Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 

やってみました。

バトン

Q1 どうも!あなたのオリキャラについて、暴露して貰います!
A1 はい!すみません。他にやることも無かったので…
Q2 まず、あなたの名前をどうぞ!
A2 山西です!
Q3 では、暴露するオリキャラの名前・性別・種族をどうぞ!
A3 では、シスカを……名前はシスカ・女・人間ですね。
Q4 名前の由来は?
A4 確か樺太の町の名前だったと……
Q5 その種族にしようと思った理由は?
A5 まあ普通のお話ですので。でも人間の中でも東域系という設定です。
Q6 異性にする考えは、ありましたか?
A6 無いです。考えてもいませんでしたね。
Q7 じゃあ、どんな容姿ですか?
A7 髪の毛はプラチナブロンドのボブ、目は右が黒、そして左はブルーで、身長は少し高めです。
Q8 何故、その容姿にしたのですか?
A8 目立つからでしょうか?
Q9 異性だったら、その容姿にしてましたか?
A9 本当に考えて無かったです。
Q10 他に、「こうしたかったな~」という所は、ありますか?
A10 特に無いですが、自分にイラストの才能があったらなと思いました。
Q11 そもそも、そのオリキャラを作ろうと思ったきっかけは?
A11 物語の中で自分の代わりとして自由に動いてほしかったんですよね。
Q12 思い付いた時、どうでしたか?
A12 いいかも!と思いました。
Q13 したり顔(どや顔)でした?
A13 多分そうなっていたと思います。
Q14 発案当初と現在で、変わった点は、ありますか?
A14 二重の人格を持たせました。
Q15 もう少しで終わりですが?
A15 そうですか。
Q16 もし、そのオリキャラが実体化して、あなたの元に現れたら?
A16 ちょっと近寄りがたいかも……でも並んで記念撮影をするかも。ゆっくり喋ってみたいかも。
Q17 そのオリキャラが、あなたに感謝したら?
A17 泣きます。そりゃ嬉しいでしょう?
Q18 そのオリキャラに、このバトンの事を話しますか?
A18 話すでしょうね。でも多分睨まれます。
Q19 最後に、あなたにとって、そのオリキャラとは?
A19 まあ一種の願望かもしれません。けどこんなになったら困るでしょうけど。
Q20 これで終わりです。お疲れ様でした!
A20 ありがとうございました。でも思ったより恥ずかしいですね。

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---28---


 *

 マザー2とプログレスは一路事故現場のオルガⅢを目指していた。ここはもうベクレラの領海内で、付かず離れずベクレラの巡視船が並走している。両船のヘリポートと格納庫にAW289の姿は無い。すでにオルガへ向かって飛び立ったのだ。
 当初の予定ではオルガ港に一旦入港することになっていたが、クラモチの発案でイルマ政府とオルガノ州政府が折衝し、直接現場に入ることになったのだ。
 港で行われる予定だった先方スタッフの乗船や政府の正式許可は、シスカのヘリコプターを使用してこちらからマザー2スタッフを送り込み、そのまま先方スタッフと一緒に回収するという形で上手く決着した。事故を抱え早期の対応を求められているオルガノ州政府は、ベクレラ中央政府の意向を入れられないままイルマ政府に振り回される形になった。
 両舷全速で航行する2隻のまわりの海面には被害の大きさを物語るように油の帯が広がっていた。

 *

 ヨウコはキタハラの操縦するヘリコプターAW289の客席で広がる海原を見つめていた。コ・パイロットの席にはシスカ、その後ろにクラモチとコバヤシ、そしてその後ろの席にヨウコが座っていて、その後ろには1列開けて外交省の役人が4人何やら打合せをしながら座っていた。反対側の窓に目をやると大きな都市の街並みが見えている。
 見えているのはオルガ市のはずだ。あまり高層の建築物は無く、せいぜい10階建てぐらいの建物が最高で、後は5階建て以下の低層の建物が広い面積に余裕を持って配置されている。ベクレラ側の緩衝地帯にあるのでマサゴ市と同様周りは柵で囲まれており、その中に立ち並ぶ建物のデザインは一様にシンプルで実用的だ。本来この島は北にあるためあまり農産物も育たず、狩猟や漁業で生計を立てる人々が住む村がポツリポツリとあるだけの土地だった。この土地に石油とガスが発見されて、それに群がる蟻達の巣のように形成された町がこのオルガ市やマサゴ市だった。この2つの町はたくさんの人間がただちに生活でき、働けることを最優先に大急ぎで建設され、伝統やデザイン性を全く持たない。国境線を挟んで対立しているかのような2つの町だがそういう意味で良く似ている。ヨウコはそんな感想を持った。
 ヨウコ達は今ベクレラ側のスタッフとの打ち合わせのためオルガ市に向かっている。
 シスカがグロー語でベクレラの管制官に呼びかけ、指定のヘリポートに接近していく。始めてのヘリポートなので計器飛行と有視界飛行を組み合わせ、管制官の誘導で慎重に進入していく。キタハラとシスカの腕は確からしく、前席の2人は雑談をしながらくつろいで座っている。
「すごいですね。本当に流れるようだわ」ヨウコはクラモチに言った。
「そうだろ。何度見ても見事なもんだと思うぞ。シスカも優秀だろ。本当ならパイロットでもおかしくない」クラモチも手放しで賞賛した。
「整備士だって聞いてますけど。パイロットにはならないんですか?」
「シスカはな、事情があってパイロットにはなれないんだ」とクラモチが答え、それに対してヨウコは尋ねようとしたが、シスカが振り返って「そろそろ到着する」と言ったのでその場はそのままになった。
 AW289はいつものように右側から回り込み、少しの間ホバリングするとスムーズに着陸した。

 その人物はタカジュナと名乗った。今回のプロジェクトを建前上依頼してきたサルベージ会社の社長だ。この業界では非常に稀な女性の社長で、西域系の顔にブラウンのショートカットの髪、ブルーの瞳を持ったそのボーイッシュで端正な顔つきは、何か人を引き付ける魅力があった。
『ジュナと呼んでください』彼女はそう言ってほほ笑むと、後ろに控えていた仲間を1人づつ紹介した。ヨウコは正確さを心がけながらイルマ語に翻訳していった。
 最初に紹介されたのはボースンと呼ばれる190cmは有ろうかという50を少し超えた位のガッチリとした大きな男で、ジュナの会社の専務にあたる役職を務めていた。体格的にもクラモチと同等で2人はガッチリと握手を交わした。後の3人も負けず劣らずの体格の持ち主で、50位のダイクと20代のオラクとキナラグが紹介された。
『ボースンとダイクは私の父、先代の社長の時代からこの会社を支えてくれているベテランです。オラクとキナラグはサルベージ作業の実務責任者です』ジュナはそう言って紹介を終えると、コバヤシの方を向いて『久しぶりだね。レン』とグロー語で言った。
『やあ。ラサ、久しぶり』コバヤシもグロー語で答え2人はハグした。横ではボースンが穏やかな笑顔でそれを見ている。
 クラモチは成り行きに付いて行けず。「オイ。コバヤシ、どうなってんだ」と声を上げた。
「私たちは同じ大学での同期です。学部は違うんですが……」コバヤシが答えると「恋人だったこともあったかな?」ラサが少したどたどしいイルマ語で言ってコバヤシがフリーズしてしまった。
 リセットに数秒を要してコバヤシは「彼女が留学生として来ていて、私が面倒を見ただけですよ。卒業してからも持ちつ持たれつで情報をやり取りしてきました。今回の事故の情報源もここですから」と彼には珍しく少し早口で言った。


(2014/08/09 更新)
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「28」をUPです。そして途方にくれています。

 久しぶりにシスカの世界へ行ってきました。

 しばらく見ない間に世界は変貌を遂げ(山西が他の世界へ行っていたので自分の感覚が変貌したせいだと思いますが)馴染むのに少し時間が必要でした。
 最初はザラザラとした感じで居心地が悪かったです。
 何回か読み返して読み返してようやく馴染んできた感じです。あぁシスカだ……。
 シスカは相変わらず愛想が悪いし。ヨウコやタカジュナは謎のままです。
 今回から彼の地ベクレラで物語は展開します。
 長い伏線を開放したりしなくてはなりません。
 書き始めてから半年以上経っているんですが、その間に色々な刺激を受けたんでしょうね、山西の文章も少しづつ変わっているようで、始まりの部分と上手く繋がらなくなってきているような気がしています。まあ、あまり気にしないで先へ進んでいこうと思います。

 この先どう展開させるか、そろそろ前に作ったプロットが尽きますので悩ましいところです。
 途方にくれています。
 でも自分のためだけにでも完成させたいと思っています。
 先は長いです。くじけないように…と「青の月」で自分に言い聞かせてからシスカ28をUPします。終わらないよ!こりゃ……

シスカ---28---
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Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-13 00:14

 もしこの作品を読んでみようかな…と思われているなら、先に「Meteor(メテオ)」を読まれることをお勧めします。
ご面倒をお掛けしてすみません。

Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-13 00:14

兄さん。桜は咲きましたか?
この休暇中に咲くと思って楽しみにしていたんだけど、今年の冬は例年に無く厳しくてとうとう咲かなかったですね。一緒にお花見に行きたかったんだけど……。
僕は(僕って言ったらまた怒る?)満開の桜を真っ青な空をバックに見上げるのが大好きです。地面に仰向けに寝転んで見上げる桜は、目眩がするほど艶やかで地面の中にめり込んでしまいそうになります。桜吹雪の降り注ぐ様子を下から見上げると、もうそこははるか彼方の異次元空間で、僕はそこを旅する銀河の民になった気分です。
銀河のエーテルが満たされた空間にふわりふわりと漂う桜の花びらは、そのエーテルの影響で微妙に軌跡を変えて人間には予測不可能な軌道を描く様に感じます。なんてドラマチックなんだろう。
兄さんもそう思うでしょ?それとも呆れて「お前らしいよ……」っていうのかな?
でも桜には桜の都合があるんでしょうね。とうとうほころびなかったね。僕の思惑通りには行かなかったです。
そのうえ僕のスケジュールの都合で、兄さんが仕事に出ている間に出発することになってしまって挨拶が出来ていないですね。
ですからここからメールを送っておきます。音声や動画では僕はきちんと挨拶できないと思うのでメールにします。考えて考えて何度も書き直せるメールという伝統的な仕組みは、僕のような人間にとってとてもありがたいものです。
いま僕は静止軌道上にあるステーション・ノヴァに着いたところで、乗り継ぎ時間を利用してこれを書いています。ここでムーンシャトルに乗り換えて月に向かい、月面都市でローンチをつかまえて月周回軌道で待機している僕らの船「エリダヌス」に乗り込みます。そしてまた現場作業が始まります。
次の長期の休暇は6ヵ月後ぐらいになりそうです。帰れるようだったら帰ります。その時はまた厄介になりますのでよろしくね!
休暇中はいろいろと気を使ってくれてありがとう。とてもうれしかったです。
お義姉さんにもよろしくお伝えください。
またメールします。

優しい兄さんへ 
  あなたの妹より

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Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-15 21:27

もしこの作品を読んでみようかな…と思われているなら、先に「Meteor(メテオ)」を読まれることをお勧めします。そしてEridanus(エリダヌス)のPostedの早いものからお読みください。ご面倒をお掛けしてすみません。

Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-15 21:27

兄さん。メールをありがとう。
桜、あっという間に満開なんですね。そこに居ることができなかったのがちょっぴり残念です。
ウエマチ半島の先端の公園、イーサ公園だったかな?の満開の桜が目に浮かびます。岬は桜色に染まっていることでしょうね。夕方、コーチ湾へ吹き抜ける西の風に乗って散っていく花びらの舞は想像するだけで心がクルクルと舞い上がります。行きたかったな。
公園の先に伸びているイリスの砂州で潮干狩りをしたこともありましたね。今度帰った時、潮干狩りの時期では無いかもしれませんが、砂の上をゆっくり歩いてみたと思っています。潮の香りを含んだ空気を遠慮することなく肺の中に入れることが出来るありがたさは、制限のある空気を吸っている僕には痛いほど理解できます。そう言う点で本来僕はこの仕事には向いていないのかもしれませんね。
今、僕は月面に居ます。ラウンジの中央に置かれた大きな円形のソファーにゆったりと腰を掛けて天窓から宇宙空間を見上げています。漆黒の天井に張り付けられた瞬かない星たちは、とてもデジタルチックです。その中に浮かんでいる半分にかけた兄さんの星は全く異質で、まるで青と白の毛皮をまとった神獣のようです。ここから見上げる風景は、エーテルの中の桜を見上げるのとは全く違った趣があって、これはこれで気に入っています。それは充分に刺激的で、いつまで見ていても見あきるということはありません。
今はまだローンチの待ち合わせで、僕はこの風景を見上げながらのんびりやっています。
ご安心ください。

またメールします。

優しい兄さんへ 
  あなたの妹より

PS:今、ローンチがつかまりました。2時間後に出発です。
もう少し兄さんの星を見ながらゆっくりしています。
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Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-16 22:34

もしこの作品を読んでみようかな…と思われているなら、先に「Meteor(メテオ)」を読まれることをお勧めします。そしてEridanus(エリダヌス)のPostedの早いものからお読みください。ご面倒をお掛けしてすみません。

Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-16 22:34

兄さん、ごめんなさい。
少し心配をかけてしまいましたか?
それとも少し期待した?
こういう仕事に向いていないかも……って書きましたけど、僕はこの仕事が嫌いなわけではありません。むしろとても気に入っています。
そりゃあ、大気も大好きですが、宇宙空間とはまた別の次元でのことです。僕は地上で見えるもので夢見ることができるのと同じように、宇宙空間で見えるものでも夢見ることができるんです。二つはまったく別で、比較することなんか出来ないものです。寂しいとか帰りたいとかそういう感情が無いと言ったら嘘になりますが、それは故郷を離れた人間ならだれでも感じることでしょう?そんな程度のものです。
だからそんなに心配しないでください。
そして変な期待はしないでください。
僕はここで起こることや見えるものにとてもワクワクしています。ほとんどのことが未体験で新鮮で刺激的で、今これを放り出すことなんてとても考えられません。だからもう少しの間我慢してください。言われた通り充分に気を付けて慎重に動きますから。
でも帰船した時、船長に成長を誉めてもらったんだよ。次のプロジェクトではある程度任せてみるって言ってくれたんだよ。やった!って言う感じだよね。

ところで次のプロジェクトが決まりました。アステロイドベルトの資源探査船団への物資輸送だそうです。やっぱり少し長くなって、月に帰って来るまで約6カ月のスケジュールです。

僕は今「エリダヌス」の自分の寝床で体を固定してこれを書いています。ここは狭いけどプライベートなスペースでくつろげる空間です。窓があればもっといいんだけど贅沢は言ってられないよね。ここが暫く僕の家になります。
距離が遠くなると音声や動画は制限がかかるけど、メールは大丈夫みたいなのでここでまめにメールを書きます。

優しい兄さんへ 
  あなたの妹より

PS:そうそう昨日乗せてもらったローンチのパイロット、僕のことを可愛いって言ってくれたんだよ。特に僕のブロンドの髪とブルーの瞳と東域系の顔のアンバランスなところが良いんだって!アンバランス?それってどういう意味?でもこんなことダイレクトに言われたの初めてだよ。冗談でも嬉しいもんだね。
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Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-20 21:46

もしこの作品を読んでみようかな…と思われているなら、先に「Meteor(メテオ)」を読まれることをお勧めします。そしてEridanus(エリダヌス)のPostedの早いものからお読みください。ご面倒をお掛けしてすみません。

Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-20 21:46

兄さん、桜はもう葉桜になってしまいましたか?
少し遅れる山桜はまだ咲いていますか?
半島の木々はもう燃え立つように芽吹いていますか?
半島が萌黄色と山桜の薄桜色とのパッチワークになっていれば一番素敵なんだけど、今年はどうですか?
僕はこの時期、萌える木々や山桜の中にポツポツと家が散らばるウエマチ半島の眺めが大好きです。シャワーのあとなんかでくつろいでいるとき、そんな様子を頭の中に思い浮かべたりしています。
明日からは、月面で生産された燃料や食料・生活用品がたっぷり詰めこまれたコンテナーを、「エリダヌス」や無人船の「脊髄」に取り付ける作業が始まります。
今回の航海は輸送船「エリダヌス」と4隻の無人輸送船で船団を組んで、それを僕ら女性ばかり5人のクルーでコントロールします。すごいでしょ?でも6人目のクルー、AIコンピュータが一番たくさんの仕事をこなすんだけどね。SAL(サル)って言うんだよ。うっかり笑っちゃうよね!もちろん女の子だよ。合成音声は明らかに女性だし「property」でも「female」になっています。可哀そうだから僕の命名でSally(サリー)って呼んでます。僕らの言葉で(サル)は「Monkey」の意味になるって言ったらみんな納得してくれました。
女ばかりの操船チームはまだあまり無くて、先日も取材を受けたりしたんだよ。NETで流れるからまた見ておいてください。僕も少しだけど写ってるからね。

ところで兄さん、しつこく言っておきますけど僕はまだ船を降りる気はありませんから!
物好きな男がたまに僕に興味を示すことはあっても、ただそれだけのことですから。兄さんほどの男は見つからないよ。
あれ?照れてる?
兄さんは父さんと母さんから僕を託されたような気持ちを持っているでしょう?だからもっと安全な仕事についてほしい気持ちは分かります。結婚して子供を生んで普通に生活してほしいと思ってるのも分かります。
でも僕はもう独立した1人の人間だからね。僕の部屋もいつまでも置いておかないで、子供が産まれて大きくなったら子供部屋にしてあげてください。僕の私物はみんな片付けたはずだよ。兄さんは僕にとってたった1人の肉親だから大切には思ってるけど、干渉のしすぎは反則だよ。僕の人生は僕のもので、兄さんのものではないんだから。

優しい兄さんへ 
  あなたの妹より

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休日のひとりごと

(当日は歩きまわって疲れていたのでやっつけ作業になってしまい、文章がゴニョゴニョでした。見直して若干修正いたしましたので、あしからず。2012.4.23)

今日は国立国際美術館に行ってきました。無料の招待券をもらっていたので少し足を伸ばしました。他の用事があったのでついでということもあったんですが…。
 「コレクションの誘惑」という現代アートの展覧会で、国立国際美術館の35周年記念として収蔵品の中からの展示ということらしいです。
 山西はどんな展示があるのか下調べもせずにぶっつけで行ったもんでしたから、ちょっと衝撃でした。予想外に面白かったです。
 相方と一緒に見ていたんですが「アァ。これアンディ・ウォーホルみたい!!」と声を上げたら、本当にアンディ・ウォーホルの作品だったり。「アッ!これピカソの青の時代みたいだね!!」と声を上げたらピカソ本人の作品だったり……相方と2人コソコソとその場を離れたのでした。(声が大きい)
 非常に難解な作品もありましたけど、思わず微笑むような作品、目を背けたくなるような作品、笑っちゃうような(失礼!)作品、何これ的な作品(これも失礼)、納得の作品、唸るような作品、面白い!と思う作品、多種多様な作品があり最後まで飽きませんでした。これはお勧めです。
 自分で言うのもなんですが変な感性の持ち主の山西がビビッときた作品を挙げておきます。
 「SUN Yuan & PENG Yu の I am here」。壁の穴を覗くとてもリアルなテロリスト?の等身大(でも相当大男)の人形です。マシンガンを肩に下げ、弾丸や水筒を腰に付け、アラビア風の衣装で前かがみに壁にあいた穴をじっと覗いています。汚れた肌、ぼさぼさの髪、伸びた汚い髭。壁につけた手にも毛が生えています。異様にリアルです。最初誰がこんなところに立っているんだろうと思いました。バッと振り向いてババババッと撃ち殺されそうです。
 「会田 誠 の 滝の絵」天井まで届くほどの大きな絵の上から下まで何段にもなった滝が描かれています。そこになんと何十人もの女の子が、それもスクール水着(一部セーラー服や着替えている途中の子も……)で水遊びをしています。何とも大胆な!!!恥ずかしげも無く!!!!すごいです。これが国立の美術館の収蔵品?びっくりです。男性は必ずみんな立ち止まっています。いいですねぇ。
 大きな液晶モニターに映されるイラストも良かったです。タイトルを忘れたんですが、モニターがカンバスと額縁なんでしょうね。可愛い女性のイラストが書いてあります(映っています?)が、時々瞬きをしたり、眉や唇を動かしたり…素敵です。「これ、欲しい」とわがままの声を上げ(声が大きい)、即、却下のうえ退場となったのでした。
 楽しかったです。

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Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-26 21:22

もしこの作品を読んでみようかな…と思われているなら、先に「Meteor(メテオ)」を読まれることをお勧めします。そしてEridanus(エリダヌス)のPostedの早いものからお読みください。ご面倒をお掛けしてすみません。

Eridanus(エリダヌス)Posted at 2XX2-04-26 21:22


兄さん、「エリダヌス」は加速を始めています。Ωドライブシステムは連続して加速を続けているので、僕たちは今弱いながらも重力を感じることができています。
ここ何日かはたくさんのコンテナの接続や、船団を組む無人船とのシンクロを取る作業で大変でした。そして仕事から寝床に戻ってバタンキューだったのでメールが送れませんでした。今やっと時間が取れたのでこれを書いています。

前にも説明したことがあったと思うけど、航行中の船の勤務は4直3交代で船長以外の4人のクルーで24時間を3つに割って1人ずつで船団をコントロールします。もう1人は勤務から外れるので休暇と言うことになります。これを交代しながら5日サイクルで回していきます。船長を交代勤務から外してあるのは非常事態に備えてのことです。船長はすべての出来事に対応します。
基本1人での勤務なので寂しいんじゃないかと思うでしょう?でもサリーが24時間体制で付き合ってくれるから結構楽しいです。擬似的なものなんだけど本当に人格があるようにふるまうし、ジョークも言うんだよ。彼女はとても有能で疲れを知りません。僕のような新人でも的確に情報やアドバイスをくれ、完璧にサポートしてくれます。異常が起こる傾向を計算し、あらかじめ警告し、必要なクルーを呼び出してくれます。アクシデントが無ければ勤務時間は本当に退屈なものです。

そちらは暑いくらいになる日もあるのでしょうか?こちらは当たり前ですが快適な気温と湿度に保たれ、僕は今、自分の寝床の中で就寝前の自由時間を過ごしています。
「僕の部屋」の件、優しい言葉をありがとう。お義姉さんにもメールをもらってます。とてもうれしいです。返事ちゃんと書いたよ。このメールと同時に送信します。
僕の部屋をそのままにしていおてくれるのは、そういう意味だったんだね。
でも、いつまでも甘やかすつもりはない、という説教も肝に銘じておきます。
僕は僕の故郷というものを見つけるために旅を続けます。兄さんは僕の家族という言い回しを使っているけどね。でもそれが見つかるまでは時々羽を休めにお邪魔させてください。それでいいですね?

優しい兄さんへ 
  あなたの妹より

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---29---

 中央政府の了承を取りつけて、オルガノ州政府との交渉は何とか決着し、流出停止作戦はようやく動き出すことになるはずだった。
 ところがここで横槍が入った。了承を取り付けたはずの中央政府から待ったがかかったのだ。エネルギー相がオルガ市に向かっているのでそのまま待機せよと言うのだ。大臣の到着は午後8時頃になるということでそれまで待機することになった。大臣はイルマ国総理大臣との会見のためシンキョウへ向かう途中でここに立ち寄ることになったらしい。領土の係争地に首脳が入ることにイルマから抗議があったが、ガス田の事故に対する担当大臣の訪問ということもあって抗議はうやむやになった。直後に対抗措置としてイルマの防災担当大臣がマサゴ市を急遽訪問している。これについてはベクレラ側は織り込み済みであったようで、大きな反応は見せていない。しかしこの訪問合戦はのちのベクレラ大統領のオルガ市訪問の布石となった。

 ヨウコは慣れない通訳の仕事を無難にこなしたが、少し疲労感を感じながら部屋を出た。
「ご苦労さん。上出来だ」クラモチが労いの言葉を掛けてくれた。
 すぐ後ろからベクレラのサルベージ会社のスタッフ5人が付いてくる。この5人とヨウコ達はこの交渉が行われているホテルの客室で待機することになっていた。キタハラとシスカもヘリコプターで待機していたが、ホテルに呼ばれることになっていた。
 ヨウコ達がロビーに入って行くとシスカが1人立っていた。ヨウコが「キタハラはどうしたの?」と訊くと「こんな訳分からんところでヘリを離れられるかってさ。僕だけでも休んでこいって。はっきり言って追い出された」シスカは不服そうにそう言うとソファーにドカッと座り込んだ。
「まあ、キタハラならそう言うだろうな」後ろでクラモチがボソッと言った。
 コバヤシが「せっかくだからシスカを紹介して各自部屋へ入ったらどうだ」と提案した。
 ヨウコはシスカを連れてサルベージ会社のスタッフ5人のところに近づいて行った。ヨウコは5人にシスカを紹介し、ジュナが握手をしようと近づいた時彼女の動きが止まった。それは一瞬のことだったがヨウコの目はごまかされなかった。
(何?)と思った次の瞬間彼女の見開いていた目は元に戻り、にこやかな顔に変化した。
 そしてそのまま握手をした。
 残りの4人も彼女と同じような反応をしていたが、これも同様に一瞬でにこやかな笑顔あるいはまじめな顔に変わりシスカと握手をした。
(イルマ人でプラチナはやはり珍しいのかな?それともシスカを知っているのか……?でも髪を見てからというよりも顔を見てからの反応だったし)と考えながらヨウコは自分にあてがわれた部屋に向かおうと歩き出した。シスカと一緒に行こうとエレベーターの前でシスカを待っていると『アキヤマさん。ちょっとよろしいですか?』とベクル語で声をかけられた。ジュナだ。ヨウコはシスカに先に行っているように手で合図すると『何でしょうか?』と答えた。シスカ達の乗ったエレベーターのドアが閉じた。
『キタハラさんはベクル人の血が入っているんですか?』ジュナは単刀直入に訊いてきた。
『さっきキタハラを見たとき少し驚かれていたようですけど、そう思われたんですか?』
『失礼しました。キタハラさんの髪がプラチナだったのでベクル人かと思って驚いてしまったんですよ。イルマの方は黒い髪の方がほとんどだって思ってましたから』
 ヨウコは『これはキタハラのプライベートに関することなのでお答えしにくいんですけど』と渋い顔をするとジュナは『立ち入ったことを聞いてしまって。ごめんなさい』と立ち去ろうとした。
 ヨウコは一瞬考えてから『ジュナさん。本人に直接聞いたことでは無いのではっきりしたことは分からないんですけど』と声をかけてから『キタハラにはベクル人の血が入っているみたいですよ。彼女歌手でもあるんですけど、ベクル語でとっても上手く歌いますから』と続けて、振り返ったジュナの表情をそっと観察した。
 ジュナは『そうなんですか?ベクル語の歌を……じゃあ私と遠い親戚ということもあるかも知れませんね』と冗談っぽく言って『彼女は歌手なんですね。ベクル語でどんな歌を歌うんですか?』と興味を示した。
『幼い頃覚えたベクレラの歌みたいなんですけど、子守唄と家族がテーマの歌を歌ってました』
『そうですか……』ジュナは一瞬間を置いてから『お手間を取らせました。あんまり綺麗なプラチナだったんで気になって訊いてみただけなんです。すみませんでした』とニッコリと微笑んだ。その微笑みはここで会話を終わりにしたいというニュアンスを含んでいるように感じたので、ヨウコは『いいえ。御心配には及びません。では、また後ほど』と言って話を終わりにした。


(2013.11.04 見直し)
(2014/08/09 更新)
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テーマ : 自作小説    ジャンル : 小説・文学
 
 

-ダヤンのアベコベアの月-池田あきこ原画展、行ってきました。そしてシスカ29UPです。

 近しい人の中にダヤンの大ファンが居ます。天候も良かったので、彼女の付き添いとして「池田あきこ原画展」行ってきました。
 山西はダヤンシリーズは読んだことはないんですが絵は良く知っています。ダヤンのアクセサリーも彼女からプレゼントとしてもらっていたり、原画ということで興味もありましたので付き添いとして行って来ました。
 なにやらのカードを持っていると無料で入れるのでそのまま入場しました。結構大勢の人が訪れていて盛況です。
 丁寧に書き込まれた大小の原画が展示されています。そうですね……山西が気に入ったのは入口すぐのところに展示されていた大きな絵「ポーズ・ダヤン」ですね。1986年の作だそうで作品群の中では古いものですが、モノクロームで表現されたダヤンの全身像で、斜めを向いた大きな切れ長の目はとても印象的です。最近の作品に見られる可愛さはあまり見られませんが、山西は少しの間この絵の前で佇んでいたのでした。
 物語に沿って展示された原画を丹念に見せてもらってから、出口に設けられたショップ(お約束ですね!)を覗いていて、山西はまた止まってしまったのでした。「これいいね!欲しい!」「ほおづえ B」という作品の前で山西はまた声を出したのです。ダヤン大きめの銅版画で5万円します。山西よりかなり年下の彼女はフウとため息をつくと、山西の裾を強くつかんでグイッと他の売り場のほうへと引っ張って行ったのでした。

 こんな絵が書けたらいいな。山西はずいぶん長い間イラストというものに対して試行錯誤を続けてきたのですが、ついに満足するものは書けませんでした。絵が書けなかったため日の目を見ることが無く、山西の頭の中で放置されていたストーリーの1つ「シスカ」29をUPします。よろしければどうぞ……。
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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
ようこそ!


頂き物のイラスト

アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
ラグランジア
左からシスカ、サヤカ(コトリ)、サエ。ユズキさんにイラストを描いていただきました~。掌編「1006(ラグランジア)」の1シーンです。
天使のささやき_limeさん2
limeさんのイラストをイメージにSSを書いてみました。「ダイヤモンド・ダスト」
イラストをクリックすると記事に飛びます。よろしければご覧くださいネ!
スカイさんシスカイメージ
スカイさんのシスカイメージ
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シスカ・イメージ 高橋月子さん作
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シスカ・イメージ limeさん作 コトリ・イメージユズキさん作
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