ、万華鏡というものです。ご存知でしたか?」
「いえ、でも名前は聞いたことがあります」キラはスコープを下ろしながら答えた。
「これは私の趣味で集めた特別なもので、1つ1つが人間の死の瞬間のイメージを封入してあるのです」女はキラの瞳を見つめながらそう言ったが、キラのブルーの瞳は焦点を結ぶことができずに空を彷徨っていた。
「あなたが手にしているのは、私が一緒に働いたことのある、まだ若かった女性の物です。私はあるプロジェクトに参加していたときに、スタッフの精神サポートをするために、その人物の心をシミュレートしていました。プロジェクトの成功のために、スタッフ全員のシミュレーションを行ったのですが、特にこの場合経験の浅い彼女の精神サポートが非常に重要だと判断したのです」
 女は窓の外を少しの間眺めながら間を置いた。
「私は与えられた任務を与えられたデータによって忠実にこなしたつもりでしたが、任務は完遂できずに彼女の死という想定外の結果をもたらしました」
「それで?」キラは先を促した。
「それは当然ながら大きな事件に発展しました。そして私の処分が決定した時、私は自分の精神処理のためにそれを彼女の死と関連づけたのです。そして彼女が死んでしまった時に中断させていたシミュレーションを再開しました」
「死をシミュレートしたんですか?」キラの声は思わず大きくなった。
「そう。死をまったく予期していなかった彼女が見た死の直前の世界は、まるでカレイドスコープから覗いた世界のように、この世界のすべての物質が本質を失い、美しさだけを輝かせる世界でした。そして、私はそのイメージをここに閉じ込めた。それがいまあなたが持っているものです」
 キラは持っていたカレイドスコープをそっと元の位置に戻したが、その手元は少し震えていた。
「私は持っていたデータを使い、あらゆるケースを想定してシミュレーションを繰り返しました。こうして私のコレクションは増えていったのです」女は満足げに棚を見渡した。
「他の物もご覧になります?」女は首を少し傾げ、キラの顔を覗き込んだ。キラは慌てて首を横に振った。
「そう?遠慮しなくてもいいのですよ。でも綺麗な物ばかりではなくて、お薦めできない物もありますから、無理にとは言いませんが……」女は楽しそうに幾つかのスコープを覗いた。女の大きな瞳には様々なスコープの色合が映り込む。
 その時「ぽ~ん」部屋の中に飾られている振り子時計が一斉に時を知らせ始めた。様々な音色を含み、微妙に時間差を持ったその響きは、暫くの間空間を占領した。「あら、もうこんな時間、今日はちょっと早仕舞いをする必要があるのです」女はキラの方を向き直り「ごめんなさいね。残念だけど閉店にします。今日は来ていただいてありがとう。本当に嬉しかった。また来て下さいますね?」と言った。
「ええ」キラはたくさんの心当たりに押しつぶされそうになりながら、ようやく笑顔を作り返事を返した。もう一度店内を見回してからゆっくりと階段を降り始める。店主の女は忙しそうに立ちまわっている。
 キラは階段がたてる軋みの音を気にしながら下まで降りドアを開けた。蒸し暑い空気が体を包み込み、雑踏が戻ってくる。キラはそのまま振り向かずに路地を出た。

「キラ!……キラ!大丈夫?」キラはエカの声を聞いた。
 ゆっくりと振り返ると黒いドレスに身を包んだエカの姿が、ぼんやりと焦点を結び始めた。直接日光が当たらないように黒い日傘を掲げて影を作ってくれているようだ。
「エカ姉……」キラはようやく声を出した。
「よかった。大丈夫?まるで幽霊でも見たみたいだよ」
「ううん、大丈夫」キラは歩き出そうとしてグラリとよろめいた。
「ほら!無茶しない。ゆっくりと、ゆっくりと……熱中症じゃないだろうね?」エカが寄り添って支えてくれる。
「大丈夫だよ」キラは、今度はしっかりと歩き始めた。
 キラはエカに付いて通りを歩いたが、通りを歩く人々は小さく目で挨拶をしていく者も含めて、なぜかエカから微妙な距離を取った。黒い日傘の下を二人並んで歩きながらキラは不思議な感覚を感じていた。
「で、何でついて来たの?」その様子を確かめながらエカが訊いた。
「えっ!」キラはこっそりとエカを尾行してきたことを思い出し、思わず目をそらせた。慌てて愛想笑いの顔を作り「僕はエカ姉が何をしているのか知りたかっただけなの。それで……ちょっと……悪いなって思ったんだけど」と俯いた。
「そう」エカは愛想無く頷くと「でもね、タチマチは女の子が1人で出歩くところじゃ無いよ。特にキラみたいなのはね。ウエマチはセキュリティーエリアだし、住民は都心まで行くのにフェリーを使うからこっちへ……タチマチへ来ることは無いでしょ?だから意識に無いのかも知れないけど」と厳しい顔をした。
「ごめんなさい」キラは素直に謝った。
「すぐそこ、私の家だから。寄っていきなさい」
「うん。でもこれでエカ姉がどこで何をしているのか、やっと判明するね!」キラの声は少し明るくなった。
「チッ」エカは聞こえるように舌打ちをしてから言った。
「仕方が無いじゃない。でも、誰にも言っちゃだめだよ」
「うん。誰にも言わない」キラは快活に答えたがエカは小さく溜息をついた。
 角を曲がるとその狭い路地は10メートル程で行き止まっている。正面には見覚えのある丸い窓の付いた紫色のドアが見えている。そして、そのドアの横にはこれも見覚えのある菱形の看板が掛かっていたが、そこには「占い師 エカ」の文字が読み取れた。


2013.08.23若干の変更
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7777HIT記念作品第3段UPします。

7777HIT記念作品第3段UPします。
ポール・ブリッツさんからのリクエストで、
オリキャラの指定は「「メテオ」で最後に生まれた女の赤ちゃん」
お題は「万華鏡」でした。
ちなみに「「メテオ」で最後に生まれた女の赤ちゃん」はキラという名前です。

ポール・ブリッツさん、リクエストいただいてからずいぶん時間が経ってしまいました。お待たせしてしまってごめんなさい。ようやく完成です。
よろしければ下のリンクから作品へお進みください。

Eridanus(エリダヌス)シリーズ番外
Horologium(ホロロギウム)

以下、反省です。
先に校正と推敲を3度もさせてしまいました。
最近忙しそうですから怒っていましたが、メモリーの件もありましたし、おとなしく読み込んでくれました。書き直した作品がどんどん変化していくのが面白かったと言ってましたし、サキが道に迷って困っている様子がよくわかった、とも言ってました。実際そんな感じでしたが、今回の作品にそんな雰囲気が出ちゃってますか?3つ続けて読むと分かるんでしょうかね。

2度推敲を終わらせて、2度ともUP寸前まで行ったんですが、サキがおじゃんにしてしまいました。そして3度目を書いたんです。3作ともベースは同じで、登場人物や設定が大きく変化した物語が出来ています。もちろん3回目に書いた物をUPするつもりでしたが、ここまで来てまた迷っていました。でも結局、今回UPしたのは3回目に書いたものです。
サキはまだ納得できていませんが、もう時間切れと判断しました。気力も続きませんし、完全を目指しても永遠に完成しないのはいつものことです。アマチュアですし、一生懸命書きましたから、まぁお許しください。読める物になっているといいんですけど。

次は、八少女夕さんの8000HITキリ番リクエストで、
香澄さんの続き。
お題は、さくらんぼ、でいただいてます。
さくらんぼの季節は終わってしまいましたけど、この際気にせずゆっくりと書いていきます。
お待ちいただけると嬉しいです。
ではまた。

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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
ようこそ!


頂き物のイラスト

アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
ラグランジア
左からシスカ、サヤカ(コトリ)、サエ。ユズキさんにイラストを描いていただきました~。掌編「1006(ラグランジア)」の1シーンです。
天使のささやき_limeさん2
limeさんのイラストをイメージにSSを書いてみました。「ダイヤモンド・ダスト」
イラストをクリックすると記事に飛びます。よろしければご覧くださいネ!
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