Debris circus

Debris circus

頭の中に散らばっていた破片(debris)を改めて文章に書き起こし、オリジナルブログ小説としてサーカスの舞台に上げていきます。読みにくいものもありますが、お暇な時にパラパラとめくる感じででも読んでいただけたら嬉しいです……

 
★作品へのリンク!&お願い!
 
 

17才になったキキの話・・・

 今夜は面白い物を見つけたのでそのレビューを・・・。
 1989年に公開された宮崎駿監督による映画『魔女の宅急便』。その主人公・キキの“その後”を描いたようなストーリーが、CMで放送されていると言う記事を見つけました。NETでも見ることができましたのでちょっと覗いてみたのです。

窪之内英策氏のキャラクターデザイン
BUMP OF CHICKENがオリジナル楽曲「記念撮影」を提供
浜辺美波がキキ役
梶裕貴がとんぼ役
と、紹介されていますがサキには今一つピンときません。
 というかどんな方だか分かっていないだけだったりします。

 本編ではキキが17才の高校生になっています。
 セーラー服や日本のごく普通の学校に通っているらしい、という設定がちょっとしっくりきませんが、短い作品の中でフラッシュバックする情景にキキの日常が垣間見えて楽しいです。
 ジジも登場しますし、ホウキでの飛行も相変わらずです。でもモップじゃないんですね。
 とんぼが女子に告白されている場面を偶然見かけてしまったキキの心のざわつき、「お届け物があるの」で始まるとんぼへのプロポーズシーンなんかは、なんかこっちまでこそばゆいですね。
これ絶対狙ってやってますね。

 寄せられているコメントには映画のイメージが壊れるとか、舞台設定に無理があるとか、否定的なものが多いのですが、サキとしてはまぁいいんじゃないの?という気持ちです。
 でも、宮崎監督ファンやジブリファンにとっては譲れない線があるのかな、とも思います。
 こういう反応を見越しての挑戦作なのかもしれないですね。
 なんにしろ話題性は高くなりますよ。
 第一弾なので続編もあるのでしょうか?



新CMシリーズ第一弾アニメ『HUNGRY DAYS 魔女の宅急便 篇』
いずれリンク切れになってしまうかな・・・?

 あ、サキがこんな記事を書いてるって事は・・・そうです。小説が書けていません。
 フウ・・・出てこないなぁ。

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錆びた鉄路

 今夜はサキのライブラリーから秘蔵の写真を一枚。

2005_0513(001).jpg

 これ、何の変哲もない線路の写真のようですが、何か感じられますか?
 ではもう1枚。
 撮影日は2005年5月13日、兵庫県の宝塚駅と尼崎駅の間にあるJR宝塚線(福知山線)の某踏切からの撮影です。

2005_0513(003).jpg









 いかがでしょう?
 気が付かれました?線路が真っ赤に錆びていますね?
 列車が通らなくなってから2週間以上が経過していますから・・・。
 なぜ列車が来ないのでしょう?
 もう気が付いている方もいらっしゃるかもしれませんが、この写真はあのJR福知山線脱線事故の後、事故の影響で運休してしまった区間にある某踏切から撮影した写真なんです。

 JR福知山線脱線事故とは、2005年4月25日に西日本旅客鉄道(JR西日本)の福知山線(JR宝塚線)塚口駅 - 尼崎駅間で発生した列車脱線事故で、乗客と運転士合わせて107名が死亡、562名が負傷しています。

 事故の原因調査が行われる間、JR福知山線の宝塚駅と尼崎駅間の運転は休止され、同年6月7日試運転が開始されるまで列車は走りませんでした。だからこんなに錆てるんです。(営業運転は19日午前5時に再開しています)
 原因は列車が制限速度を大幅に超過したままカーブに進入したためで、運転士の責任とされています。

 でもサキは競合する私鉄との競争に打ち勝つために組まれたダイヤの影響も大きかったのではないかと思っています。
 ウィキによれば、120km/h運転や停車時間が15秒などもともと全体的に余裕のないダイヤだったうえ、停車駅を次々と追加したにもかかわらず、所要時間は同じであったため、余裕時分を削って以前と変わりない所要時間で走らせ、慢性的な遅延が出ていることは問題視されていた・・・となっていますし、当時のJR西日本は施策で「余裕時分全廃」を掲げていた・・・ともあります。
 余裕時分を削ってしまった場合、遅れを取りもどすには速度を上げるしか方法がなくなります。

 それに目標が守られない場合には乗務員に「日勤教育」という、いわゆる「見せしめ」「晒し者」にする懲罰的なプログラムが与えられていて、それが充分な再発防止の教育としての効果につながらず、かえって乗務員の精神的プレッシャーを増大させていたとの指摘も受けているようです。
 何回も遅れを出せば「日勤教育」を受けさせられたのかな?
 当該列車の運転士も、この「日勤教育」の経験者で、当日の事故までの運転士の行動にも手順を守らなかったり、停止位置を行きすぎたり、通常とは違った点が幾つも見られたようです。プレッシャーに押しつぶされていたんじゃ・・・サキはそんなふうに推測しています。
 サキは沿線に住んでいますが、当時はかなりの高速で走行していた列車もあったように思います。実際、踏切で列車の通過を待っていたサキの帽子が吹っ飛ばされたこともあって、どうしたんだろうって思っていました。
 運転士の肩を持つわけではありませんが、プレッシャーは相当大きかったんだろうと思います。

 人間にはいろんな人がいるのです。
 エリートが考えたプログラムにすんなりと順応しできる人もいますが、そうではない人もいるのです。極限まで切り詰めたダイヤを設定するに当たり、この点の配慮が欠けていたんじゃないかと思います。
 当時のJR西日本の経営トップの方々にはすべて無罪との判決が出ていますが、「速達で競合する私鉄に対抗する」という経営の基本方針を決めたのはこの方々でしょう?無理なダイヤ設定や悪い労務環境には全く気がつかなかったのでしょうか?列車の遅れが多いなどという乗客のクレームは反対に作用したのでしょうか?経営の責任者ってそんなものなの?サキは疑問を感じています。
 ここのところJR西日本が安全に取り組む姿勢は評価しているんですけれど・・・。
 事故とはあまり関係の無い時期になってしまいましたが、ライブラリーの整理中に見つかった写真から思った事でした。

 事故でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

2017.06.12

追記:奇しくも今日(6/13)最高裁第2小法廷(山本庸幸裁判長)は12日付の決定で、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本の歴代3社長は事故を予見できなかったとして、「一、二審の無罪判決は相当」と結論付けた。とのニュースが流れました。追記しておきます。
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「アンジェリーナ (Angelina) 」を発表します。

今夜は「アンジェリーナ (Angelina) 」を発表します。
limeさんのところのイラストをイメージにした作品です。
limeさんの了承も得ずに勝手に書き始めていたのですが、かじぺたさんがこのイラストを拉致して書かれていたので、サキも拉致ってくることにしました。
limeさん、都合が悪ければお申し出ください。ただちに対処します。
実は最初ホンワカとした軽い物語を書き始めていたんですよ。
ところがかじぺたさんが書かれた作品が素敵すぎて、こっちの作品が書けくなっちゃったんです。
で、路線を変更して書いたんですが今度は重い!
でもできちゃったものはしょうがない。UPしますので、よろしければこの下のリンクからお進みください。

ホンワカストーリーの時点では「隣の天使」シリーズだったんですが、これでは「太陽風シンドローム」シリーズに変更です。

アンジェリーナ (Angelina)
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アンジェリーナ (Angelina)

「・・・」その子はあたしの名前を呼んだが、声はもうほとんど聞き取ることができなかった。
「レティナ・・・」あたしはその子の亜麻色の髪をそっと撫でながら名前を呼んだが、もう聞こえてはいないだろう。呼吸はどんどん浅くなり、肺から出入りする空気はもうほとんど無くなった。レティナはこの監房の闇に飲み込まれ、もう明るい所へは出ることはできないのだ。
 どうしてこんなことになったんだ。
 あたしは忸怩たる思いで自分をなじった。
 
 2年前の事だ。あたしは特級時空管理者として強大な能力と権力を与えられ、この時代の管理の任に当たっていた。
 時代は風雲急を告げており、早急な、しかも強力な安定化策が必要だった。
 あたしは時空を円滑に運営するためには、一刻も早くあの独裁者を排除する必要があると判断し、それを実行に移そうと動き始めていた。
 だが、あたしは事を焦りすぎた。急激な時空の改変は空間そのものを破壊してしまう。あたしはその独裁者が時空に与えていた歪みを過小に評価しすぎていたのだ。その結果、あたしは時空間の破壊者と判定され、すべての能力と権力を奪われ、強制的にEDENに収監された。EDENの絶対的な権力者、時空間総合管理者は時空間の存在そのものを最優先にする。あたしはその絶対的な権力者の逆鱗に触れてしまったのだ。
 収監されたあたしは担当していた時空間をなんとか立て直そうと幾つかのプランを上程し、寛容な処置を願い出た。
 だが処分が覆ることは無かった。査問委員会でも言い分は認められず、ついにあたしは能力も権力も奪われた姿のまま、自分が担当していた時空に堕とされた。
 あの独裁者が生き延びたその時空では、恐れていたジェノサイドがすでに始まっていた。絶滅対象人種は移住させられ、さらに特定の場所に収容され、そして労働を通じた絶滅、すなわち収容者たちが完全に消耗し使い果たされるまでの労働を強いられていた。
 堕とされたあたしは絶滅収容所に収容された絶滅対象人種の1人の女として蘇った。EDENはあたしを抹殺するつもりなのだ。
 そしてそこで出会ったのがレティナだった。
 レティナは明るい子だった。暗い収容所の中で太陽のように輝いていた。
 毎日課せられる単純できつい労働にもめげなかった。常に希望を口にし、夢を語った。
「お母さんの作ったパンケーキ、おいしかったなぁ。あの溶けたバターとシロップ、混ぜて染み込ませるととっても美味しいんだよ」食事の量がどんどん減らされ、空腹を抱えていることが多くなっても彼女は明るく振舞った。
 だが、生存させることを前提としていない収容所での生活は徐々に彼女を蝕んでいった。
 体力が低下しても救済は一切なく、労働だけが強制的に与えられた。彼女の顔からは笑顔が消え、やがて希望も夢も語られなくなった。
 衰弱が進むとあたしが支えながらカバーしたが、看守の目があるのでおおっぴらに庇うこともできない。彼女の体力は使い果たされ、そしてついにその時がやって来た・・・。

 あたしはもう一度レティナの亜麻色の髪をそっと撫で、柔らかかった頬に触れた。その肌は荒れ、弾力は失われていた。呼吸は今にも止まりそうに弱々しい。
 命の重みに差はないという。
 それはある意味では真実なのだろう。だが、立場によって見方によってその重みは様々であり、刻々と変化するというのが現実だ。
 普通人は自分の命を最も重いものと考える。
 そして国家の中枢を握った者は、多くの命を支えていると考えられる国家、或いはそれを動かしている自分自身の存在を優先し、個別の命には優先順位を付ける。まず国家の末端部分にある命までは考慮しない。
 そしてそれは時空間総合管理者の場合でも同じ事が言えるだろう。
 わたしはあの独裁者を排除しようとしていた。彼が着々とジェノサイドの計画を進めていたからだ。わたしは末端部分にあるたくさんの命を救おうとしたのだ。
 だがきっと時空間総合管理者は予想していたのだ。あの独裁者を排除してしまうと時空の歪みがさらに増し、さらなる凶悪な独裁者が現れることを。そうなった場合の方が遙かに多くの命が奪われることを。人の欲望に限りは無く、その凶悪な独裁者を排除しても、さらに凶悪な者が現れることを。
 冷静に統計をとり、ケースごとに比較した時、あの独裁者にそのままジェノサイドを続けさせた方が失われる命は少なかったのだ。
 人類はこの惨劇に驚愕し学習し、さらなる凶悪な独裁者の登場は阻止されるのだ。
 “些末”な命への過剰なこだわり、これがあたしが収監された理由だ。
 例えばこのレティナ、目の前にこんな命が存在したら、更なる歪みの発生を防ぐためにそれを犠牲にする・・・そんな冷静な判断はあたしにはできない。あたしは時空の歪みを無視してでも全力でこの命を守るだろう。
 あたしは優しすぎる。
 あたしから管理権限を剥奪し収監したのは適切な判断だったのだ。
 あたしはレティナの髪を撫でながらそう思った。 
 だからと言ってこのままにはしない。あたしは考えを巡らせた。

 あたしは収監される直前、能力を奪われる前に新しい擬体を作っていた。
 擬体があれば体を失っても、これを入れ物として自我を保つことができるし、我々の持つ一般的な能力も使えるようになる。
 もちろん許可が無ければ違法だが、堕とされて人間になってしまえば、寿命が尽きると本当に死んでしまうのだ。背に腹は代えられない。
「これを使おう」暫くの間思案してから、あたしは決断を下した。
 命は尽きる直前に一瞬輝きを増す。あたしはその瞬間にレティナの命があたしの擬体に注ぎ込まれ、彼女が望んでいる時空に送り込まれるようにセットした。これくらいの能力はデフォルトだから、堕とされたあたしにもまだ備わっている。
 あたしはじっとレティナの顔を見つめる。
 苦痛と疲労と諦めに歪んでいたレティナの顔が緩み、穏やかなものに変化した。上手くいったようだ。

 そしてあたしを抹殺するというEDENの目論見は達成された。
 あたしは自分の擬体を失ってしまったのだから・・・。

 ホットケーキとスイーツ天使
このイラストの著作権はlimeさんに有ります。

 2017.05.25
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400字で書いた「手紙」

蒸し暑くなってきましたね。
ここのところ創作が滞っておりましたのでちょっと無理やりにでも書いてみようということで、けいさんのところから「課題」をいただいてきました。

3月に東京で開かれたエブリスタさん主催の小説についてのトークショーで「あなたがただ一人に向けた『手紙』というものを、400字以内で書く」という「課題」を発表する時間があったそうです。
後日、その手紙を発表された方が、ご自身の『手紙』の「その後」を同じく400字以内で書いて欲しいという企画を募集され、それにけいさんがチャレンジされて、ご自身のブログとエブリスタ内で発表されています。
そして、“もしもお時間がありましたら、私の書いた「手紙」からさらに妄想展開する、なんていうのはいかがですか?”とコメントされていますので、サキも調子に乗って、そしてお言葉に甘えてチャレンジしてみることにしました。
だらだらと長い説明を付けたがるサキには「400字」と、「手紙のその後の展開」という制限は難しかったです。このコメントの方が長くなっちゃってますしね。
そんなこんなですが、なんとか形にはなったようなので、ここにUPしておきます。

まずは、オリジナルの快紗瑠さん(エブリスタ会員の作家さんで、サキにとっては雲の上の方ですね)の「手紙」。リンクを辿って読んでみてください。
つづいてけいさんの書かれたその後「来世の自分へ」。
その後に僭越ながら、サキの「前世の自分へ」を置いておきます。
だいぶレベルが違うなぁというのが正直なところですが・・・。
よろしければこの下のリンクからお進みください。

「三つの手紙」



オリジナル作品へのリンクはこちら。

「快紗瑠さんの手紙」

「けいさんの来世の自分へ」

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プロフィール
こんにちは!サーカスへようこそ! 二人の左紀、サキと先が共同でブログを作っています。
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アスタリスクのパイロット、アルマク。キルケさんに書いていただいたイラストです。
ラグランジア
左からシスカ、サヤカ(コトリ)、サエ。ユズキさんにイラストを描いていただきました~。掌編「1006(ラグランジア)」の1シーンです。
天使のささやき_limeさん2
limeさんのイラストをイメージにSSを書いてみました。「ダイヤモンド・ダスト」
イラストをクリックすると記事に飛びます。よろしければご覧くださいネ!
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